【シド】『SID 日本武道館公演2017「
夜明けと君と」』2017年5月13日 at
日本武道館

撮影:今元秀明、MASANORI FUJIKAWA/取材:山本弘子

 シドが5月12日、13日の2日間にわたって日本武道館でコンセプトの異なる2デイズライヴを開催した。約1年7カ月振りのワンマンは両日ともソールドアウト。2日目の公演はあいにくの雨模様だったが、2階席のてっぺんまで満員の会場の中、幕開けの曲は「ANNIVERSARY」。眩しい光が降り注ぐ中、のっけから客席にテープが放たれる華やかなオープニングとなり、「laser」では無数のレーザービームが飛び交い、前半からシンガロングが響き渡った。

 “今回は初日が『夜更けと雨と』、今日が『夜明けと君と』というコンセプトライヴなんですけど、天気的には真逆ですね(笑)。昨日もそうだったけど、今日はもっと体力を残さずにやろうと思っているので、僕ら4人の体力を少しずつ搾り取ってください!”

 マオ(Vo)が煽って会場を沸かせた2日目の公演は中盤に「星の都」「マスカラ」「ミルク」「Room」など懐かしい楽曲を盛り込んだセットリスト。アンニュイなナンバーやジャジーなアプローチの曲が今のシドの豊かな表現力で奏でられた。照明やスクリーンに映し出されるシルエットの女性のダンシングCG映像も楽曲の魅力を増幅させ、ライヴは明度が強くなっていく後半戦に突入。開放感たっぷりのキラーチューン「Dear Tokyo」では大合唱の中、マオが“ホントに会いたかったよ!”と叫び、イントロのゆうやのドラムに歓声が上がった「循環」では、明希(Ba)が“もっと声、出せるだろ!”と煽り、Shinji(Gu)がスロープを全速力で走って変身ポーズをキメるなど場内を盛り上げ、弾けまくりのロックンロール「one way」に雪崩れ込んで本編が終了した。

 アンコールではシドの攻撃的な側面を見せた最新シングル「バタフライエフェクト」がスクリーンに映し出されたMVとともに披露され、代表曲が立て続けに放たれた後に暗転。ニューシングル「螺旋のユメ」(テレビアニメ「将国のアルタイル」のオープニングテーマ)が8月2日にリリースされることや、9月に3年6カ月振りとなるニューアルバムが発売されること、全国ホールツアーが開催されることが立て続けに発表されるや大歓声が沸き起こった。

 これで終演かと思いきや、ミラーボールの反射光の中、最後に演奏されたのは《幸せなことに僕たちは離れても何度でも逢える》と歌う「光」。公演タイトル《夜明けと君と》を締め括るのに相応しい名曲をマオが熱唱した。

 “ありがとう。いつも感謝してます”と感無量の表情だったShinji。スマホで嬉しそうに客席をバックに自撮りしていた明希。マオと熱いハグを交わしていたゆうや。”めっちゃカッコ良いアルバム作ってくるから楽しみにしていてください”と伝えたマオは最後に生声で”ありがとう!”と叫んでステージを去った。

セットリスト

  1. ANNIVERSARY
  2. laser
  3. Re:Dreamer
  4. cosmetic
  5. CELEBRITY
  6. ドレスコード
  7. 星の都
  8. マスカラ
  9. ミルク
  10. Room
  11. Graduation
  12. Dear Tokyo
  13. 循環
  14. one way
  15. <ENCORE>
  16. バタフライエフェクト
  17. 吉開学17歳(無職)
  18. V.I.P
  19. 夏恋
シド プロフィール

シド:2003年結成。08年、TVアニメ『黒執事』オープニングテーマ「モノクロのキス」でメジャーデビュー。10年の東京ドーム公演では4万人を動員。結成10周年となった13年には初のベストアルバム『SID 10th Anniversary BEST』をリリースし、オリコンウィークリー1位を獲得。同年、横浜スタジアムで10周年記念ライヴを開催し、夏には初の野外ツアーで4都市5公演で5万人を動員し大成功を収める。16年1月、シングルベストアルバム 『SID ALL SINGLES BEST』を発表。2018年はバンド結成15周年&メジャーデビュー10周年のアニバーサリーイヤーとして、計50本以上にも及ぶ全国ライヴハウス公演やアジアツアーを行なったのち、2019年3月にグランドファイナルとして横浜アリーナ公演を大成功に終えた。シド オフィシャルHP

OKMusic編集部

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