L→R IMAMUN(Ba)、Gicchi(Vo)、大智(Vo)、 ASUKA(Sax)

L→R IMAMUN(Ba)、Gicchi(Vo)、大智(Vo)、 ASUKA(Sax)

【東京エロティカルパレード。】お客
さんとの感動を分け合うグループであ
りたい

リーダーのGicchi(アニキ兼Vocal)、大智(末っ子兼Vocal)、ASUKA(長女兼Saxophone)、IMAMUN(旅人(登山家)兼Wood Bass)の4人組、東京エロティカルパレード。。元SHAZNAのIZAMがプロデュースを手がけるパーティーロックバンドが、ミニアルバム『1-one-』でメジャーデビューを飾る。
取材:土屋恵介

まずは、東京エロティカルパレード。の結成の経緯から聞かせてください。

Gicchi
以前に僕と大智がツインヴォーカルのバンドをやっていて、その頃にIZAMさんと知り合ったんです。そのバンドが2013年12月25日に解散して、僕が新たにバンドを組む時に、IZAMさんがプロデューサーとして加わってくれて、どんなバンドにしようか考えていったんです。僕はずっとギターがガンガンに鳴ってるバンドをやってきたんですけど、ソロでアコースティック編成のライヴをやったことがあって、そのライヴをIZAMさんも観ていてくれてたんですよ。“あの編成、面白かった!”って話になって、そこからメンバー集めをしていったんです。

ツインヴォーカル、サックス、ウッドベース、そしてサポートでキーボードとドラムが加わる編成は珍しいですね。

Gicchi
当初からギターなしでやるのは面白いなって考えはありました。歌は掛け合いやハーモニーがやりたかったので、大智とツインヴォーカルっていうのは決めてたんです。それからIZAMさんとメンバーを探していき、ウッドベースのIMAMUN、サックスのASUKAが加わったんです。まだバンド名もない時、2014年2月のバレンタインデーに、このメンツで一度ライヴをやったことがあって、その時の手応えがすごく良かったんですよね。しかも、その日が記録的な大雪で帰れず、4人で飲みながら、がっつり話をして絆が深まりまくって。その時、“あ、この4人ならやっていけそうだな”って感覚になりましたね。4月に最初のライヴが決まっていたので、そこから1カ月必死で20曲を作り上げたんですよ(笑)。

(笑)。エロパレ。はライヴを“パレード”と呼んでいますが、その理由は?

Gicchi
エロパレ。のライヴに来てくれた人が楽しくなって、また別の人を連れて来てくれる空間でありたいって思いで“パレード”って呼ぶことにしたんです。僕らの一番のモチベーションはお客さんの反応なんです。パレードではどんだけ楽しませてやろうか、バラードの時は絶対感動させてやる、と思ってますね。お客さんの感動にこっちも感動しちゃったり。感動の分け合い、そのやりとりがやり甲斐ですね。それがあるからバンドを続けられてるって部分もあります。

ポップでいてムーディーさがあり、アコースティックな編成でありながら賑やかで大人っぽさもある、そんなバンドの個性を作り上げていくのは大変でしたか?

Gicchi
正直言って、大変さはありました(笑)。僕らみたいな編成のバンドはいないし、お手本がない分、最初は“自分たちはこれで大丈夫か?”って思ったりもしました。でも、4人で面白い曲がどんどんできるし、パレードをやっていくうちにエロパレ。にしか出せないハッピーな世界観を作れるようになったんです。

曲作りはどのように行なっているのですか?

Gicchi
曲の原型は僕が作るんですけど、歌詞は普段思ってることしか書けないですね。まず、サビの歌詞とメロディーが一緒に出てきて、そこから内容を広げていくんです。
IMAMUN
Gicchiが作ってきたデモから、各自がパートごとにアレンジを考えるんです。ひとつのアイデアから広がって、曲がどんどんいいかたちに昇華されていく感覚が面白いんですよ。
ASUKA
私のサックスアレンジは独特だと思うんです。歌のメロディーの隙間を突いてサックスを入れるので、それを嫌がる人もいると思うんですけど、Gicchiと大智は一緒に混ざりやすい歌を歌ってくれるのでアレンジが考えやすいですね。
大智
Gicchiからメロディーをもらって、ハモりのラインを考えていくんです。みんなが持ち寄って合わせたものを聴くと、すっごくいいなって思えるんですよね。

では、1stミニアルバム『1-one-』の話題にいきましょう。エロパレ。の初音源でもある本作は、どんな作品を目指したのでしょうか?

Gicchi
僕らの曲の中で、パレードに来てくれたお客さんと一緒にワイワイ騒げるものを優先的に選びました。エロパレ。の魅力が分かりやすい一枚になったと思います。

それぞれの曲について聞かせてください。

Gicchi
「ハレルヤ〜君へ贈る愛の唄〜」は4人で最初に作った曲です。すごくキャッチーだし、前向きなメッセージも入ってるし、エロパレ。を代表する曲ですね。パレードに来たお客さんが、飛び跳ねられる曲になってます。
IMAMUN
「真夏のマジック」は歌の軽快さが楽しいし、シャッフルビートでロカビリー感があってカッコ良い曲ですね。
ASUKA
「さよなら Fake Lover」は女性目線の曲で、アルバムの中ではセクシーで人間臭いところを表現できてる曲だと思います。
大智
「エロティカセンセーション」は夏のイメージの曲で、歌詞もかなりエロスを感じさせる曲になってます。夏の開放感がガンガンに出てますね。
Gicchi
「花。」はエロパレ。流の応援歌です。頑張ってる人に“頑張れ!”って言ってもあまり響かないんじゃないかなと思っていて。短所に見えることも実は愛嬌だよって言ってあげることで頑張れる。一番は、そのままでいいんだよってことを明るいメロディーで伝えたかったんです。それが頑張ることにつながるんじゃないかなって。

さて、エロパレ。は、日本武道館でのワンマンライヴ実現を大きな目標に掲げているんですよね。

Gicchi
はい。やっぱりミュージシャンにとって日本武道館は夢の場所じゃないですか。これからも後ろは振り向かず、全力で武道館に向かって進んでいくだけですね。僕らはエロパレ。の音楽を通じて人とつながっていきたいですよ。CDやパレードで僕らのことを気になってくれたみなさんが、一緒に武道館に行きたいと思ってくれればいいなと思ってます。
『1-one-』
    • 『1-one-』
    • VPCC-80673
    • 2015.07.01
    • 2700円
東京エロティカルパレード。 プロフィール

トウキョウエロティカルパレード。:2014年4月結成の4人組パーティーロックバンド。ツインヴォーカル&サックス&ウッドベースという独特なバンド編成と水玉の衣装が印象的で、ポップな楽曲とハッピーなステージが人気のエンターテインメント集団でもある。15年7月、元SHAZNAのIZAMが全面的にプロデュースを担当したミニアルバム『1-one-』でメジャーデビューを果たす。東京エロティカルパレード。オフィシャルHP

OKMusic編集部

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