L→R  小林 勝(Ba)、甲本ヒロト(Vo)、真島昌利(Gu)、桐田勝治(Dr)

    L→R  小林 勝(Ba)、甲本ヒロト(Vo)、真島昌利(Gu)、桐田勝治(Dr)

    【ザ・クロマニヨンズ】ザ・クロマニ
    ヨンズでガツンとやったら面白いぞっ
    て曲を選ぶんです

    ザ・クロマニヨンズの10枚目のアルバムが完成。王道でありながら細かい箇所に彼らのこだわりがうかがえるロックンロールは、時にシュールで、時にコミカルな面を覗かせる。ライヴ映えするナンバーの数々に圧倒されてほしい。
    取材:岡本 明

    “デトマソパンテーラ”、名前の響き
    、インパクトがすごい(笑)

    今回は10枚目のアルバム、しかもデビュー10周年ですけど、そこは特に打ち出すこともなく?

    甲本
    ないですね。10年も11年もそんなに変わらないでしょ?(笑) 9年10カ月も。何で10年だと急に気にするんだろう?

    切りがいいからじゃないですか?

    甲本
    “切り”は特にいらないです。

    今回のアルバムもヒロトさん、マーシー(真島)さんで半々ずつ曲を出し合っていますね。

    甲本
    いつも通りですね。

    どちらが先に出すという順番はあるのですか?

    甲本
    いや、決まってないですね。今回は僕が先だった気がする。どっちでもいいんですけどね。だって、全曲できた状態でスタジオに入るから、どっちからでもいいんです。

    一度にやるのですか?

    甲本
    一度にやります、12曲ザーッと。だいたい長くても3日間ぐらいで全部出します。

    それまでのストックもあると思うのですが、古い時期にできていた曲を引っ張り出したりもするのですか?

    甲本
    いろいろですね。
    真島
    僕もいろいろですね。急に思い出したりするんです。カセットにメモみたいに断片だけ録っておいたのをある日急に思い出したり…。曲作りにパターンはないですね。

    レコーディングが近くなって、突然ひらめいたりは?

    真島
    それもあります。

    曲を選ぶ基準というのは?

    真島
    それはその時の気分です。
    甲本
    本当そう。それこそ、持って行く日の朝、やっぱりこっちかなって思うこともあるし、成り行きですね。

    似ている曲を避けたり、そういうバランスも取りつつ?

    甲本
    それも意識しないで、自然にやっているんじゃないかな。

    お互いの曲を聴いて、“そうきたか”と思うこともあります?

    甲本
    何が出てもそんなに驚かないですね。普段からいろんな音楽を聴いているから。
    真島
    特に意識はしてないかな。

    9月に先行シングル「ペテン師ロック」がリリースされましたけど、この曲をシングルに選んだのは?

    甲本
    特に理由はないですね。何となくですよ、何もかもが(笑)。何の意図もないですよ。

    ハープのリフがカッコ良いですけど、最初から浮かんでいたのですか?

    甲本
    そうですね、一番最初からありました。バンドに持って行く前にデモを作っていて、その時にあのイントロはもうありました。でも、ドラムから入る導入部はスタジオでみんなの意見でできたと思います。僕がカツジ(桐田)にあれこれやってもらってて、そのうちマーシーが言ったのかな? “じゃあ、全部やればいいじゃん”って。確かそうだったと思う。何か曲の頭に欲しかったんでしょうね。

    アルバム収録曲もうかがいたいのですが、「おれ今日バイク」の歌詞、印象に残りますね。

    甲本
    あれはだいぶ前に作った曲なんですけどね。古いデモテープがあって、それはめっちゃゆっくりなんですよ。そのまま置いてたけど、これバンドに持っていってクロマニヨンズでガツンとやったら面白いぞって。そんな感じで選ぶんです。スタジオで何度かテンポを試してみたと思います。それは他の曲もそうなんだけど、カツジに任せて叩いてもらって、そこからもっと速くしようというのはそこで試します。

    細かく調整していくのですか?

    甲本
    そこまで細かくないんですけど。基本はカツジ任せなんだけど、違うなって思った時に“もっと速くしてくれ”と言います。

    しかも、この曲はコーラスが細かく入っていて。

    甲本
    そうなんです。しかも、テンポを上げたら忙しくて(笑)。

    ライヴが楽しみですね。そして、「デトマソパンテーラを見た」ですけど、これは車の名前ですよね?

    真島
    スーパーカーですね。僕が中学の頃にスーパーカーブームがあって流行ったんですよ。その時に“デトマソパンテーラ”ってすげぇ名前だなって印象に残っていて。

    好きだったのですか?

    真島
    そうでもないです(笑)。名前の響き、インパクトがすごいなって。

    しかも、クリームパンが落ちて、洗っているところに突然現れるじゃないですか。生活の一場面に割り込んでくるのが、すごいインパクトがあって。

    真島
    クリームパンのテラッとしたところがあるじゃないですか、あれを洗っていたんです(笑)。
    甲本
    クリームパンって、脂が表面にあるんだよね(笑)。
    真島
    あまり水の勢いを出すと、パンがめちゃくちゃになるじゃないですか(笑)。
    甲本
    アンパンもそうだけど、表面にオイルコーティングしてあるからさ、袋を開ける時にスパッと出ちゃうよね。
    真島
    袋はもうちょっと開けやすくしてほしいよね、力が結構いるから。
    甲本
    そんな時にデトマソパンテーラ(笑)。

    唐突すぎて面白いですよね。「モーリー・モーリー」はビリー・アイドルの「モニー・モニー」に響きが似てて。

    甲本
    あれ、ビリー・アイドルじゃなくて、オリジナルはションデルズだけどね。曲は関係ないけどね(笑)。

    「焼芋」は重い感じのレゲエですけど、これも試してこのテンポに落ち着いて?

    真島
    あまりよく覚えていないんですけど。
    甲本
    これ、イントロが最初あったよね。でも、いつかなくなってた…。

    OKMusic編集部

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