「心の言葉」(「COLORS」/V6 )

「心の言葉」(「COLORS」/V6 )

こんばんは。
毎週恒例、コラムの時間がやってまいりました。

第108曲目のカバー曲は、
ドラマ「警視庁捜査一課9係」の主題歌
V6の「COLORS」
初めて聴いた時からいい歌だな、って思った一曲。
コーラスを上ハモにしたり下ハモにしたり、と色々考えてみました。
是非聴いてみてください。
一本一本ライブをするたびに、毎回実感する。
お客さんに救われる事って沢山あるなぁ、と。
聴いてくれる人がいなければ歌う事に意味はないから。
でも、それだけではない裏の部分で、もっと感じる世界がいつも小さく心に残っていた。
なんとなく感じる孤独、共演者との距離感。
些細な違和感的なものを。
必ず間に一線を感じる事が多かった。
それをぶち壊してくれる人はほんの一握り。
そんな人とはプライベートでも仲良くさせてもらっているけれど。
そんな世界で生きてきて数年。
正直、味方なんていないと思ってた。
独りで勝負するものなんだと。
特に、一人で活動をしているシンガーソングライターの世界では、それが当たり前なんだと。

でもここ最近違う感覚をもらう様になった。
「君の歌が好きなんだよねぇ。」
「お前ならもっと上いけるよ!」
そんな風に心から応援してくれるスタッフさんだったり店長さんだったりがそこにいてくれている。
お世辞を言う必要のない人からのそれらの言葉に、私は大きく心を動かされたんです。
''独り''じゃないんだなって思った。
寂しかった心が凄く温かくなった。
ただ恐かったのかもしれない。
人間は平気な顔をして嘘をつけるから。
嘘、というよりこの世界では気遣い、というのかもしれませんが。
ただ、昔の記憶はやっぱり忘れる事は出来ないんですよね。
同じ立場にいる、特に同性の言葉が私の恐怖を揺れ動かす。
そんな過去があったからこそ、人に心を許していなかったのは実は私の方なのかもしれません。
見ていてくれている人、信頼出来る人。
自分の人生に入って来てくれる人。
ちゃんとそんな存在が出来る事を知った。
これからは、私から壊してもっと人と近づける様になりたい。つくりたい。
頑張ろうぜ!って言える大切なシンガーソングライター仲間を。
そんな事をここ最近強く思うのでした。

著者:稚菜

「心の言葉」(「COLORS」/V6 )

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