「仮面ラジレンジャー」2年ぶりイベ
ントで鈴村健一・神谷浩史がエグゼイ
ド＆シシレッドと怪人撃破！

今回のイベントは、東映特撮、そして『仮面ラジレンジャー』のこれまでとこれからを熱く語る「宴」というコンセプトを掲げて開催。20世紀後半から21世紀にまたがる東映特撮ヒーローの50年にもおよぶ長い歴史を、このイベントオリジナルのクロニクル(年表)を用いながら、鈴村・神谷が思い入れを交えて一挙に振り返り、その歴史の深さとバリエーションの多さを再確認した。さらに、開催日がこどもの日ということもあり、「ヒーロー宴」の名に恥じないヒーローショーも開催。出演者、来場者ともに、童心に返って楽しんだ。

イベントの後半では番組アシスタントである仮面ライダーGIRLSのライブ、そして番組5周年アニバーサリーアルバム『ザ・ラジレンジャーズ』から番組主題歌「Shake Hands」を来場者と一緒に大熱唱。熱狂と感動の中、イベントは幕を閉じた。なお、このイベントは10月4日にDVDとして発売されることが決定している。

2012年10月にスタートして以来、今年（2017年）で5年目を迎えた文化放送のラジオ番組『東映公認鈴村健一・神谷浩史の仮面ラジレンジャー』。2013年には東京ドームシティプリズムホール、2014年は中野サンプラザ、2015年は東京国際フォーラムホールＡと、これまでにも収録ブースを飛び出してファンと生でふれあうことのできる公開イベントを開催して来ていた。

番組が5周年に突入する今年のイベントは、毎年ゴールデンウイークに仮面ライダー、スーパー戦隊、プリキュアたちのスペシャルライブステージが行われ、東映特撮ファンにはたまらない“聖地”である「グランドプリンスホテル新高輪大宴会場 飛天」を会場とし、結婚披露宴などに使われるきらびやかな本会場にちなんで、「ヒーロー宴」というタイトルが付けられた。

内容も、これまで番組を支えてくれたリスナーへの感謝の気持ちをこめ、『ラジレンジャー』とスーパーヒーローたちの、これまでとこれからを熱く語る「宴」というコンセプトを掲げている。イベントのテーマは「クロニクル」。すなわち、20世紀後半から21世紀にまたがる東映特撮ヒーローの50年にもおよぶ長い歴史を、鈴村、神谷両名の思い入れを交えて一挙に振り返った。

イベントの冒頭は、こどもの日らしくヒーローショーからスタート。「けんいちくん」、「ひろしくん」を怪人が襲い、それをヒーローが助けるシーンからイベントが始まった。

クロニクルの前半は昭和「仮面ライダー」シリーズや、「秘密戦隊ゴレンジャー」（75年）から始まるスーパー戦隊シリーズ、そして「宇宙刑事ギャバン」（82年）を原点とする“メタルヒーロー”の各作品をふりかえっていった。

そしてクロニクルの後半からは番組アシスタントである仮面ライダーGIRLSの4人もクロニクルに参加。90年代から現在までの東映特撮ヒーローの流れを追っていった。

このころになると鈴村、神谷は声優としてデビューしており、99年には両者がアニメの現場で初共演を果たしている。プロデビュー後、なかなか周囲で「特撮が好き」だという人と出会えなかった鈴村にとって、特撮ヒーローの話題で盛り上がることのできる神谷は貴重な存在だったと語っていた。仮面ライダー、スーパー戦隊の“モチーフ”や“スーツアクター”など、このイベントならではの視点で、東映特撮の歴史を改めてふりかえった。

ライブパートでは、仮面ライダーGIRLSによる大迫力のパフォーマンスが展開され、「ClimaxJump」「W-B-X～W-BoiledExtreme～」「SwitchOn!」「EXCITE」という平成仮面ライダーの主題歌のほか、『宇宙戦隊キュウレンジャー』のエンディング「キュータマダンシング！」、そして仮面ライダーGIRLSの新曲「Stormy Story」を披露。客席をさらなる興奮に包み込んだ。

トークとライブで大盛り上がりの「ヒーロー宴」、最後は、突然現れた怪人・シオマネキングとカメバズーカから客席のファンたちを守るべく、鈴村、神谷がヒーローさながらの華麗なるアクションを披露した。しかし、さすがに怪人は強い。そこで鈴村、神谷の呼びかけにより、客席全員がスーパーヒーローを呼ぶべく大コールを行った結果、最新ヒーローの仮面ライダーエグゼイドとシシレッド（宇宙戦隊キュウレンジャー）が颯爽と駆けつけ、鈴村・神谷、そして会場のファンを無事救出完了した。

イベントのエンディングでは、番組を応援してくれるファンに感謝をこめて、番組新主題歌「Shake Hands」をGIRLSやスーパーヒーローたち、そして来場者と共に熱唱。客席を大興奮に包んだまま「ヒーロー宴」は締め括られた。