長渕剛、ライブ中に左膝靭帯を損傷　
札幌公演の延期を発表

全国ツアーを開催中の長渕剛が、7月22日に行われた神奈川県民ホール公演中に左膝を負傷し、本日7月26日に予定されていたニトリ文化ホールでの札幌公演を延期することが発表された。

長渕は、後半にさしかかる14曲目「明日へ向かって」の演奏中、ステージ・センターでギター・ソロを弾くichiroのもとにステージの端から勢いよくスライディングで飛び込んだ際、左足のつま先が床に引っ掛かり、内側に曲がった状態のまま突っ込んでしまったという。

そのまま公演は続行され、ツアー最長となる3時間を超えるステージを終えた長渕だったが、翌日医師より“左膝内側側副靭帯損傷”で全治6週間との診断を受け、札幌公演の延期を余儀なくされた。振替公演は9月3日（月）に行なわれる。

「札幌にはとにかく借りを返さないといけない、ファンのみんなに迷惑をかけてしまった。まずは、東北三県に向け、集中して完治するように努める」とメッセージを送った長渕。また、震災後は今まで以上に「ステージに駆け上がる時の覚悟が尋常じゃないことも事実だし、みんなの期待感も半端じゃないのも理解している」と明かした。
さらに「この国から失われようとしている自尊を音楽と肉体とライブによって表現し人々の心に、それでも『生きるぞ！！』を突き刺さなければならない。俺がやらなきゃ、誰がやるんだ？　いつも、そう想い、腹をくくってステージに駆け上がっている。だから俺も客も壮絶になるのは当たり前なんだ」と、表現者としての使命感についても語っている。