藤原竜也主演ドラマ『リバース』主題
歌のシェネル「Destiny」が1位!RAD
WIMPSの「洗脳」も初ランクイン!!<
歌ネット週間ランキング>

<傷つくことには 慣れているけど かなしむ人を無視できるほど 器用にはできてない はじめから気づいていたの 嘘で守れる真実なんて 真実じゃないことを>と、意味深に始まる本作。<夢みていた未来たちと ちがう景色を見て ちがう人愛した>などといったフレーズには、ついドラマのストーリーになぞらえたくなる。シェネル自身、「交錯する想いの中、人は出逢い、そして惹かれあう、それもまさに“運命”です。そういったテーマを歌った「Destiny」をドラマと共に聴いて頂けるとうれしい限りです」とコメント。『逃げるは恥だが役にたつ』や『カルテット』など、ドラマと主題歌の相性の良さが話題になるここ最近のTBSドラマ。本作もその流れをくみ、ファンのみならずドラマ視聴者からも支持される1曲となりそうだ。

続いてWANIMA「ともに」がランクイン。3月26日付けランキングで19位から3位に大幅ランクアップを果たしてから上位をキープし続けていた本作が、ついに自身最高位となる2位を獲得した。WANIMAは4位にau『春のトビラ・やってみよう』篇のCMソング「やってみよう」もランクインを果たすなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。5月17日には3rdシングル「Gatta Go!!」もリリースするとあって、今後の活躍にも期待が高まるばかりだ。

そして5位「前前前世(movie ver.)」、6位「サイハテアイニ」とともに、8位にRADWIMPSの新曲「洗脳」が初登場ランクイン。本作は「アクエリアス」のCMソングである「サイハテアイニ」とのダブルリード曲となっており、「サイハテアイニ」の青春感、爽快感、瑞々しさなどとは一線を画した、人間の深淵を覗き見るような1曲に仕上がっている。

<別にあんた喜ばすために産まれてきたんじゃない>と、他者を拒否する冒頭。続く葛藤と戸惑いは、まるで自分を自分で痛めつけているようでボロボロな様子が思い浮かぶ。そしてやけっぱちな<ハッピー>を経て、<産まれ変わったのであります これぞ真の姿なのです>という、独白のような歌詞へと突入していく。一種異様ともいえるテンションでより深くダークな方向へと展開する本作。「前前前世」や「サイハテアイニ」のような、大切な相手と奥深くで繋がり合うことを強く求めるピュアさを持つ一方、本作のような、他者と関わり合うことの難しさや孤独感をも辛辣に描く野田洋次郎。RADWIMPSの歌詞を読んでいると、こうした相反する想いを同時に抱えていることこそが人間の業なのかもしれない、と改めて思わされる。

文/木村桂子

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