安室奈美恵、100公演に及ぶ全国ツア
ーファイナル完走!

安室のライブといえば、MCを一切挟むことなく、歌とダンスのみで構成されたストイックなパフォーマンスに定評があり、そのチケットは発売と同時に即ソールドアウト。今回は、全国40都市・100公演・約26万人動員のロングツアーの最終公演。
会場は、プレミアムチケットを手に入れた幸運なファンで埋め尽くされた。



ライブは、ダンサーと繰り広げるクオリティの高いダンスパフォーマンスはもちろんのこと、今回特に注目が集まったのは、セット後方に設置された6本の可動式タワーだ。

片面にはLED、もう片面には照明が組み込まれていて、パフォーマンスに合わせて綿密にプログラミングされている。また、LED面が6本集まると11枚の巨大スクリーンとなり、3本づつ集まると合計2枚のスクリーンに、2本づつ集まると合計3枚のスクリーンになるなど、楽曲に合わせて様々なパターンが用意されている。



特に、ライブ中盤で披露したアルバム「PLAY」収録曲の「Hide & Seek」では、1枚の巨大スクリーンが中央から左右に割れ、回転しながら照明へと転換していく中、ステージで歌い上げる安室奈美恵の姿が迫力そのものだ。その他、アルバム「FEEL」収録曲の「Hands On Me」では、6本バラバラの縦長スクリーン1本1本に、モーションキャプチャで制作されたCGのダンサーが映し出され、ステージ上の安室とダンサーのダンスと完全シンクロ。

ドラマ「僕のヤバイ妻」(関西テレビ・フジテレビ系)主題歌の「Mint」でも、2本づつ合計3枚のスクリーンに「Mint」MVが映し出され、MV内のダンスとステージ上がシンクロするなど、このステージがいかに計算し尽くされた上で完成されたものかが伝わってくる。

2016年を代表する一曲となった、NHKリオデジャネイロオリンピック・パラリンピック放送テーマソング「Hero」では、安室が観客にマイクを向けると、それに答えるかのように観客がシンガロング。



「Baby Don’t Cry」などのミディアム・ナンバーでは、コミュニケーションを取るかのように、観客一人一人に笑顔で手を振るなど、ホールという近い距離だからこそ生まれる親密で温かな空気に会場が包まれる場面もあった。

安室は、「初めての100公演を、無事に終えることができてとても嬉しく思います。ホールツアーということで、皆さんとより近い距離でライブを楽しむことができました」とコメント。



総勢10名のダンサーと、アンコール含め全27曲を披露し、大歓声のなかライブは終了となった。

また、最終公演と同日に発売された本ツアーのLライブDVD&Blu-rayには、「Hero」「Mint」をはじめ、映画『デスノート Light up the NEW world』主題歌&劇中歌の「Dear Diary / Fighter」など、2016年を彩ったヒットソングで構成された本編全27曲が収録されている。さらには、昨年クリスマスに話題となったCMソング「Christmas Wish」など、季節限定で披露されたハロウィンver.とクリスマスver.のアンコール曲も収録される。

なお、安室は、現在放送中の日本テレビ系水曜ドラマ「母になる」主題歌のシングル「Just You and I」を5月31日に発売。さらに、デビュー日となる9月16日、17日には、25周年記念ライブ「25周年記念ライブ「namie amuro 25th ANNIVERSARY LIVE in OKINAWA」の開催も決定している。

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