秦 基博、デビュー10周年を記念した
初の「横浜スタジアム」でのワンマン
ライブを実施



このライブは二部構成になっており、第一部は“All Stars Pieces”と題し、『青の光景』ツアーからライブを共にしてきたバンドメンバー(Key:皆川真人、Gt:弓木英梨乃、Ba:鈴木正人、Dr:あらきゆうこ)に、アリーナツアー「All The Pieces」へ出演した弦楽八重奏(佐藤帆乃佳ストリングス)を加えたフルバンドの編成。第二部は、秦の原点ともなる弾き語りを軸に、2008年の初演以来人気を博してきたアコースティック・ライブシリーズ“GREEN MIND”を展開。アコースティック形式のライブに加え、バンド、ストリングス、様々なセッション形態で、秦の表現のすべてを余すことなく詰め込んだライブとなり、合計約3時間半にわたる大ボリュームの公演となった。



第一部のバンドセットでのライブは、ウグイス嬢がバンドメンバーを呼び込み「今日もきっと」からスタート。秦 基博とバンドメンバーが横浜DeNAベイスターズのユニフォームを着て登場した。

「キミ、メグル、ボク」の間奏では、秦本人がバズーカとガトリングガンを使い、会場のファンへサイン入りTシャツとボールをプレゼントした。

そして、秦の最新シングル「Girl」、キーボードのみでしっとりと歌った「水彩の月」、「Girl」の横浜スタジアム会場限定盤に収録されている「青」等を披露し観客を魅了、曲を重ねるごとに秦とバンド、スタジアムの一体感がどんどん増していった。



陽も傾きかけた中盤、「1段さらに厚い音を」と秦がストリングスメンバー8人をステージに呼び込み、弦楽器が加わったフルバンド編成でかつて高校野球の番組テーマソングに書き下ろしたシングル曲「Halation」、「花咲きポプラ」を続けて披露した。

続いてのコーナーでは、横浜DeNAベイスターズのキャラクター、スターマン&キララが登場、そして秦がリリーフカーでスタジアムを一周しながらダンスレッスンするなど、これぞ横浜スタジアムという演出が展開され、「スミレ」の演奏が始まると会場のボルテージが一気に上がり、サビでは25,000人の観客と息の合ったダンスが繰り広げられた。

最後は「言ノ葉」「水無月」を披露し、前半の幕を閉じた。



第二部のアコースティックライブは「アイ」からしっとりとライブをスタートさせ、楽曲の魅力をさらに引き出すようなギター1本の最小限のアレンジにオーディエンスはじっくりと聴き入った。

「二部はGREEN MIND(ライフワークとしてシリーズ展開してきたアコースティックライブ)なのでのんびり、そしてゆったり楽しんでください」と語り、デビュー曲の「シンクロ」をボサノヴァver.で披露。

その後は再びAll Stars Piecesのストリングスを迎え入れて「Dear Mr.Tomorrow」でプロジェクションマッッピングが投影され、第一部とは全く異なる趣に場内は息を呑んだ。「風景」では幻想的なライティングの中、すっかり日も落ち、浜風が強くなって来た後半「グッバイ・アイザック」が始まると色鮮やかなプロジェクションマッピングが繰り広げられ、横浜スタジアムが多幸感に彩られた。



そしてストリングスセクションが送り出されると「Q & A」では再び秦一人となり、ギター1本でループマシーンを駆使したパフォーマンスを披露。

秦はMCで、「この10年間、たくさんの曲を作り、たくさんの歌を歌ってきました。その中でも一番多くの人たちに歌ってもらったと思う曲“ひまわりの約束”を、今日はみんなに一緒に歌って欲しい」と語り、代表曲に育った同曲を披露、プロジェクションマッピングで演出された多くのひまわりを背に、会場中へ歌声を響かせ、オーディエンスも合唱し感動の渦に包まれた。

最後に「ゴールデンウィークに横浜スタジアムを選んでくれてありがとう御座います。今度はみなさんの元へ歌を届けに行けたら良いなと思います」と締めくくり、「鱗(うろこ)」を熱唱し第二部の幕を閉じた。

アンコールでは「日中は暑いなか、夜は寒い中ありがとう御座いました。10年間音楽を続けていたから、みんなと音楽を通じて繋がっていられるんだと思います。次の曲は携帯のライトをつけてもらえると嬉しいです。本当にありがとう御座いました。」と10年間支えてくれたファンに感謝の気持ちを伝えると「70億のピース」を弾き語りで披露。25,000人が携帯のライトをつけると横浜スタジアムが幻想的な雰囲気に包まれ、秦 基博の10周年を記念した貴重なステージの幕が下りた。



セットリスト「HATA MOTOHIRO 10th Anniversary LIVE AT YOKOHAMA STADIUM」
第I部【All Stars Pieces】※バンド編M1.今日もきっとM2.SEAM3.キミ、メグル、ボクM4.GirlM5.虹が消えた日M6.水彩の月M7.プールM8.青M9. HalationM10.花咲きポプラM11.スミレM12.スプリングハズカムM13.言ノ葉M14.水無月第II部【GREEN MIND】※アコースティック編M15.アイM16.シンクロM17.SallyM18.嘘~Movie~ Theme of GREEN MINDM19.未発表曲(タイトル未定)M20.Dear Mr.TomorrowM21.風景M22.グッバイ・アイザックM23.Q & AM24.透明だった世界M25.朝が来る前にM26.ひまわりの約束M27.鱗(うろこ)EncoreEnc1_M28.月に向かって打てEnc2_M29.70億のピース

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着