「司会のタレント、笑福亭鶴瓶(65)に『全然田舎じゃない人が田舎から出てきたって嘘ついてた』と番組中に責められると泉谷は、『すみません。20歳の時に言っちゃいけないよね』と謝罪しました」(夕刊紙記者)

 えっ、そんな嘘を言っていたんだ?
 「だから素直に認め『悪かったよ。青森に3歳までいました。だけど目黒の高台に住んでたなんて言えないじゃない。そこはさ、辛いところなのよ』と言い訳をしていました」

 なぜそんな嘘を言っていたんだろう?
 「所属していた事務所の指示でした。泉谷がフォークシンガーとしてデビューした頃、社長から『君はこのままではどうしたって売れるタイプじゃない。歌も下手だし容姿もいいとは言えない。やはり特別なストーリーが必要になる』と言われたんです」

 で、どんなストーリーが必要になった?
 「東北地方の貧しい家庭出身で、高校を数日で中退し、東京に出てきて職を転々とした苦労人。散々ひどい目に遭ってきたから人間不信だけどハングリー精神があり、だから心の叫びを歌にしたっていう流れでした」

 なるほど、イメージ的にはピッタリハマっているのでは?
 「そこはプロが考え抜いた戦略ですからね。当時、東北地方の貧しい少年少女は中学を卒業すると夜行列車に乗って大人数で上京し、集団就職するのが当たり前でした。しかし労働条件は悪く、脱落する者もたくさんいた。レコード会社は家庭の事情で高校に進学できなかった人たちが、泉谷に感情移入するように話を作ったわけです」

 なるほど…そんな貧しい団塊世代から生まれたサクセスストーリーを作ろうとしたってこと?
 「その通り。しかし、ファンの一部は今も泉谷が青森出身だと思いこんでいて、『方言で話しかけたけど意味がわかってなかった』『泉谷の出た小中学校を訪ねたいけど見あたらない』など、数年前から経歴に関する疑問の書き込みがチラホラあったようです。今回はそんな状況を知り、あまり問題にならないうちに告白しようと思ったのかもしれませんね」(先の記者)
 芸能人も昔のように年齢や経歴を詐称するのは難しい時代になった?
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