【ライヴレポ】M!LK、初のホール公演
で見せた決意と覚悟!謎のユニット“
BLACK M!LK”も初お披露目!!

メンバーの元気いっぱいな影アナから場内が暗転すると、ステージを覆う紗幕にメンバーのシルエットが!真ん中でマイクを持って歌い出す山﨑悠稀、その両サイドに並ぶ板垣瑞生、佐野勇斗、塩﨑太智、吉田仁人は、頭の上にツノのポーズ。そう、1曲目は、最新シングル表題曲の「テルネロファイター」だ。紗幕が切って落とされると、真っ赤なライトが照らしファイヤーボールが燃え上がる中、ステージを広く使って、雄々しくエモーショナルに歌ってパフォーマンスする5人。み!るきーずも<テルネロテルネロテルネロ!!>と驚きのボリュームでコールして、幕開けからとんでもない熱量だ。

勇斗の「東京のみなさん、大きな声で盛り上がって行きましょう!」という一声から、「反抗期アバンチュール」へ。太智と悠稀がステージ左右のお立ち台を行き来して煽れば、勇斗が瑞生や仁人の肩に手を回して歌ったり。み!るきーずが大きくコールした「コーヒーが飲めません」では、勇斗の倒立前転でも沸かせたり。

お馴染みの自己紹介から、「僕たちがメガネをかけたらなんの曲かわかりますよね!?」と前フリ、それぞれのイメージカラーのメガネをかけてパフォーマンスしたのは、「サンキュー! N・D・K!」。サークルになって5人が駆けるイントロからして、爆発的に盛り上がる曲だ。

「1年ぶりにおまえらとランデブーさせてくれ!」と太智が叫んで始まった「夏味ランデブー」では、5人が1階客席に降り、なんと通路でパフォーマンスする場面も。瑞生と勇斗が「俺のほうがみんなのこと大好き!」と競り合っていると、太智、悠稀、仁人も「俺も俺も!」と参戦して、み!るきーずの嬉しい悲鳴が響く。「疾走ペンデュラム」では<イケてるかい?>という歌詞にみ!るきーずが「イケてるよ!」と全力で返したり、一体感がどんどん高まっていく。

太智主導のコーナー「どっち?どっち?どっちもいいか!」では、まず「犬派か猫派か」を調査。勇斗、悠稀、瑞生、仁人が犬と答えるいっぽう、「うちは4人兄弟で猿がうじゃうじゃいるから(笑)、“犬猿の仲”の犬じゃなくて猫かな」と言う太智。さらに、「犬派の彼女か猫派の彼女か」というお題には、勇斗、悠稀は犬、瑞生は猫派寄りの犬、仁人と太智は猫と答えて、「メンバーが女の子だったら誰を彼女にしたいか」という妄想トークに発展。それぞれ女子になりきってのアピールタイムにしても、5人の発想とかけ合いが楽しい。

かと思うと、「New Story」からのメロウなパートでは、R&Bテイストな「イチニノサン」できれいなファルセット&しなやかダンスで魅せたり、切なさをたたえた「星空スコープ」を大人っぽく歌ったり。「miruku!」の太智、悠稀、仁人によるダンスの見せ場も、高揚させてくれる。

自撮り棒を使ってみ!るきーずと記念撮影した、“いたちゃの”(瑞生&勇斗)によるミニMCコーナーからのどっキュンM!LK映像を経て、突如雷鳴が響く場内。すると、M!LKとは正反対の謎のユニット「BLACK M!LK」が登場!レーザー光線が飛び交う中で「Charge」を初披露した彼らについては、この日に発足したM!LKオフィシャルファンクラブ「PREMIUM M!LK」のファンクラブページで、ぜひチェックしてみてほしい。

さらに、歌が大好きな悠稀は、2月の悠稀生誕祭で一度だけ披露したソロ曲「恋愛実験サイエンス」を、ダンスが大好きな太智はアクロバティックな技が満載のエクストリームマーシャルアーツ(!)を単独で披露。それぞれの感性や得意分野が、今後もグループの可能性をぐんぐん広げていくはずだ。

“いたちゃの”のふたりに仁人も加わった“いたちゃのだ!”がわちゃわちゃと和ませてくれた後は、メンバーもみ!るきーずもタオルをぶんぶん回した「サマーガンバ!!」へ。太智がお立ち台に昇ったり、悠稀が勇斗や仁人と向き合って歌ったり、勇斗が瑞生に抱き着いたりした「新学期アラカルト」と続けば、昂りが止まらない。

み!るきーずへの愛と感謝をそれぞれが言葉にし、神奈川・横浜アリーナ、その前には東京国際フォーラム ホールA、さらには東京ドームへ連れて行くことを宣言した5人。ありったけの想いを込めて「逢い」を歌い、瑞生が「新しいスタートを切る曲です」と前置きして歌ったのは、「ボクノアカシ」。5人の覚悟が、ひしひしと伝わってきた。

アンコールでは、「完全S.S.D!」で瑞生と悠稀が背中合わせになったり、瑞生が勇斗、太智、仁人にかつがれたり、歌詞に合わせ勇斗と太智がぴったりくっついたり。ラストの寝転んで頬杖をつく姿に、み!るきーずもまだまだテンションが上がっていく。

オフィシャルファンクラブ「PREMIUM MILK」発足を記念して、7月14日に東京・中野サンプラザにてファンミーティングを実施するという重大告知をして、春にぴったりな「桜咲く頃には」、再びの「テルネロファイター」へ。悠稀の手を取ってセンターに導く瑞生、お立ち台で盛り上げる勇斗、太智、仁人。“いつかでっかい牛になるんだ!”と改めて決意表明した彼らの顔は、随分と凛として頼もしかった。

写真/笹森健一、文/杉江優花

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