伊藤祐奈プロデュース「TOY SMILEY」
がファンの前で初お披露目!オリジナ
ル曲も披露

 元アイドリング!!!の伊藤祐奈がプロデュースを手掛ける新グループの「TOY SMILEY」(トイスマイリー、略称トイスマ)が、ついにファンの前に姿を現わした。4月29日に東京・ベルエポック美容専門学校のイベントホールにてお披露目イベントを開催したもの。
 2~3月にオーディションを実施し、4月10日にメンバー7人を発表したばかりという生まれたてほやほやのグループが、たった19日間でたどり着いた初ステージ。この日までの間、SHOWROOMを通じてファンとの交流を図ってきたものの、リアルイベントへの登場はもちろん初めてだ。アイドル経験のない無垢な女の子たちが、このわずかな期間で人前にアイドルとして出られるものなのか。ファンの間では期待と不安の声も広がっていた。
 そして迎えたお披露目の日。会場には100人を超えるファンが、それまでネット越しにしか会えなかったトイスマをこの目で見ようと集結。プロデューサーの伊藤がメンバーをステージに呼び込むと、客席からは驚きや喜びの入り混じる歓声が挙がっていた。
 アイドルとしての初ステージに立ったメンバーたちからは、緊張で胸がバクバクな様子が伝わってくる。それでも伊藤の達者なトークに釣られて次々と言葉が飛び出し、笑顔を見せる場面には度胸の良さも感じられた。
 ここでトイスマはオリジナル曲の『未知なる☆STORY』を披露。この日のために合宿も行ないながら叩き込んだフォーメーションは、これが人前での初パフォーマンスとは思えない出来栄えを見せ、さっそく多くのファンを魅了していたようだ。
 続いてはメンバーの個性を知ってもらうための自己アピールコーナー。まほたんはフラフープしながらの歩行とエアバレーボールを披露し、さーちゃんは手を鞭のようにしならせるダンスの“パンキングに加えて得意の習字では「新」の一文字を書いてみせた。ゆっちは高校野球のアナウンスやブルゾンちえみのモノマネを披露。こちゃ☆はミュージカル経験を活かしてのタップダンスと一人ミュージカルだ。
 あみたは床運動の“ロンダードに続けて、パリピテイストが満載のダンスで客席を沸かす。かののんは“セーラーかののんとしてファンを月に代わってお仕置きし、得意のフルートも演奏。そしてリナティーは自らのルーツであるインドネシア語での挨拶を行い、最後は吹奏楽部の経験を活かしてバスクラリネットの演奏で締めてみせた。そんなメンバーたちに伊藤は思わず「メンタル強い!」と感心の声を漏らす。
 そしてイベントの締めでは、オリジナル曲『未知なる☆STORY』をあらためてパフォーマンス。この日2回目とあって最初よりも笑顔が増え、振付の途中でまごつく場面も減るなど、わずかな時間の間に成長した姿を見せることができた。
 お披露目ライブ後は、これもメンバーにとっては人生で初の経験となる特典会(お渡し会)を開催。ブース内でファンを待ち受ける姿はもはやどこから見てもアイドルそのものだ。ファンとの対面シーンでも自然と笑顔がこぼれ、それぞれが根っからのアイドル気質を兼ね備えている面を垣間見せた。
 第一部のライブと特典会を経験して一皮むけたのか、第二部ではリラックスした表情で臨んだトイスマたち。ライブの終盤には伊藤から、グループ最年長(大学1年)のリナティーをリーダーにサプライズ指名。二番目に年長のゆっちがサブリーダーとなることも発表された。
 そのお返しというわけでもないだろうが、今度はメンバーからプロデューサーの伊藤に感謝の気持ちを伝えるサプライズも。BGMがしっとりとした曲に変わり、「え、私、卒業!?」とおどける伊藤P。ここでメンバーが一人ずつ、アイドルとしてデビューできた喜びと感謝の言葉を伊藤に贈る。途中で感極まっては声に詰まる姿もあり、それを受けて伊藤の目にもうっすらと光るものが輝いていた。そんなサプライズに思わずもらい泣きしたファンも少なくなかったようだ。
 このような感動的なシーンもあった今回の初お披露目。ついに表舞台に飛び出したトイスマからは、5~6月に出演する対バンイベントの予定なども発表された。激烈さを増すアイドルシーンのなかで「TOY SMILEY」の名前がどれだけ浸透していくのか、7人の美少女たちには熱い期待がかけられているに違いない。
【各メンバー コメント】
さーちゃん(中1) ファンの皆さんに間近に観ていただいて、アイドルになったんだなと改めて自覚できました。
こちゃ☆(中2) すごく楽しかったけど、緊張が少し勝っちゃった感じです。思ったよりしゃべれなかったです。
あみた(中2) 最初のお披露目なのにこんなにたくさんの人に来ていただけて嬉しかったです。これからもっとたくさんの人に観てもらえるよう、自分の良さを発揮して頑張りたいです。
まほたん(中3) 本番の直前まで緊張していたけど、パフォーマンスでは楽しく踊れました。特技の披露では一人でしゃべりだしたらめっちゃしゃべっちゃいました(笑)。今後は緊張なしで頑張れたらと思います。
かののん(高1) ステージに立ってお客さんの反応があることがすごく新鮮でした。苦手なダンスもすごく楽しく思えたので、これからもっとランクアップしていきたいです。
ゆっち(高2・サブリーダー) 今日までアイドルとしての実感がまったくなかったんですが、ファンの皆さんに会ってみて「アイドルになったんだ」と嬉しかったです。
リナティー(大1・リーダー) 自主練やリハーサルの時は目の前にお客さんがいなかったけど、今日はたくさんの方が観に来てくださってとても感動しました。これからはその感動をお返しできるように頑張っていきたいです。
伊藤プロデューサー 今日の光景を忘れずに、たくさんの人に笑顔を届けていってほしいです。今後はもっと成長してZepp TOKYOクラスの会場を埋められるようなグループに成長し、いつかは日本武道館にたどり着いてほしいです。
■TOY SMILEY公式サイト
■TOY SMILEY公式ツイッター

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