RIZE「日の丸の下でやるのが夢だった
」武道館公演決定!

ツアー最初の会場となったのは、東京・下北沢CLUB QUE。彼らにとって古くから馴染み深いライブハウスである。なにしろRIZEとしての初ライブが行なわれたのがこの会場だ。その際の動員数はわずか5人。その5人のなかに、のちにこのバンドに名を連ねることになるNAKAとU:ZO、そしてKenKenが含まれていた。つまりCLUB QUEは、このバンドにとって聖地のような場所。ここでの2夜にわたる公演はRIZEオフィシャルファンクラブ(RIZER’S CLUB)会員限定の公演で、年間を通じての長いツアーの起点となる。

6月下旬まで続く『春季爆雷』と9月から始まる『秋季爆雷』のトータル公演数は40本にも及ぶ。この夜、その最初の目撃者となったのはプラチナ・チケットを手に入れた250人の強運の持ち主だった。

開演時刻に場内が暗転し、RIZER(=RIZEファンの総称)たちの前にJESSE(Vocal&Guitar)、金子ノブアキ(Drums)、KenKen(Bass)、そしてもはやこのバンドに欠かせない存在となったサポート・ギタリストのRIOが登場。まず聴こえてきたのはJESSEの「RIZE IS BACK!」という言葉。場内はすぐさま極上の一体感に包まれ、人の波が激しく揺れる。その瞬間、誰もがこの夜のライヴが素晴らしいものになることを確信した。

「始まったぜ! 俺らが初めてライブした場所!」「RIZE IS BACK! どこに行ってたわけでもないし、いなくなってたわけでもない。ただ、‟帰ってきました!”って手ぇ揚げたらどうなるかなと思って」「さり気なく20周年、始めようと思うぜ。この1年よろしく!」



過去20年間を彩ってきたキラー・チューンが連発される狭間に、JESSEは笑顔で客席を挑発する。ライブ自体は新旧のナンバーを織り混ぜながら加速度を増しながら進み、アンコールの際にはさらなる驚きが待っていた。

ふたたびステージに登場したJESSEは、観衆にまず「前回のツアーの時、クリスマス・プレゼントがあるって言ったのを憶えてる?」と問いかける。それだけで良い知らせを予感したRIZERたちが歓喜の声をあげるなか、彼の口から告げられたのは、12月20日という日付、そして日本武道館という場所。



JESSEは「日の丸の下でやるのが夢だった」と語り、「ライブハウスとは掛け離れた場所で、RIZEとRIZERが続けてきたことの証拠を、日本に見せるチャンス」という言葉も聞こえてきた。12月20日、武道館という約束の場所で、始動から20年にわたり走り続けてきたRIZEが、最大の節目を迎えることになる。

LIVE PHOTO by WATARU UMEDA

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