「米グラミー賞の常連プロデューサー、デビッド・マシューズが参加し、名曲のカバーを中心に構成されていますが、これが業界内での評価が案外と高いのです」とはスポーツ紙デスク。

 聖子がここに来てジャズに力を入れているのは、往年のヒット曲「赤いスイートピー」などを歌う際に高音が出なくなったからとも言われている。

 「娘の歌手、神田沙也加(30)と共演しても、聖子はがんばって張り合うようにハイトーンボイスを出したりしますが、本人もかなり苦しいようです。ライブでは高音部になるとマイクを観衆に向けて声を出さないようにしたりもするほど」
 年齢的には仕方のないことだ。で、ここに来てジャズに挑戦、しかも評価が高いというのは?
 「アルバムのリリースに合わせて音楽評論家の何人かがコメントしていますが、声量や高音が出るということよりジャズはノリやテーストをどううまく出すかで評価される世界。元アイドルのおばさんが意外とやる、との見方をされているようですね」

 ただ、聖子はこのアルバムで全米進出も図るというが…。
 「5月12日に米名門ジャズレーベル『Verve Records』から『SEIKO JAZZ』のタイトルでアルバムを出します。過去にも全米ではリリースしたことはありますが、ヒットはしていません。このところピコ太郎のブレークや今年に入って宇多田ヒカル(34)の『光 Ray Of Hope MIX』が全米iTunesのダウンロードで2位になるなど、日本人アーティストの活躍が注目されているのは事実。そうした流れに乗りたい思惑が聖子サイドにもあるのです」

 う~ん、それは分かるが…。
 「今は周りの持ち上げられてますが、また本場の高い壁にぶちあたる可能性のほうが高いでしょうね。米国人から見ると、聖子が55歳というのはちょっと気味が悪いんです。キワモノ狙いならともかく、ティーンに見える55歳がスタンダードジャズを歌っても売れることはないですよ。本人はこれが最後の米国挑戦とも漏らしているようですが…」(先のデスク)

 いくつになっても挑戦し続ける姿勢は見習いたいものだが、聖子にとって勝ち目は少なそうだ。
NewsCafeゲイノウ

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