ゴマはすってナンボ、あゆみくりかま
き 働く人達に送る応援歌
関西出身3人組ユニットの“あゆみくりかまき”が12日に、メジャー5thシングル「ゴマスリッパー」をリリースした。歌い手の「あゆみ」、DJの「くりか」、盛り上げ役の「まき」で構成。2012年に前身ユニット結成、2014年に現行体制に。第30回日本ゴールドディスク大賞で「ベスト5ニュー・アーティスト」を受賞。4thシングル「旅立ちの唄」では、テレビ東京系アニメーション『NARUTO-ナルト-疾風伝』エンディングテーマにも起用されているなど注目株だ。今作は、「働く人を応援する曲が作りたい」と、芸人・たむらけんじに作詞を依頼。3人が全身全霊を込めて“ゴマ”をするダンスも見所で、ユーモアたっぷりのファンキーな楽曲に仕上がっている。“あゆくま”のバイト経験談など交えながら、今作について話を聞いた。
「ゴマスリッパー」は、あゆくま史上もっとも体力消耗が激しい曲
――最近はどうですか?
あゆみ 今は、「ゴマスリッパー」発売記念ライブツアーで、全国を回っている最中です。
くまき 本当に試行錯誤の繰り返しです。どうやったら初めての方に来ていただけるのか、毎回いろいろ試しているところで。前回のリリースツアーでは総動員数1万人を目標にしていたんですけど、今やっているリリースツアーでは、総動員数を1万5000人に上げていて。
――ハードルが上がりましたけど。
くまき 自分たちからハードルを上げていかないと。
あゆみ このハードルを越えられないようでは、年内に武道館発表なんて無理だと思うので、本気で達成を目指しています。
くまき あと、MVの再生数も100万回再生を目指しています。
――ニューシングル「ゴマスリッパー」のMVには、芸人のたむらけんじさんが出演。作詞もされていますが、関西出身のみなさんにとっては、やはりたむけんさんはスター?
あゆみ そうですね。関西では、テレビで見ない日がないくらい。東京に来たばかりのころは、逆にあまり出られていないことにビックリしました。
――でも、どういう経緯で作詞をお願いすることに?
くりか 今回の楽曲では、まず働いている方を応援する楽曲を作りたいという想いがあって。毎日家族のためにゴマをすりながら頑張っているみなさんの背中を少しでも押したいと思って、関西の太鼓持ち芸人と呼ばれているたむけんさんに、歌詞を書いていただけないかとお願いをしました。
くまき 事務所の先輩でもあるファンキー加藤さんが、たむけんさんと仲が良くて。そのご縁もあって作詞をして頂きました。
――こういうユーモアのある曲は、初めてじゃないですか?
くまき そうですね。あゆくまと言うと、熱い曲というイメージだと思うので、そういう意味ではチャレンジでした。
――今回は、振り付けもあって。
くまき はい。実は、3人で踊る曲は今回が初めてです。昨年末にチームしゃちほこさん、岡崎体育さん、Charisma.comさん、DJダイノジさんと一緒のイベントに出演させて頂いたんです。そのときに私たちは、しゃちほこさんと一緒に「抱きしめてアンセム」をコラボさせてもらったんですけど、お客さんが一緒に同じ振り付けを踊っているのを見て、お客さんと一緒に踊れるような曲があゆくまにもほしいと思って、スタッフさんにリクエストしました。
ただ、1曲通して振り付けがあるので、あゆくま史上もっとも体力消耗が激しい曲になりましたね
あゆみ 振り付けは、電撃チョモランマ隊のQ-TAROさんに考えていただきました。
サビの首を傾げるような振りは、ビートたけしさんの“ダンカンばかやろう!”を意識するのがコツです(笑)。
――ゴマをするポーズもあって。
くまき そうですね。ライブではお客さんも一緒にやってくれていて、すごく楽しいです。
――曲調はホーンが入ったアッパーのノリの良いサウンドで、すごく楽しくて爽快ですね。
あゆみ 自然と笑顔になる曲です。今までは、「こういう歌詞だからこう歌わなきゃ」とか、考えながら歌う部分があったんですけど、この曲はそんなこと考えてる暇もないくらいのスピード感で。ライブ映像を見返したとき、3人ともずっと笑顔だったんですね。だから、聴いてくださる方やライブで見てくださる方も、きっと笑顔になれると思うし、一緒に笑顔になってほしいです。
くりか ここまで明るくて楽しい曲は今までのあゆくまには無かったと思うので、、ライブにもメリハリが生まれる気がしますね。