星野源「鳥肌が…」スマステの言葉が
胸に、香取の葛藤を読み取る

体調不良でANNを欠席した星野源

 歌手の星野源が11日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』のなかで、元SMAP香取慎吾から掛けられた言葉に自身を重ね合わせていたことを明かした。

 星野は8日に放送されたテレビ朝日系『SmaSTATION!』に生出演し、司会の香取と共演。そのなかで、香取は星野の楽曲「SUN」が好きであることを明かし、最近聴いて久しぶりに歌い、踊りたくなったことを語っていた。

 このエピソードに触れた星野は「『また歌いたくなった、踊りたくなった』というお話を聞いた時に、僕は鳥肌が止まらなくてですね」と語り、その理由について語っていく。

 星野は「『歌って踊りたくなった』ということは、『歌いたい、踊りたい』と思えなくなっていた時期があったということだと思う」と続け、香取がパフォーマンスに対しての葛藤を抱えていたことを読み取り、再び歌って踊りたくなる心境を香取に与えられたことを「すごく嬉しいこと」と喜んだ。

 香取の言葉を星野が受け止めたのには大きな理由があった。星野は自身がくも膜下出血で倒れ、手術を経て療養期間に入り、家で一人で過ごしていた時のことを振り返る。

 星野は「音楽聴けなくなっちゃって」と音楽から遠ざかっていたことを告白。その際、夜中に一人で散歩したという星野は、iPodで音楽をシャッフルで聴いた。その一曲目に米歌手プリンスの楽曲「I Wanna Be Your Lover」が流れ、「それを聴いた時にすごく楽しくなって、真夜中だったんですけど目の前がキラキラと輝き出して」と世界が変わるような感激を抱いたという。

 それまで自身が好きだったR&Bやソウルミュージックは楽曲に「ど真ん中で表現してはいなかった」という星野。だが、プリンスの楽曲を聴いたことを契機に「やりたいと。この音楽すごくやりたい、自分なりのソウルミュージックっていうものをやってみたい。ディスコティックなミュージックをやってみたい」との願望が沸き出してきた。

 そして生まれたのが楽曲「桜の森」。そして、その後に作ったのが楽曲「SUN」だったことを話した。

 星野は「僕はプリンスのおかげで『また音楽をやろう、音楽を聴きたい、音楽を作りたい』と思うようになれて」と話しつつ、「そういう風にして生まれた『SUN』がまた、香取慎吾さんをそういう気持ちにしてくれたっていうのはすごく嬉しくて。本当に幸せな放送でした」とし、香取の言葉に自身を重ね合わせていたことを明かした。

 また、星野は番組出演時に「本当に素敵なことがあった」とも話していたが、「なんとなくまたお会いできるのではないかなと予感していて」とも続け、香取の許可を取ってからその“素敵なこと”を話したい願望も口にしていた。

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