新宿のライブシーン、歌舞伎町での珍
事……沢田チャレンジとベッド・イン
が“新宿”を語りつくす


さらに、同イベントの野外会場周辺も3人がたっぷりレポートしてくれた動画もあり! インタビューと合わせてお楽しみください。
──過去に共演された経験があるそうですね。

ベッド・イン:そうなんです~♡

沢田チャレンジ(以下、沢田):ザ・チャレンジの主催イベントに出てもらったことがあるんですよ。初共演だったんですけど、初めてとは思えない、良いまぐわいができましたね。

益子寺かおり(以下、かおり):相性グンバツ、みたいな~♡ ザ・チャレさんも、ベッド・インも、アゲアゲでイケイケなバンドだと思うので、お互いの景気のよさにチンパシー感じちゃいました♡ 一緒にジュリ扇もふらせてもらったりして♪

沢田:そうそう、ザ・チャレンジにもジュリ扇をふる曲があるんですよ。僕、ベッド・インを2年前ぐらいからずっとチェックしていて……。

中尊寺まい(以下、まい):はぁああん♡ そんなに前から興味と下心を持ってオカズにしてくだっさってたんですね♡

沢田:そうそう。させてもらってるんですけど(笑)。で、いつかジュリ扇対決がしたいなと思っていたからよかったですね。

──そんな2組ですが、今回の対談が4月23日に新宿・歌舞伎町で行われる『CONNECT歌舞伎町MUSIC FESTIVAL 2017』の開催を記念したものになるんですけども、ザ・チャレンジは2014年に行われた前回のイベントにも出演されていて。そのときの様子はいかがでした?

沢田:新宿でやっているサーキットイベントって結構あるんですけど、『CONNECT〜』が特殊なのは、ロックだけにとどまらず、テクノだったり、アイドルだったり、いろんなアーティストが出演するんですよね。あとは旧コマ劇前にステージができて、そこでやる野外ライブというのも、他のサーキットイベントにはない魅力だと思います。

まい:じゃあ、野外プレイがスキスキス~なウチらにはピッタリですね♡

沢田:そうね……あの、まだちょっとツッコミきれてないんだけど(笑)、これ大丈夫? 対談になってる? そもそも向き合ってないよね? 対談って向き合うから対談っていうんだけど。というか、こんなキャバクラ形式の対談ってある!?(一同笑)

益子寺かおり、沢田チャレンジ、中尊寺まい



──僕も初めてで若干戸惑ってます(笑)。ベッド・インは今回が初出演ということで。

ベッド・イン:バージンです~♡

まい:ウチら、新宿にはよく来てるんです。衣装を探したりとか。

沢田:新宿で調達してるんですね。

かおり:地下にサブナードってあるじゃないですか。その一画に、バブルの残り香漂う一画がありまして。昔からそこやアダルトショップで、ボディコンや水着とかをGET WILDしていたんです♡なので、ウチらにとって新宿は庭のように感じてるんですけど、まさかあんなところに野外ステージがおっ勃っちゃうなんて、ぶっとびぃ~!

ベッド・イン:からのサンタフェ~!

かおり:みたいな~♡

沢田:ベッド・インってサーキットイベントとかよく出てます?

まい:そうですね。基本的にはヤリマンなので♡

沢田:もう呼ばれたら誰とでも。

まい:ええ、ポケベル鳴らしていただいて欲しがる声をいただいたら♡

沢田:僕、ベッド・インとサーキットイベントで一緒になることってあまりなかったから楽しみにしてるんですよ。ベッド・インはね、ライブを見るとほんとにぶったまげるんですよね。

まい:ぶっタマげる? どこのタマタマが?

沢田:「ぶったま」が「げる」んですけど。

ベッド・イン:はぁあああん♡

沢田:もう、ちゃんまいのギターがマジでやばいんですよ。これはもう是非ロック好きに見ていただきたい。ベッド・インってアイドルっぽいのかなとか、踊っているだけなのかなって思っていると……そんなことはない。ロックなので、完全に。

かおり:ああん、マンモスヤッピ~♪ ベッド・インは“なんてっ勃ってアイドル”でありつつも、もともとお互いバンドマンなので、おギグも“パートタイムラバーズ”というバックバンドを引き連れて、バンド形式でヤらせていただくことが多いんです♡

沢田:今回もバンド形式で出るんですよね?

ベッド・イン:ロンモチです!

益子寺かおり、沢田チャレンジ、中尊寺まい

──ベッド・インのお二人から見たザ・チャレンジの印象というと?

かおり:ザ・チャレさん主催のおギグに出させていただいたときも、お客さんを一チン同体、性感帯にする、あのパワー! それはもう、やまだかつてないほど圧倒的で感動しちゃいました♡

まい:飽きさせない演出、バリエーション豊かな楽曲、そしてメンバーの皆さんのパフォーマンス力で会場を一気にピースフルでピンクサファイアなイキフンに染め上げてしまうんです♡ 私たちも見習いたいところばっかりでした!

かおり:しかもメンバー全員テクニシャンだし、とっぽいメンズが揃ってるよね~♡ 粒ぞろいで誰にしようか迷っちゃ~う♡

──ザ・チャレンジもベッド・インもエンターテイナーだと思うんですが、共通点が多いなと思ったりしますか?

沢田:ライブでお客さんを楽しませたいところもありつつ、しっかりロックであるというところが、両バンドの共通点かなと思っていて。今回のシングル(「男はアイツだけじゃない」)もいいっすね!

まい:聴いていただいたんですか!?

かおり:サンクスモニカです~♡

沢田:あんな、90年代みたいに崖で撮ってるPV、なかなかないですからね?

まい:アリゾナで撮ってきたんです~♡

沢田:いやいや、どう見ても日本でしょ!?

まい:中尊寺まいっちんぐ! バレちゃいました?(笑) 実はアリゾナという名のバーチー(千葉)で撮ってきました♡

沢田:でも、あれは90年代Being系女性ロックを感じさせるところがあって。KIX-Sか、ベッド・インか、みたいな。

かおり:いや~ん、わかって下さってマンモスうれP~♡

沢田:ザ・チャレンジも楽しませるだけと思われてしまうところもあるんですけど、音楽は結構マジメにやっているので、そこは共通点かなと思ってます。

かおり:ああん♡ 100%……

ベッド・イン:So!かもね〜!

かおり:ベッド・インも音楽に対しては真摯に向き合っていきたいなと思ってまして。そのときばかりは本気汁をドッピュン出しております♡

益子寺かおり、沢田チャレンジ、中尊寺まい

──お二組とも新宿のライブハウスにはよく出演されていたと思うのですが。

沢田:そうですね。でも、バンドを始めたときって、いきなり新宿からスタートできないところがあるんですよ。

ベッド・イン:できなーい!

沢田:なんか、上京物語的というか、他のところで下積みしてからいよいよ乗り込んでいく!みたいなところがあるんですよね。

まい:私たちも、新宿LOFTさんのステージに初めて勃たせていただいたときなんか、本当に感動してしまいましたね。

かおり:数年前にオファーいただいた時、クリビツテンギョーだったもんね!

沢田:バンドマンからすると、初めてやる大きいライブハウスがLOFTになるんですよ。スタッフの人たちの数にびっくりするし、事前に配線表を送らなきゃいけないとか、最初はわからなくて。配線表ってなんだ!?ってなってるのに、バキバキにタトゥーが入った店員さんとかがいるから、出たての頃は結構怖かった覚えがあります。

まい:あとは、黒と白の柄に感動しましたね。

沢田:あれね~、格子柄の。あれこそロックだよね。

まい:よくビデオで見ていた会場だ!って。

沢田:ベッド・インって、最初にどこの地域のライブハウスから出始めたんですか?

まい:元々は池袋なんですよ。

かおり:(池袋)手刀を性地にして活動してました♡

沢田:でも、他にベッド・インみたいな人たちはいなかったでしょ?

まい:そうですね。出会ったときは別々のバンドで、いわゆるアンダーグラウンドな世界で活動していたので、自分たちもまさかこんな形になるとは思ってもみなかったんですけど♡(笑)

沢田:そっかそっか。僕は、学生の頃にやっていたバンドは下北沢で頑張って、最初に出た新宿のライブハウスが新宿JAMで。『CONNECT〜』の会場にはなってないんですけど。あと、新宿と言えばレッドクロスとか。

かおり:私も学生時代からやっている別のバンドでは、どちらも出させていただいてました♡

沢田:新宿って、あの界隈に出ているロックンロールからのロックと、パンクスの人たちもいるんですよね。あと、最近はクラブも減っちゃったけど、昔はテクノの街でもあったんですよ。リキッドルームも昔は新宿にあったから。

まい:そうでした! 8階のところに。

沢田:そうそう。そこを階段で登らさせられるし、床がグワングワンにたわむし。

まい:そう! 昔ひとりでおギグを観に行った時に、あそこで一回停電したことがあって、なんかよくわかんないけど、東京ってすごい~って思っちゃいました(笑)。

沢田:あはははは(笑)。あの頃はテクノのオールナイトイベントがリキッドルームでよくあったんですけど、『CONNECT〜』はそういう新宿のいろんなカルチャーが全部入っているんですよね。

益子寺かおり、沢田チャレンジ、中尊寺まい

──いい意味での雑多感があるというか。

かおり:街にいる方々も様々ですもんね。何系ってくくれないっていうか。渋谷系でも下北系でもなく、新宿系ってなかなか言葉では表せないですよね。

沢田:だって、今って鋲付きのライダースを着ている人が歩いているのって新宿ぐらいだもんね?

ベッド・イン:たしかに!

沢田:下北でも見ないですから。街のキャパシティが大きいからいろんな人を受け入れてくれますよね。

かおり:自由な感じがすごくするから、新宿って落ち着くんですよね~。居心地よくて安心パパしちゃう♡

まい:歩いていても、誰も他人を気にしないようなところとか。

沢田:たしかに、ベッド・インが歩いていて違和感がないのって新宿ぐらいだもんね。

ベッド・イン:きゃははは!(笑)

沢田:六本木は今だと違和感あるもんね。

かおり:いつか「ギロッポンが庭よ!」と言えるところまでユンケルンバでガンバルンバしたいんですけど、私たちの今のバブル力だと、新宿が一番落ち着く“安全地帯”かもしれないです♡(笑)

沢田:でも、このあいだEX THEATHERでワンマンされてましたし、あれは故郷に錦を飾る的な感じだったんですか?

かおり:君は1000%、そうなんです! ようやく性地におっ勃てたという感じで!

沢田:それはかなり感慨深いですよね。

──ベッド・インのお二人も学生の頃から新宿にはよく来てました?

ベッド・イン:きてました♡

まい:Antiknockとかウルガは高校生ぐらいから出させてもらってましたね。それこそJAMも企画打たせてもらったり。

かおり:私も~! すっごくお世話になってます♡ あとはよくACB HALLとかにもパンク、ハードコアのおギグを観に行ったりしてましたね♪

沢田:そっか。そっちの方もありますもんね。本当にいろんなシーンがあって、しかも全部に歴史があるんですよね。

まい:そう! ライブハウス特有のオイニ~がまた歴史を感じさせますよね! 汗とバナナの涙と酒とタバコとが淫グリ悶グリしたような……♡

沢田:フィルターが死んだ空調みたいな。このフィルター絶対死んでるでしょ!っていう。

ベッド・イン:わっかる~~!

まい:でも、そこでまた音楽を聴きに来ている!!って、ションテンガリア~しちゃう的な。それも醍醐味な気がして。

かおり:ガラスの十代の頃はそういう場所にDOKI DOKI WAKU WAKUしながら足を踏み入れていたよね…♡

沢田:たしかに今ってキレイなライブハウスが増えているけど、新宿にはまだそういう昔からのライブハウス!っていう雰囲気はありますね。キャパ的にも1000人を超えるライブハウスがなくて、500~800ぐらいのところが多いから、いろんなバンドが拠点にしているのもわかる。

益子寺かおり、沢田チャレンジ、中尊寺まい

──新宿のライブハウスで憧れの場所ってありましたか? 沢田さんは先ほど新宿LOFTに出演されたときのお話をされてましたけど。

沢田:LOFTに出ることは夢でしたね。ザ・チャレンジの前のバンドで出させてもらえたんですけど、やっぱりキャパが大きいじゃないですか。あそこをいっぱいにすることが最初の夢だったので、ワンマンをさせてもらったときは本当にうれしかったですし、今でもLOFTに立つときはちょっと緊張しますね。ピリっとする。あの格子柄の白と黒のタイルの上に、どれだけのすごい人たちが立ってきたんだろうって思うと、半端なことはできないなっていう気持ちになりますね。あとね、楽屋裏に過去に出演されたレジェンド達のセットリストが貼ってあるんですよ。

ベッド・イン:DA.YO.NE~~♪

沢田:こんな人も出てたの!?って。それを見ると、やっぱりこのハコってすごいなぁって。

かおり:LOFTは数々の伝説が生まれた歴史あるライブハウスなので、ウチらもZUTTO憧れがありました。出演させていただいたときは、夢がMORI MORIに叶った!と思った瞬間でした♡ あと、思い出深いのは、この前ワンマンおギグで出させていただいた新宿BLAZEですね♪

まい:コマ劇の前っていう(歌舞伎町の)真ん中もっこり中心部だもんね? ライブもそうなんですけど、お客さんが会場に入る前に整列してくださっていたのをこっそり見て、すごいところでヤらせてもらうんだなぁっていうのを感じたりしましたね。

──ちなみに、新宿の思い出というとどんなものがありますか?

かおり:……音楽とまったく関係ないけどダイジョーVですか?(笑)

沢田:うん。V、V。

かおり:お泊りしたラブホが、ふたりともタマタマ一緒だったっていうチン事が昔あって……!(一同笑)

まい:しかも1日違いだったっていう。

かおり:元々飲み仲間だったこともあって、“最近のいいベッドインの話”を普段からふたりでよくするんですけど、「歌舞伎町で、壁に鏡があってさぁ~…」「あれっ?そこってもしかして……あそこのテルホじゃない?」って!(笑)

沢田:ちなみになんていうところなんですか?

ベッド・イン:「ホテル愛」です♡

まい:テルホ街の入り口の先チョの方です、性地巡礼に是非♡

沢田:すごいですね。それはいい話だ。

益子寺かおり、沢田チャレンジ、中尊寺まい

──なかなかない話ですよね(笑)。沢田さんは、新宿の思い出というと?

沢田:僕、東京出身なんですけど、新宿がちょっと苦手だったんですよ。渋谷っ子だったので。

まい:そうなんだ! どうりで……ハイカラ♡

沢田:シティボーイなので、新宿には行くぞ!っていう気持ちで行ってたんですけど、僕の場合はライブを観に行くとか、友達がDJするからっていう理由で行くことが多かったから、「音楽を楽しむ街」っていうのが、新宿のイメージとしてあるんですよね。だから、いつまでもそういった音楽の火を消して欲しくないなと思いますね。新宿はそういう街であってほしいです。

──では、最後にイベントの意気込みをお願いします。

沢田:サーキットイベントは横にいろんな手強いアーティストがたくさんいるなかで、自分たちを選んでもらうのがまず大事じゃないですか。そして、自分たちを選んでもらえたからにはしっかり楽しませたいですね。ザ・チャレンジという名前は知っているけど、まだ見たことないっていう方には是非見ていただきたいです。あと、ベッド・インのファンの方々も、ザ・チャレンジのファンは全員ベッド・インを見に行きますので、今回はスワッピングということで。

ベッド・イン:そうですね~~!

沢田:すっごいハモった(笑)。

かおり:ベッド・インも歌舞伎町にバブルの嵐を起こして、このイベントをモッコシモコモコ盛り上げて行けたらと思います♡ あと、出演されているみなさんのおギグも観に行ってフロアでダンシングヒーローしちゃおうと思うので、もし見かけたら“ねるとん”ばりに熱いモーションかけてチョンマゲ~♡

まい:あと、まだ見たことのない人のおギグを体験しやすいのがサーキットイベントのいいところだと思いますので、ベッド・インを見るのが怖い方とかもいらっしゃると思うんですけど、是非是非私たちに試乗していただいて、味見していただければと思います♡ とりあえず、ちゃんまいん所に目を閉じておいでよ……♡


取材・文=山口哲生 撮影=大野要介(動画)、風間大洋(スチール) 動画編集=登坂義之

イベント情報『CONNECT歌舞伎町MUSIC FESTIVAL2017』
2017年4月23日(日) 12:00 ~ 22:00
新宿 LOFT、新宿 BLAZE、新宿 MARZ、Motion、新宿Marble、RUIDO K4、Zirco Tokyo、Shinjuku Samurai、シネシティ広場 計9会場・一般前売りチケット 2017年2月16日発売 6000円(税込)
・当日チケット 2017年4月23日発売 7000円(税込)

主催 コネクト実行委員会 / 歌舞伎町商店街振興組合

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