加藤ミリヤ、スカイツリーで熱唱「空
に近い場所で聴いて欲しい」

スカイツリーで新曲を歌い捧げる加藤ミリヤ

 シンガーソングライターの加藤ミリヤ(28)が11日、東京スカイツリー天望デッキで、オリジナルアルバム『Utopia』(12日リリース)の発売記念スペシャルライブをおこなった。ファンクラブ会員のうち100人を招待。自身が主題歌を務めた現在公開中のディズニー映画『モアナと伝説の海』のエンドソング『どこまでも~HowFar I’ll Go~』などを披露した。

 この日は、あいにくの雨空だったが東京スカイツリー天望デッキでは、ファン100人が彼女が登場を楽しみにしているようだった。開催時刻を過ぎると、ベージュ色のエレガントなドレス姿で加藤ミリヤが登場。ステージには赤い色の薔薇や花々の装飾がされ、その中に佇む彼女の姿は非常に美しいものだった。

 1曲目に披露したのは、12日発売のアルバム『Utopia』収録曲であるバラード「最高なしあわせ」。心地の良い彼女の透き通る歌声が、スカイツリー展望デッキに響き渡っていた。

 1曲目が終わると、「今日はみなさん、集まってくださってどうもありがとうございます」と丁寧に挨拶。「『Utopia』ということで、なるべくこう空に近い場所で、雲に近い場所で自分の歌を聴いてもらえる機会を作りたいなと思いました」と同所を選んだ理由を説明。

スカイツリーでミニライブをおこなった加藤ミリヤ

 続けて「今日はあいにくの雨で外はちょっと泣いているんですけど、真っ白な雲の上で歌っているような気持ちで1曲1曲大事に歌いたいなって思っています」と想いを述べた。

 また『Utopia』については「私にとって、とても大切なアルバムになりました。全部で14曲、本当に心を込めて作った曲だし、さっき歌った『最高なしあわせ』という曲は、私たちみんなが本当に最高なしあわせだなって思える瞬間や、思える人と一緒にみんなが過ごせていけたらいいな、という想いで作った曲です」と曲に込めた想いを明かした。

 この日のライブ2曲目では、人生を旅に例えた楽曲「旅人」を披露。彼女自身、旅が好きということもあり、「自分たちの人生は、旅のように好きな所に行けて。望めばどこにだって行けて。私たちはなりたい自分になれるんだっていうことを、伝えたくて作った歌です」と説明していた。

 終盤のトークでは、「このアルバムは9枚目のアルバムになります。私にとって、自分がそのとき伝えたいこと、伝えたいメッセージを歌の中に込めてきました。『Utopia』は私の歌声をとにかく聴いてもらいたいって想いがあって」と自身が伝えたいという気持ちを表し、『前にアルバムに入れていたアップテンポなダンスナンバーは今回一切封印して、自分の歌をしっかりと聴いていただけるアルバムにしたいなと思って作りました』とアルバムについて説明。

 ラストは、現在公開中のディズニー映画『モアナと伝説の海』のエンドソング『どこまでも~HowFar I’ll Go~』を歌い上げ、ミニライブの幕を閉じた。(取材・撮影=橋本美波)

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