岩田華怜「いちばん大変だったのはラ
ブシーン」 舞台『サイレントメビウ
ス』が新宿に降臨

29日の初日本番前にマスコミや関係者に公開されたゲネプロでは、岩田華怜(香津美・リキュール)、飛鳥凛(キディ・フェニル)、鈴木咲(レビア・マーベリック)、八坂沙織(闇雲那魅)、関谷真由(ラム・チェン)、有澤睦生(彩弧由貴)などのキャストたちが、原作のキャラクターたちを忠実に再現した熱演を繰り広げた。
原作コミックは近未来のTOKYOを舞台に、妖魔(ルシファーホーク)とAMP(対妖魔用特殊警察)の戦いを描いたSF作品で、数度にわたる劇場アニメ、テレビアニメ化もされている。サイバーパンクの世界観を醸し出すスタイリッシュなデザインや、戦う美少女たちといったビジュアルが目を引く内容だが、今回の舞台版では、アクションの迫力もさることながら、改めてキャラクターたちが紡ぎだすセリフの美しさだったり、優しさだったりといった、内面的な魅力が心を打つ作品に仕上がっている。
 
主演の香津美・リキュールを演じる岩田華怜さんに本番直前の心境を尋ねた。
–ゲネプロを終えてみた感想をお願いします。
「2.5次元の作品として、音響や映像がすごく凝っているのですが、昨日まではタイミングを合わせたりといった調整が大変で、無事に初日を迎えられるのか心配でした。でも、ゲネプロではバッチリ仕上がっていて安心しました。スタッフさんたちはさすがプロなんだなと、改めて感心しました」
–ご自身で一番大変だったことは?
「殺陣やアクションも大変なんですが、一番大変だったのはラブシーンです(笑)。キスシーンがあるわけではないんですが、私にとっては恋人がいる役自体が初めてだったんですよ。恋人のロイとのシーンは何回も練習したんですが、演出の細川さんからはダメ出しをたくさんもらいました。“(二人の関係は)特急じゃなくて、各駅停車で”と言われたのですが、どういう意味なのか二人してずいぶん悩みましたね」
–AMPの制服を着た感想はどうですか?
「動きやすいように改善されているんですが、すごく原作のイメージ通りで、着るだけですごく気合いが入ります。ワクワクして、やる気がみなぎってきますね」
–剣皇グロスポリナーを振りかざして戦うところが見どころでした。
「格好よく見えるようにかなり練習しました。殺陣指導の先生に教わる時間だけでなく、アンサンブルの人たちに付き合ってもらって、朝は稽古場が開くと同時に、夜は居残って遅くまで、空いている時間はずっと練習をしていました。実は昔、剣道部だったんで、毎日素振りを100回やっていたんですけど、その頃の筋肉が戻ってきて、久し振りという感じが蘇りました」
–最後に舞台のアピールをお願いします。
「原作の密度がすごく高いので、2時間弱の舞台にかなり詰め込んだ感じの情報量の多い内容ですが、その分、本当に濃い作品に仕上がっています。サイレントメビウスを知っている方にはさらに好きになってもらえるような、知らなかった人にも、思わず引き込まれるような作品になっています。みんなと一丸となって、いろんなことを乗り越えて作り上げた作品なので、ひとりでも多くの方に観てもらって、私たちの気持ちを受け取っていただけたらと思います」
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