話題のミュージカル作品に惹かれた！
SuG・武瑠が最近観たお気に入り映画
BEST3

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【1位】『ラ・ラ・ランド』

『セッション』の監督が作ったミュージカルで、めっちゃ良かったです。冒頭から素晴らしいミュージカルシーンだし、すべての登場人物が共感できるし、音楽が良質だし、構成の緩急の付け方も上手い。それに、１シーン、１シーンが、すごくオシャレなんですよ。現代的というか、ザックリいうとインスタっぽいというか。画面の色合いとか、スピード感のある編集とかにも惹かれました。この映画は、絶対にヒットすると思います。

【2位】『セブン』

『セブン』は20年くらい前の映画だけど、最近観たんです。すごくインダストリアルな映画というイメージを受けましたね。音がものすごく印象的で、自分が好きな音色のリズムが出てきたりするんですよ。映像がMUSIC VIDEOっぽいところも含めて、すごくカッコいい映画だし、エンドロールの音楽とデザインも完璧だった。この音楽誰だろうと思ったら、デヴィッド・ボウイだったんですよ。それも含めて、この映画は強く印象に残りました。

【3位】『28日後...』

『トレイン・スポッティング』を撮ったトニー・ボイルの作品で、これもすごく良い。王道的なSFホラーだけど、編集とか音楽が良過ぎて、本当にスタイリッシュなんですよ。ただ走っているシーンを、よくここまでカッコ良く撮れるなという。それに、この映画もMV的で、僕はそういう作品に惹かれるんだと思います。今流行っている『ウォーキング・デッド』はこの映画と似通った部分が多くて、かなり影響を受けている気がしますね。

■武瑠からベストアルバム『MIXTAPE』についてのコメントが到着！

『MIXTAPE』は、今組めるベスト・セットリストみたいな感覚で選曲しました。SuGの転機になった曲も入っていて、例えば「sweetToxic」を作った時は、初めて手応えを感じたんです。やっとSuGにしか出来ない音楽を作ることができて、新しい場所に辿り着いたなと思ったんですよね。

MUSIC VIDEOに関しては、「SICK’S」と「桜雨」は特に完成度が高いと思う。「桜雨」は、自分が得意な映像をそのまま活かせたんです。“現代の東京に生きるシド＆ナンシー”というテーマで短編映画を作るような感覚で撮って、超良い感じに仕上がりました。

３月から『MIXTAPE』を携えたツアーもあるんですけど、ファンの間では９月の東京・日本武道館が大きいみたいなんですよ。でも、今回のツアーもSuGが武道館に向かっていく道のりのひとつなので。武道館に至る過程も観て欲しいので、ぜひベストツアーを体感した上で武道館に来て欲しいです。

文／村上孝之