気になる値段は、なんと1万9440円。一般的なアルバムの6倍だが、いったいどんな内容なのか…。

 「CD7枚にDVDを付けた、かなり豪華な出来栄えになっています。今回は最も知名度の高い曲『碧いうさぎ』がバージョン違いで6曲も収録されているんです。しかし、値段が値段なので、熱狂的なファン以外はまず買わないでしょう」(音楽ジャーナリスト)

 そんな値段で売れると思ったのかな?
 「もちろん、売れに売れて笑いが止まらないんじゃないかと考えていました。というのも、買い手の多くは中国人になると予想していたからです。このアルバムが企画されていたのは、まだ中国人の爆買いが全盛期の頃で、ファンである観光客が、酒井のアルバムを転売目的で大量に買って帰ると考えていたんです」

 酒井が中国で人気とはよく聞くが、今もそうなの?
 「もちろんです。動画サイトの影響で、酒井が一番若くてかわいかった頃の動画が向こうで大ヒットし、若者からオジサンまで相当数のファンが存在します。だから今後の芸能活動も、日本より中国に力を入れる予定です」

 だけど、酒井は歌手を辞めて介護の世界に入る予定じゃなかったっけ?
 「最初は本気でそのつもりでした。だから2010年に宣言どおり、当時群馬にあった大学の介護福祉コースに入学しますが、大学の理事長が横領容疑で逮捕。13年には経営不振から廃校になり、福祉の道を絶たれてしまったわけです」

 他の学校に編入する手もあったのでは?
 「このとき酒井は関係者から『学校が潰れたのは、歌手を続けろという天からのメッセージ』と言われ、『自分にはやはり歌しかない』とその気になったそうです」

 じゃあ、今後は再び中国で売れっ子になる可能性もある?
 「覚醒剤の誘惑に負けなければ、それなりの地位には行けるんじゃないですか。しかし、どうしても覚醒剤がやめられず4度の逮捕を繰り返した歌手、清水健太郎(64)のケースもありますから微妙ですね」(先の音楽ジャーナリスト)

 酒井は覚醒剤で逮捕されたのが2009年夏。当時の夫はその後も薬物の誘惑に負けて逮捕されるなど、そのたびに酒井も名前が出て、完全復活に影を落とす繰り返しだ。高い金を払っても支持してくれるファンが頼りの生活は続く…。
NewsCafeゲイノウ

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