仮面女子が「プレミアムフライデー」
推進、はとバスとツアー企画

はとバスから降りる仮面女子の桜雪(撮影=桂 伸也)

 仮面女子が24日、政府と経済界が企業に対して従業員が午後3時をめどに退社できるよう呼びかけるキャンペーン活動「プレミアムフライデー」に準じた企画として、定期観光バス「はとバス」とのコラボレーションにより、メンバーが「はとバス」に乗車し、東京の街をドライブする企画をおこなった。

 この日のチケット72枚は完売、バスは定刻に仮面女子のメンバーと観客を乗せて出発。仮面女子のホームグラウンドである仮面女子CAFEには、渋滞の影響もあって予定の到着時刻から15分遅れた午後6時過ぎに到着。満足そうな表情を見せる観衆を、メンバーがハイタッチで劇場に迎えた。

 また、この日のライブでは、リーダーの桜のどかが、今回のプレミアムフライデーに向けた「はとバスツアー」とのコラボ企画に対して「なかなかお仕事で、普段アイドルに触れ合う機会がないということも多いと思うんです。でもそんなことにぜひプレミアムフライデーを利用し、アイドルと触れ合っていただくことで、私たち地下アイドルが日本の経済をもっと活性できたら! という思いで企画させていただきました!」と説明。

 さらにフロアの観衆と「プレミアムフライデー、日本の経済を活性化させるぞ!」「オー!」「プレミアムフライデー!」「サイコー」と掛け合いをし会場を盛り上げるなど、ファンに向けて楽しいひと時を演出した。

 プレミアムフライデーを迎えた印象を、桜雪は「この一般の方でも理解しやすい、共感力の高そうなキャンペーンっていいなと思っていたんですけど、第一回ということで適用されている方はまだ少ないのではというのは、というのは実感としてはありますね」と返答。

 またこのキャンペーン自体の趣旨に関して「ゆとりをもって仕事をしよう、とか自分の時間をもって、その分、消費活動にあてようという発想はすごくいいと思います。そういう政策の方が広まりやすいというか。“それで休めたらラッキー!”という共感、楽しいことができるという共感が増えれば増えるほど、浸透していくとは思います」と評価するポイントを挙げる。

 一方で「でも『金曜日に仕事を休む』と限定してしまうと、どうしてもできない職種があるので、その毎月の月末の金曜日は『飲食業界が半額』みたいな方針を考えた方が、バランスよく恩恵を受けられるのではないか? と思います。その方が、金曜日に働かなければいけない飲食業界の方も潤いますし。もっといろんな人が恩恵を受けられる形でできればと思います」とキャンペーンの意図を考慮したポジティブな意見をコメントした。

 この日の感想をメンバーの神谷えりなは「今回の初の試みということで、ファンの方とバスツアーなんてしたこともなかったんですけど、実際終わってみるとその時間は楽しかったし、ファンの方も楽しかったと言ってもらえました。すごく距離感も近い中で、盛り上がったので、またこういう企画ができたらいいなと思います」と満足な模様。

 さらに「やっぱり普段、ライブとかでしか関われることができないので、それ以外の接し方として和気あいあいとすることがいいなと、今回思いました」とこの企画に意欲的な姿勢を見せた。(取材=桂 伸也)

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