アンリアレイジのデザイナー森永邦彦
が「一風堂」の新ユニフォームをデザ
イン

常識に囚われない服づくりを追求するデザイナー森永が着目したのは、店内で常に変化する人と人の距離。来店したとき、カウンターに座ったとき……。常に変化する人と人の距離を遠近で見え方が変化する特殊なプログラムを用いて、テキスタイルの上で形にした。

特殊プログラムによるプリントにより、近づくと“風”の模様が、遠ざかると一風堂の理念「KEEP CHANGING TO REMAIN UNCHANGED(変わらないために変わり続ける)」が浮かび上がる仕組みに。このデザインには、人と人が距離を感じ合うことで、店内に新しい風が生まれることを願う、という想いが込められている。

アルバイトも社員も共通で着用するエプロンは、来店者と対面するときに一番最初に目に入るもの。森永は、首から掛けることも、腰で巻くこともできる2WAY仕様のエプロンを制作。さらに、社員とアルバイトリーダーは長袖シャツ、店長はマネージャージャケットというように役割による違いも体系化した。

帽子はハット、キャスケット、ワークキャップ、ベースボールキャップの4種を用意し、選択可能にしたことで、統一感はありながらも、スタッフがそれぞれ“自分らしい着こなし”ができるよう配慮されている。

なお、新ユニフォーム生産全体のプロジェクトコーディネートは国内初の衣服生産プラットフォーム「シタテル(sitateru)」が手がけた。

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