中谷美紀が『ボヤージュ・オブ・タイ
ム』日本語版語りに

中谷はこれまでに、アニメーションの吹き替え声優、さらに旅・アートなどのドキュメンタリー番組や洋画の予告編ナレーションなどの経験はあるが、洋画作品での全編を通しての語りは、本作品が初挑戦となる。

今回の起用理由について、配給側のギャガは「テレンス・マリック監督が40年のライフワークを集大成して贈りだす本作は、宇宙の壮大な足跡や人類の根底にある問いを、監督ならではの詩的表現と革新的な映像効果を用いて描いた究極の一作で、最高傑作の呼び声も高い作品です。一人でも多くの日本の皆様に、この映像世界を堪能していただきながら、監督が作品に込めた真の想いをより身近に、かつ心深く受け止めていただくには、“日本語版語り”が必要不可欠だと感じました。さらに、この語りを担当していただくのは、作品への理解力、人を包み込むような声質、さらには豊かな表現力をお持ちの方でないと成立しないと考え、その全てを兼ね備えていらっしゃる中谷美紀さんにオファーさせていただきました。これまでの出演作を通して中谷さんの声や表現力を確認したテレンス・マリック監督とソフォクレス・タシオリスをはじめとするプロデューサーからも『彼女は作品にピッタリだと思う。素晴らしい!』と連絡をもらっています」と話す。ちなみに、オリジナル版の英語ナレーションはアカデミー賞受賞女優のケイト・ブランシェットが務めている。

そんな大役に抜擢された中谷からのコメントが到着!

――今回のオファーについて。

「『ツリー・オブ・ライフ』や『シン・レッド・ライン』などテレンス・マリック監督の過去作を拝見していて、表面的ではなく、人間の根源に迫るような、魂を揺さぶる作品をつくっていらしたので、是非、監督の作品に関わってみたいという思いがあり、お話をいただけたのはとても嬉しかったです」

――収録にあたって。

「監督やプロデューサーのソフォクレスさんからは、『必要以上にお客様をガイドしようとするのではなく、作品に身をゆだねるような形で、なおかつ自分自身に問いかけるように、宇宙を司る、私たちの目には見えないもっと大きなものに語りかけてほしい』というアドバイスをいただきました。声のトーンには非常に気を使いました。抑揚をつけすぎると本当にプロのナレーターの方のナレーションになってしまいますし、かといって感情を露にしすぎると表現がオーバーになりますし。無感情に淡々と読むのでもなくという、各場面で、微妙な表現が求められましたので、緊張しました。何よりもテレンス・マリック監督が伝えようとしている一番のメッセージに自分自身がどれだけ共鳴できるかという、与えられた“語り”のセリフが少ない分、その少ないセリフに込める、余白の部分、行間の部分を大切に表現するよう努めました」

――メッセージ。

「科学の裏付けとともに撮影された圧倒的な美しい映像に素晴らしい音楽がのり、本当に何回観ても飽きない作品です。もし時間さえあれば毎日映画館に通って暗がりの中で観ていたいです。是非たくさんの方にご覧いただけたら嬉しいです」



映画『ボヤージュ・オブ・タイム』は、3月10日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国ロードショー!

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