【2017ブレイクアイドル】勝負の年か
ら今年は「時代は神宿」に進化させた
い!

 昨年、最も成長したグループのひとつに挙げられる「神宿」が今年は全国ツアーに挑戦! 12月28日のZeppダイバーシティワンマンを成功させた彼女たちは今年、さらなる高みを目指すという決意を胸に、原宿発をコンセプトとする神宿を全国区に引き上げていくつもりだ。
 そこで今回は、神宿の出発点とこれまで通ってきた歩みを振り返ってもらい、ここから2017年をどう突き進んでいくのかに焦点を当てたインタビューを敢行。さらなるブレイク間違いなしと言われる彼女たちがいま何をその胸に抱いているのか、メンバー自身の口で語ってもらった。
【神宿】 2014年9月にデビュー。名称は原宿の住所である神宮前の「神」と、原宿の「宿」を組み合せたもの。2016年6月にタワーレコードとのコラボレーベル「神塔」から全国流通盤CDシングルをリリース。今年3~4月に6都市を回る全国ツアー「神が宿る場所~誰も見たことのない場所へ翔び立とう!~」を開催。
<メンバー>
一ノ瀬みか 2000年4月12日(16歳)
羽島めい 1998年5月25日(18歳)
羽島みき 1996年6月3日(20歳)
関口なほ 1998年12月27日(18歳)
小山ひな 1997年6月24日(19歳)■課題を感じたことでさらに上に行けると思えました
――昨年は怒涛の快進撃を見せた「神宿」、自分たちでキテるという手ごたえを感じたのはいつごろでしたか。
みき 2016年1月6日のO-EASTワンマンを埋められたことですね。
めい 私もそこかも!
みか ね~! 自信につながった。
みき ファンじゃない人まで巻き込まなきゃと思っていて、学校帰りにみんなで集まってはアウェイ状態を感じながらチケットの手売り会なんかを続けました。自分たちの芯を強く持って、ファンの皆さんの笑顔を観たいという気持ちで頑張って、その結果が満員に繋がったんだと思います。
――そうやって自信を胸に1年を駆け抜けたわけですね。
めい 勝負の年だったと思います。
みき いろんなことをやらせてもらえました。
なほ 夢がかなった年でもありました。O-EASTもデビューの時から目標にしていたし、東名阪ツアーもできたし、TIF2016にも出られて、@JAM EXPOではメインステージに立たせていただいて、すごく刺激になりました。
――その締めとなったのが、12月28日のZeppダイバーシティワンマン。
全員 そうです!
ひな 終わったときには課題も感じたんですが、2016年の終わりに課題を感じられたということは、まだまだ上に行けるなって前向きに捉えて、もっと頑張ろうって思えました。
みか 本当にいっぱい悩んだ1年でした!(悩んだ顔をする)ああ、顔が見せられなくて残念(笑)
――そうやって悩みながらグループとして成長してきたわけですね。
みか 私たちはレッスンよりも、ライブをいっぱい重ねることで、経験で成長するタイプなんだと思います。
めい 新曲をもらった時に集中的にレッスンして、あとは実戦で鍛えていくタイプですね。
みき 今ではライブの動画を観ながら、お互いに指摘しあえるようになりました。
めい 最初はそういうのもなかったから、悪い状態のままでライブを続けてたんです。
みき それぞれが踊るので必死、ライブするので必死な感じで、周りが全然見えてなかったんですね。でも結成1年目にTIF2015に出場できないという悔しい思いをしたときに、意識がガラッと変わりました。
なほ あの挫折があったからいまの神宿があるんですよ。
めい そこから意識が変わっていったよね。
ひな もしTIF2015に出られていたら神宿は成長しなかっんじゃないかというくらい大きな出来事で、そこから成長できたと思います。
――そのTIF2015の時期には、Tシャツに名前を書いてアピールするというベタな方法も実践していました。
みき 恥ずかしいよね、これ(苦笑)
めい こんなこと誰もやらないですよね。
なほ プロデューサーさんの思い付きなんですけど、私たちも思い切ってやりました!
ひな なんでもやれることはやりたかったし、このままじゃ絶対にイヤだって思ってたし。
■誰一人として欠かせない、「信じる力が景色を変える!」
――そもそも神宿は全員が原宿でスカウトされて2014年に結成したわけですが、当初はどんな感じだったんでしょうか。
みか 最初は全然でしたよ~。
めい あんま冴えてない感じだったよね。昔の写真を見ると本当にブサイクなんです。
ひな 全然違うよね。
めい やっていくうちに「可愛い」って言ってもらえるようになって、メンバーの意識が変わっていったんだと思います。
みか もうオーラが変わって! って自分で言うのはなんなんですけど(苦笑)。
めい デビュー前は根暗な子たちばかりだったから、ステージの雰囲気も暗かったんですよ。
――それでもアイドルをやる気はあったんですよね?
めい 私はスカウトされたころに長年やっていたサッカーを引退して、やることがないなって迷っていた時だったんです。自分の新たな目標が見つかっていいかなって思ったので、見つけてもらって本当に良かったと思っています。超運命だなって。
みき 私も妹(めい)と一緒にスカウトされて、母も一緒に買い物してたんです。原宿でスカウトって良くないイメージもありますけど、プロデューサーさんが母に対して「自分たちはこうしていきたい」と熱心に話しかけてくださって、それで母も納得して背中を押してくれました。私自身も芸能界には興味があったので、アイドルから初めてみようって思えたんです。
――ひなさんは当時、長野に住んでいましたよね。
ひな 原宿に遊びに来てたんですけど、エクステを付けていて、髪の毛は茶色でツインテール。ティアラまで付けている変な子だったんです(笑)。それが悪目立ちだったのかいっぱいスカウトされたんですけど全部信用できなくて、なぜか神宿のプロデューサーさんだけは信用できるって思えたんですよ~。
みか 「信じる力が景色を変える!」
全員 「だから wow wow wo wow wow wow wo 一緒に♪」
めい すいません『カムチャッカ・アドベンチャー』(昨年12月6日発売の全国流通2ndシングル)です(笑)。
――おお、さすがの団結力! なほさんはどんな感じでしたか?
なほ 以前から原宿では何度か声を掛けてもらってたんですが、電話が掛かってこなかったり怪しいのばっかり。だからスカウトされたときも「どうせまた怪しい感じでしょ?」って軽い気持ちで話を聞きに行ったんですが、すごく熱心に説得されて、そこで信用しました。
めい ほら、決め手の一言があったじゃん?
なほ 実は一回は断ったんですけど、「神宿にはなほさんが必要なんです!」って力説されて、負けました。
みか 押しに弱い?(笑)
なほ モデルもやっているアイドルさんが好きで、私もアイドルからやってみようかなって思えました。ただ私が好きだったグループでは推しの子が辞めちゃったんですけどね。
――神宿ではそういうことはない?
全員 ないです!(キッパリ)
めい 一人辞めたら全員が辞める、解散するって決めてるんです。
みき それに歌割も、一人いなくなったら歌えなくなっちゃうし(苦笑)
ひな そういう理由にしとく?(笑)
みか やっぱり5人の絆がありますからね。
――そんなみかさんは?
みか 当時は中2で、原宿も人生で2回目くらい。それもお姉ちゃんに「みか、出かけよう!」って無理やり連れていかれたんです。アイドルもお母さんは反対していたんですけど、お姉ちゃんが「やらせればいいじゃん!」って後押ししてくれて。だからお姉ちゃんには本当に感謝しています。
■夢は大きく、そしてやれるところからコツコツと
――そうやって始まった神宿もZeppを満員にするところまで大きくなりました。それでは2017年の夢を教えてもらえますか。
なほ 私はいろんな自分を見つけたいなって思っていて、今年はモデルとかいろんなことに挑戦して、自分なりの武器を持ちたいです。
ひな 2017年中に、年末までに、武道館に立ちたい!
めい 言うと思った!
みき 武道館の前に違うところがあるでしょ?
みか どこ、日比谷野音?
みき あと中野サンプラザとか。
みか 野音、めっちゃ楽しそう~♪
めい 年末に発表するのはどう? 「来年の○月に武道館に立ちます」って。
全員 それ、いい!
めい 「武道館」っていう文字を出したいんだよね。
みか いやあ、それいいなあ(ニンマリ)
――みきさんは野音派のようですが、手堅いですね。
みき 私はあんまり夢を見たくないんです。っていうか目の前にあることをちょっとずつ成功させていきたい。だからまずは全国ツアーですね。
みか その全国ツアーはもともと、みきが「行きたい!」って言ってたんですよ。
みき 風男塾さんが好きなんですが、よく全国ツアーをされているので、「私たちも全国ツアーやりたい!」って思ってたんです。キャパが少なくてもいろんな地方に行って、もっと神宿を知ってもらいたいですね。出身地の鹿児島に行ってみたいです!
めい ウチは親が転勤族で、私は福岡出身なんです。今回の全国ツアーでは福岡にも行きますよ♪
みき いつかは47都道府県ツアーもできたらいいなあ。
――めいさんの目標はどうですか?
めい 神宿としてはやはり“武道館という文字を出していきたいですし、今年は2016年よりもっと加速していきたいですね。もっとスピードを上げていかないとならないって思ってます。デビューが遅いっていうのもあるので。
みか 神宿ってアイドル戦国時代が始まってから生まれたグループじゃないですか。
めい アイドルというジャンルに飽きている人もいるって言いますし、そういう流れを変えたいですね。「神宿時代」を作りたいです!
なほ 時代は神宿です!
■大人から子供まで家族全員で推してほしい!
――それでは読者の方に向けて、神宿の「ここを観てほしい」という魅力を教えてください。
めい 初めての方にも楽しいライブをお届けできるという点には自信を持っています。全国のツアーでは初めてお会いする舁夫さん(※かきふ:神宿ファンの呼び名)もいっぱいいると思うし、このツアーで全国制覇していきたいです。
みき じわじわと侵食していきたいよね! 神宿の良さはやっぱりライブが一番伝わるんです。ツイッターや雑誌で観てもらえるのも嬉しいんですが、そこで興味を持ってもらってライブに来てもらえたら、メンバーが一番輝ける場所なので。
めい メンバーの個性も伝わりやすいよね。
なほ 顔の系統もみんなバラバラだし、絶対誰か一人は気になると思います♪
めい 幅広い年齢層に受け入れてもらえていて、リリイベだと小さい子供さんも寄ってきてくれるんですよ。
みか すごい小っちゃい子も来るよね。だから家族連れで来てもらって、家族全員で推してほしいです。
みき 大きい音だから怖いのかなって思ったら、近くに来てニコニコしてくれるんですよ。
めい だから5人で子ども向け番組をやってみたいんですよ。
――まさに「神宿レンジャー」ですね。
全員 それですね! 頑張ります♪
■神宿公式サイト
■神宿オフィシャルブログ
■神宿オフィシャルツイッター
@kamiyado0907

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