笑顔の5周年にしたい、ベイビーレイ
ズJAPAN 次へ繋げる野外3連戦

ベイビーレイズJAPAN

 改名してからは初の日比谷野外音楽堂での単独野外ワンマンが決まったベイビーレイズJAPAN。前編では、2年半前に開催された野音でのワンマンライブ『ベイビーレイズ伝説の雷舞!-頑虎一徹-』を振り返り、失敗談や秘話などを語ってもらった。後編では、2016年におこなわれたライブに焦点を当て、3連戦への意気込を聞いた。

冷静な自分と楽しんじゃってる自分が共存

赤坂BLITZでの公演のもよう

――昨年は『EMOTIONAL IDOROCK FES.』69時間パーティー!パーティー!!ファイヤー!!!』や赤坂BLITZでおこなった『シンデレラたちのニッポンChu!Chu!Chu!』などのライブがありました。なにかハプニングなどはありましたか?

大矢梨華子 私は10月におこなった『EMOTIONAL IDOROCK FES.』で初めてDJをやったんです。その時もアドレナリンが出ちゃって(編注=前編では、前回の野音で林愛夏がアドレナリンが出た記憶がないという話をした)、練習の時は出来ていたプレイがその瞬間だけ飛んでしまって音が鳴らなくなっちゃったんです。

――それは惨事ですね。

大矢梨華子 「あれ! 何で?!」って(笑)。ずっと機材のボタンを押していたんですけど、原因は単純でボリュームを絞っていたんです。前の曲で絞ったままだったんですね。

――自分でボリュームを絞っておいて?

大矢梨華子 そうなんです。ずっと「次では元に戻して…」と思っていて、練習の時もそうしてたのに、テンションが上がって踊り過ぎて戻し忘れていて。カッコ良く次のタイミングで機材を押したのに音が鳴らなくて(笑)。

赤坂BLITZでの公演のもよう

――ライブっぽくてそれも一興ですよね。大矢さんは他にもありそうですね。

大矢梨華子 赤坂BLITZの時は、一公演目の時に「SHOW TIME」という曲をやったんですけど、久々に人前に立って凄く緊張しちゃったんです。一番のサビの歌詞が全部飛んじゃいました。もうずっと笑ってました。

傳谷英里香 「歌ってなかったんかい!」ってね(笑)

――皆さんは歌詞が飛ぶという事はけっこうありますか?

林愛夏 ありますね。歌詞を具体的に想像して歌うと飛んじゃうんですよ。歌詞の内容を自分の中で勝手に想像とかしていると、そこに頭を置いたまま曲は次に進んでいるから、「あっ!」ってなっちゃうんです。

――歌詞が通り過ぎていってしまうんですね。

傳谷英里香 あまり入り込みすぎも良くないなというのもあります。

――入り込んだ方がエモーショナルに歌えるということもありますよね。

林愛夏 冷静な自分と楽しんじゃってる自分が共存していないと、ファンの人たちを楽しませてあげられないというのが、今の私の中にはあるんです。

傳谷英里香 そのバランスが崩れると変わっちゃいます。冷静すぎても違うし、感情的すぎても違う感じなんです。そのコントロールはそれぞれみんなしていると思います。

――例えばライブハウスと野外ではそのバランスが変わったりすることもありますか?

林愛夏 場所では変わらないですね。ライブが進行していって会場が盛り上がってくると、冷静な自分は少なくなっていると思います。

大矢を先頭にしたのがいけなかった

赤坂BLITZでの公演のもよう

――そういう感覚は面白いですね。ステージに立っている人ならではと言いますか。では傳谷の昨年の記憶に残っている出来事は?

傳谷英里香 28日の赤坂BLITZですね。29日と合わせて延べ3公演あったんですけど、1公演目は割とバラエティー的な要素が強いステージだったんです。その中で跳び箱を飛ぶというコーナーがあったんです。尺が決められてたんですけど、お客さんとコールアンドレスポンスも合わず、今度は変に時間が余りすぎて、踊りも変な感じになっちゃって(笑)。体揺らしているだけみたいな感じです。最後だけはバッチリ決まりましたが、もっとちゃんと決まるはずだったんです。前半で喋りすぎちゃったのかな?

大矢梨華子 私が最初に跳び箱を飛ぶ人だったんです。助走のタイミングが合わなかったので、戻ってやり直したんです。おそらく原因はそれだと思います(笑)。

高見奈央 大矢さんを先頭にしたのがいけなかったんだ。

――またリベンジですね。

傳谷英里香 跳び箱はあるかわかりませんが、時間の尺が決められているものに関しては、大矢さんは最初にしてはいけないということがわかりました(笑)。

大矢梨華子 なぜかリハと違うことをしてしまうんですよ。

一同 (笑)。

愛夏ちゃんがおちょくりにくるんです(笑)

赤坂BLITZでの公演のもよう

――リハの意味があまりないですね(笑)。愛夏さんは昨年の記憶に残ったライブは?

林愛夏 私は10月におこなった『EMOTIONAL IDOROCK FES.』の最後の公演で69時間を達成した時のことです。私たちもテンションが上がって「SMILE」を歌っていた時に、事務所の後輩の北口美愛ちゃんがニコニコして客席にいたので、テンションが上がってステージに上げちゃったんですよ。高見さんと仲がいいので「美愛ちゃん連れてきたよ〜」って(笑)。普段はそういうことはしないんですけど。

高見奈央 なんでいるのって怒りましたからね(笑)。

――愛夏さんもテンションが上がると何をするかわからない感じですね。大矢さんと紙一重の部分もあると言いますか。

大矢梨華子 割と近い部分があると思います。赤坂BLITZの時もステージドリンクが置いてあるところで2人で世間話しちゃったり(笑)。傳ちゃんが真面目にMCしてる時にしょうもない話してますね。私がステージドリンク飲んでると、愛夏ちゃんがおちょくりに来るんです(笑)。

――ステージ上でたわいもない話はよくしてるんですか?

傳谷英里香 してます(笑)。MC自体がたわいもないんですけど。ライブ中はしっかりパフォーマンスするんですけど、MCは自然体の“ゆるっ”とした姿をお見せするところが多いです。なので初めましてのお客さんは「えっ! こんな感じなの」と思われる方も多いみたいです。

――高見さんの昨年のライブでの失敗談などは?

高見奈央 私は11月26日におこなった自分の生誕ライブ『ワタシ。タカミ。ハタチ。ヤバイ。』で「FOREVER MY FRIEND」の曲名を言う時に盛大に噛んでしまったことです。噛んでしまったんですけど、曲はスタートしたんです。でも愛夏ちゃんが笑っちゃって。愛夏ちゃんと向かい合ってたんですけど、初めて曲を止めました(笑)。

林愛夏 だって目の前で間違えるんだもん。可笑しくて全然歌えなくて…。

傳谷英里香 私たちは持ちこたえたんですけど、愛夏ちゃんは全然ダメで(笑)。

――今までは曲を止めたことはなかった?

高見奈央 そうですね。流れてしまえば踊って歌うという感じなので、止めたことはなかったです。

大矢梨華子 ライブぽかったね!

高見奈央 (笑)。

今年はファンの皆さんと笑顔で過ごせる5周年にしたい

赤坂BLITZでの公演のもよう

――活動約5年の中で記念すべき、初めて曲を止めた日になりましたね。そういえば、野音のライブが開催される4月には地上波番組でのレギュラーも決定したそうですね。ゴールデンタイムですか?

大矢梨華子 いや〜まだ詳細がきてないんです。去年の年末にフジテレビさんの番組に、私と傳ちゃんと高見さんが出演させてもらった時、Twitterのフォロワー数が伸びたり、地上波の影響力を直に感じたんです。それがレギュラーで決まったので「これはチャンスを掴みにいってやるぞ!!」という勢いで体張っていきます!

――番組楽しみにしてます。さらに4月には13枚目のシングルもリリースされるんですよね。

林愛夏 そろそろレコーディングが始まるので、これから忙しくなる感じです!

――4月は盛りだくさんですね。野音を皮切りに野外ライブ3連戦ですし。連戦ということは連続でやられるんですか?

傳谷英里香 連続ではなくて1年を通して3回野外でライブをします。体力をつけて頑張ります!

――それでは最後に野外ライブ3連戦に向けて意気込みをお願いします。

大矢梨華子 9月に5周年を迎えるので、自分たちにとって大事な1年だなと思っている中で、このワンマンライブが決まり、地上波の番組レギュラーも決まってどんどん仲間を増やして、みんなで3連戦目を迎えた時に、ハッピーな1年だったなと思えるようなライブにしたいです。今までも69時間フェスの睡眠との戦いだったり、いろんな戦いがあったわけですが、今年はファンの皆さんと笑顔で過ごせる5周年にしたいと思います。

傳谷英里香 ベイビーレイズJAPANに改名したのは、日本を代表するグループになりたいという思いは決してずれてないので、この3連戦を成功させて来年へつなげたいです。今年は5周年を迎えるので大事な年になってくるなと思っています。皆さんとお会い出来る期間が減ってきてはいるものの、皆さんに満足してもらって、また次が楽しみになるライブを、一つひとつ丁寧に作っていきたいなと思っているので、宜しくお願いします。

林愛夏 今年はたくさんイベントがありますし、楽しみにしていただける情報がまだまだあるので、ベビレから目が離せない! という年にしたいなと思います。私たちのワンマンライブでパフォーマンスしてるところを、観ていただくのが一番の目的なので、まさにこの記事を見ていただいてる方には、ライブに来ていただけたらとすごく思います。

高見奈央 3連戦なので全部チケットをソールドアウトさせたいです。野音は日本武道館への登竜門というイメージもあるので、武道館への道を野音から加速させていきたいです。

――前回の野音では武道館への道筋が発表された経緯もあるので、今回も何か発表があるんじゃいかと期待しちゃいますね。

高見奈央 私たちも期待しちゃいます!

(取材・村上順一)

ライブ情報

ベイビーレイズJAPAN 野外ワンマン3連戦

"晴れも!雨も!大好き!!"
1戦目 日比谷でクレイジーピクニック

特設サイトで1stアルバム「自虎紹介」の60分メガ・ミックスを無料限定公開中
http://www.lespros.co.jp/special/babyraids/yaon/2017/

【日時】2017年4月9日(日)
開場/16:00・開演/17:00

【場所】
日比谷野外大音楽堂
住所:東京都千代田区日比谷公園1‐5
東京メトロ丸ノ内線 霞ヶ関駅 B2出口から徒歩約4分。日比谷公園内、南側
東京メトロ千代田線 霞ヶ関駅 C4出口より徒歩約3分。日比谷公園内、南側
東京メトロ日比谷線/千代田線 日比谷駅 A14出口より徒歩3分。

【チケット】
通常/3900円(税込)
特典付き/8900円(税込)
※全席指定
※小学生以上 要チケット
※購入は、1人2枚まで。
※「特典付き」チケットは、写真集とおやつ付き。原則、当日引換。
※雨天決行、荒天中止。

【その他】
主催/レプロエンタテインメント・ポニーキャニオン
企画/レプロエンタテインメント
制作/ポニーキャニオン
協力/ソーゴー東京
後援/文化放送
お問い合わせ/ソーゴー東京 03-3405-6455

【券売スケジュール】
◎ファンクラブ先行中
《受付》1月27日(金)21:00-2月7日(火)23:59
《入金》2月10日(金)-2月16日(木)

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