過去と現在のPlastic Treeによって生
み出された『念力』。バンドの初期衝
動を昇華したメジャーデビュー20周年
“樹念”第1弾作品の全貌に迫る。

音楽を作る、バンド活動をするというこ
とを、サウンドに乗せて説明書のように
伝えられれば(有村竜太朗)

――メジャーデビュー20周年イヤーおめでとうございます!
有村竜太朗(以下、竜太朗)、長谷川正(以下、正):ありがとうございます!

――10周年、15周年、20周年で意識の変化はありますか?
竜太朗:うーん…、時間が流れたなという意識はありますし、ということは残された時間のことも考えます。そういう部分では確かに意識は違いますね。ここまでやった長い時間というのにすごく意味を持ちたいなと思います。
正:意識の変化というよりは、単純に振り返ってみて「20年か、すごいな」という感じですね。

――この5年間でシングル8枚、ミニアルバム1枚、アルバム2枚をリリースして、2012年4月には武道館公演もありました。この5年間で特に印象に残っていることは?
竜太朗:5年は振り返れないですね(笑)。
正:それまでにやってないことを色々とやりましたよね。男子限定ライブ(2015年5月23日@渋谷GUILTY、2016年5月14日@原宿アストロホール)や自主企画(2015年10月12日Plastic Tree主催公演「虚を捨てよ、町へ出よう」@豊洲PIT)もそうだし、そういう意味ではすごく実のある5年間でしたね。

――特にここ数年、初めての出来事が結構ありましたよね。これだけ長い歴史のバンドでも初めてのことってまだまだあるんだなと。
竜太朗:やったことのないライブハウスもあるだろうし、まだやったことのないことは色々とあるんじゃないですかね。

――では、2016年はどんな1年でしたか?
正:なんとなく、あっという間に過ぎちゃいましたね。
竜太朗:光陰矢の如し(笑)。バンドとしては夢の一つだった東京国際フォーラムでライブができたり、いつも通り精力的に活動できていたなと思います。それプラス、自分的にはそこから一回離れて物作りしてみ

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