PIERROT×DIR EN GREYによるプロジェ
クト・ANDROGYNOS2017年7月に本格始



本日1月20日にANDROGYNOSのオフィシャルサイト(http://www.androgynos.jp/)が更新され、「交わる事の無かった2バンド 交わる事の無かった2つの物体 ここに破壊的融合」というキャッチフレーズと共に「JULY 2017」と具体的に2017年7月に始動することがアナウンスされた。プロジェクトの中身は現在、検討されているが、かつてヴィジュアル系バンドのファンの間では「二大宗教戦争」と言われるほど対立していたバンド同士の新プロジェクトだけに注目度が一気に高まりそうだ。

PIERROTとDIR EN GREYは、ヴィジュアル系のバンドが全盛期だった95年後半から00年代前半にかけて二大カリスマとして人気を集めた。特に、東京・原宿の神宮橋には、双方のファンが詰めかけ、コスチュームで競い合い、その後「2つの宗教(バンド)の信者(ファン)による抗争」にもつながっていったと言い、ファンの間では「神宮橋の宗教戦争」として語り継がれてきた。

PIERROTは、1995年に活動を開始、メンバーはヴォーカルのキリトと中心にアイジ、潤、KOHTA、TAKEOの5人組。メジャーデビューは1998年だが、その翌年には、当時としてはデビュー最短で日本武道館公演を行い話題になった。その後も、アリーナ級の会場でのライブを繰り広げ、ファンを増やしていったが、2006年4月2日の東京・日比谷野音でのライブを最後に突如、解散を発表。その後はキリトとKOHTA、TAKEOが新バンドAngelo、アイジはLM.C、潤はALvinoと、それぞれの活動を続けてきたが、2014年10月に、さいたまスーパーアリーナで2daysのライブを突然に敢行し、ヴィジュアル系ファンを熱狂させていた。

DIR EN GREYは、今年、結成20年目を迎える。「世の中の矛盾や人のエゴから発生するあらゆる痛みを世に伝える」ことをコンセプトに結成した京、薫、Die、Toshiya、Shinyaの5人組。インディーズ時代からコンサート中心の活動を続け、ヴィジュアル系ロックの雄として圧倒的な人気を誇る。2006年以降は、活動の範囲を世界に広げ、アジアはもちろん全米やヨーロッパなどでも活動を展開しており、英国の老舗ロック誌「KERRANG!」では表紙にヴォーカルの京が日本人アーティストとして初めて登場し大きな話題を呼んだ。また、米ビルボード誌では「異色の日本人ロックグループ」として異例の大特集もされている。特に2011年の東日本大震災以降は「日本の背負った痛みを全身で表現している」と評価する声も多く、注目度も高まっている。

ヴィジュアル系バンドに詳しい音楽関係者によると「ヴィジュアル系の世界では、PIERROTとDIR EN GREYが組むなんで想像すら出来なかった」と驚きを隠せない。既にプロジェクトとしてANDROGYNOSが決定し、7月の始動に向けて準備が進められている。

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