AKB48 13期生公演、相笠萌と梅田綾乃
の卒業を前に実現 劇場公演への思い
を込めたメドレーも

9名が話し合って決めたというセットリストのオープニングを飾ったのは『RESET』。「我らがチームK!」の箇所を「我らが13期生!」として歌唱し、相笠をはじめ早くも涙ぐんでいるメンバーも。
トークコーナーでは、13期生が互いに撮っていた秘蔵写真を特別公開。楽屋でふざける大島涼花さんや、おじさんのような寝相の茂木忍さんなど、同期でしか撮ることのできない写真がスクリーンに映し出され、当時の思い出話にも花が咲いた。
『フライングゲット』では、メンバーが特技を交えたパフォーマンスを披露。4歳から10年間習っていたという村山彩希さんのタップダンス、元SDN48のなちゅさんに教わったという篠崎彩奈さんによる書道、岩立沙穂さん、梅田さん、茂木さんによる勇壮な和太鼓などを交えてのパフォーマンスとなった。篠崎さんが書いたのは「勝」と「舞」の2文字。いろいろな候補の中からメンバーが話し合い、「13期生にとって勝負の舞台」ということで決定したとのことだ。
Innocence』と『バラの儀式』では、9名が深紅のドレスに身をつつみ、準備期間は決して長くはなかったというものの、息の合った激しく妖艶なダンスを披露し会場をわかせた。
そして、中盤では、13期生の劇場公演への思いを込めて、姉妹グループも含めた全公演の楽曲をメドレーで披露。チームAの『PARTYが始まるよ』からSDN48の『孤独なランナー』までの22曲を、約18分にわたり一気に披露した。
終盤、同期から卒業する二人に手紙が読まれることになると、梅田さんが早くも涙。すると、岩立さん
が得意のセリフ「はーやーい」で、すかさずツッコむ絶妙のコンビネーションを見せていた。
まとめ役だったという相笠さん、同期に安心感を与えていたという梅田さんへの感謝の言葉が綴られた手紙に、二人だけでなく読んでいた篠崎さんや他のメンバーも嗚咽していたが、「もえ」と「うめたん」が混ざってしまったのか、篠崎さんが「もえたん」というこれまで聞いたことのない謎のニックネームで二人に呼び掛けてしまい、会場も含め全員が爆笑。しんみりしていた雰囲気が一気に明るくなった。
メンバーからの言葉を受け取り、相笠さんは「泣くとは思っていなかったけど(1曲目の)『RESET』から涙が出た」、梅田さんは「ずっとみんなでやりたいと言っていた13期だけのコンサートができたので悔いなく卒業できる」と、それぞれ素敵な仲間に恵まれた喜びを語りました。
本編の最後は、卒業する二人の希望したという『光と影の日々』。
13期生のデビューから現在までの思い出の映像が流れる中、9人が声を震わせながら歌唱した。「13期!」コールの中再び会場に登場したメンバーはアンコールでは涙はなく笑顔でパフォーマンスし、最後は劇場公演を大事にしてきした13期生らしく『シアターの女神』で締めくくった。「楽しかったー!」「また最初からやりたい!」と充実の表情を見せる9名には、会場から温かい拍手が送られていた。



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 (2017年01月15日)

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