これはマジでただの歌ネタ芸人じゃな
い!パーマ大佐が自身の歌ネタ、笑っ
て泣ける『森のくまさん』でメジャー
デビュー(笑)!【インタビュー】

ただの歌ネタ芸人じゃないその模様をご覧ください!

パーマ大佐 動画コメント


パーマ大佐 インタビュー
23歳にして実は芸歴8年のパーマ大佐
――初めに、パーマ大佐さんご自身について伺っていきたいと思います。今回リリースされた『森のくまさん』ような、編曲を始められたきっかけと時期について教えてください。

パーマ大佐(以下、パーマ):元々歌ネタは一切やっていなかったんですけど、事務所のお笑い部門がなくなって2年間フリーの時期があったんですよ。そのちょうど頃に単独ライブを自主開催したんですけど、せっかくなんで色んなネタを試そうとした中で、昔、音楽やっていたから歌ネタを一個やってみようかなって思ったら今まで作ったどんなネタより反応が良くて。こんな反応いいならちゃんとやってみようかなって太田プロのネタ見せでやったら「仕事になりそうだから続けた方がいいんじゃない?」って言ってくださったマネージャーさんがいてフリーの時にやっていたYoutTubeのチャンネルで毎週土曜日に歌ネタをあげるっていう取り組みをして新ネタを作る習慣をつけようって思ったのが去年の5月ですね。


――歌ネタをやる芸人さんとしてデビューしたわけではなかったんですね。

パーマ:全っ然。最初は漫才をしたくてお笑いを始めたんで、まさか楽器を持つことになるとは思わなかったですね。


――昔から音楽をやられていたということですが、腕前も相当なものだと伺いました。音楽の道とお笑いの道を迷われたことはなかったですか?

パーマ:ピアノをずっとやらされていたので一回ピアノはすごく嫌いになって小学校6年生で辞めたんです。その後にお笑いが好きになったんで、その迷いはなかったです。


――小学校6年生からお笑い芸人を目指されていたんですね。デビューされたのはいつ頃?

パーマ:プロとしては2012年の7月なんですけど、中学校3年生の時にあまりにも舞台に立ちたい欲が強すぎてプロもアマも出れるR-1グランプリっていうピン芸人の大会に出てみたんです。それが2008年の12月25日クリスマスの日で、僕の初舞台だったんで、そこから数えてしまうと、ちょうど8年目くらいになってしまうんですよ。年齢が23歳なんで、23歳で芸歴8年って言うと引かれちゃうんで、プロデビューをした2012年から数えて5年目ということにしています。


――ウクレレを始めたきっかけは?

パーマ:ピアノを嫌いになって辞めた過去があったので歌ネタやるにあたってピアノを使うのは少し抵抗があったんです。でも、歌ネタをやろうって決めたのが先ほど話した単独ライブの2週間前だったので、急いで楽器屋さんを見に行ってみたらたまたまウクレレが置いてあったんですよね。


――それから?

パーマ:そこで少し触らせてもらえたので弾いてみたら、僕、絶対音感があるんで「ド・ミ・ラ」だな、とか、ここの元のキーを3つあげたらC(コード)だな、とかいうことがすぐにわかって、いけるかもしれない。ってところで。実際教本は一切見ずに2週間である程度弾けるようになっちゃいました。
その楽器屋さん、ももちろんギターも置いてあったんですけど、ギターって10年とか20年やっている人もざらにいるんで勝てないなって思って選択肢を削りましたね。
ウクレレの持ち運びやすいところとか音色も気に入っています。


――他に何か楽器のご経験は?

パーマ:強いて言うなら、高校生の時に吹奏楽部のヘルプをやっていました。鍵盤の並びがピアノと同じな木琴とかマリンバとか、そういう楽器は人手が足りない時にやっていました(笑)。


――声楽をやっていらっしゃったお父さんですとか、周りの方からの反応っていかがでしたか?

パーマ:元々やっぱり音楽の道に進んでほしかったみたいなので、普通のネタやっている時よりは、最近妙に優しいなって思います(笑)。
歌ネタに関してダメ出しが送られてきたりするんですけど、「サビの部分の“シの♭”音ずれてたよ。」とか、母からは「もうちょっとセブンス(コード)とか入れないとお客さん飽きちゃうよ。」なんてことを言われますね。


――さすが音楽一家ですね。

パーマ:でも、母からのコード進行のアドバイスを鵜呑みにしてネタ作ってみたことがあるんですけど、、、ただの曲になったんですよ。(笑)
曲が良くなりすぎちゃって内容入ってこないみたいな。


想像以上にアーティストなパーマ大佐


――パーマ大佐さんは作曲されるときウクレレを使われるんですか?

パーマ:最初はウクレレで始めたんですけど、元々はピアノをやっていたのもありますし、ピアノの方が複雑なコードを弾きやすいんで、曲作りはピアノも使うことが多いですね。なので意外とピアノとウクレレ半々くらいです。


――ピアノをやられていたのは小学校6年生まででしたよね?色々投稿されている動画を拝見しましたが、あそこまで弾けるのすごいと思います。

パーマ:やっぱりブランクは感じますね、全然指が動かなくなっています。ただ、ピアノは辞めてからの方が好きになったので、実家で不定期にピアノを触ってはいました!


――編曲だけでなく、まるまるご自身のオリジナルソングっていうのもあったりするんですか?

パーマ:アドリブで、“こういうコード進行で右手をちょっと遊ばせて〜”なんてことはやったりしますけどね(笑)。


――即興ソングが特技と描かれているだけありますね。

パーマ:お題を言って頂ければすぐに作れますよ!


――今やっていただけるんですか!?じゃあ「年末」とか…どうしよう、面白いこと思いつかないです!

パーマ:後2つ単語を出して頂ければその単語で曲作ります!


――エェ〜!!!!じゃあものすごくとっ散らかってますけど、「歌詞」と「カメラ」でお願いします。

パーマ:(ウクレレを弾き始める)〜♪12月も後2週間で終わりを告げる 12月の最後に年末を迎えると2016年が終わる 年越しの紅白歌合戦 気になった曲は すぐ見YouTubeで曲調べ 歌詞は歌詞サイトで調べよう 年が明けたら歌おうカラオケで 気になったあの歌を 歌ってる君の笑顔を 僕のカメラで収めよう〜♪


――すごい!凄すぎます!(スタッフ一同大騒ぎ)

パーマ:カメラはどこに入れようか迷いましたね(笑)。営業だと意地悪されすぎて曲が成立しなかったこともあります(笑)。


――すごい贅沢な体験をさせてもらいました!感動しました!こう言ったパーマ大佐さんの作曲のルーツってどう言った音楽になるんでしょうか?

パーマ:父が声楽家をやっていたので日常的にクラシックが家で流れていたんです、なので大元にはクラシックもあるのかもしれないんですけど、僕は何言ってるか全然わかんないのでクラシックにあんまり魅力を感じなかったですね。J-POPは昔から聴くの好きで、音が綺麗だなと思って聴いていたのはコブクロさんとか平井堅さん、ゆずさんでした。


――ご自身で編曲というか作詞作曲をされる時に意識していることは?

パーマ:昔からギャップを大事にしたいっていう思いは何に関してもありますね。
例えば『森のくまさん』だったら歌詞の内容が割とブラックなので、歌詞としての振り幅をそうやってつける代わりにメロディーをキャッチーで爽やかにしようっていう意識で作りました。


『森のくまさん』に幻の歌詞!?
――『森のくまさん』が誕生するきっかけは?

パーマ:元々は編曲をしようと思っていたのではなく最初に話した通り、歌ネタを作りたかったんです。そこで何個か切り口を探さなきゃいけないなって時に「睨めっこしましょ、あっぷっぷ」の歌にはこんなドラマがあったっていうことを歌ったり色んなことをやっていたんですけど、YouTubeのコメントには「感動した」とか「いい曲でした」っていうことが書かれていて「面白い」ってコメントが全然来なくて。1ヶ月少し経ってアップしたのが『森のくまさん』だったんですけどその時初めて「面白い」ってコメントが来て、このパターンが面白いと思ってもらえるなら編曲ネタやってみようかなっていうことになりました。


――普段作曲されるときは先ほど即興ソングを作って頂いたように歌詞とメロディー同時に出てくるんですか?

パーマ:アーティストの方って歌詞先行か曲先行って別れる方多いと思うんですけど、僕も同時ではなくて、最初は曲ですね。
伴奏ができてから主旋律どうしようかなって考えてテンポを決めてから、ここが何文字でそこが何文字で歌詞考えようっていうような感じでクロスワード的な作り方をします。


――即興ソングも作れるくらいなので感覚的に作られているのかと思ったんですけど意外とそう言った作り方をされるんですね。

パーマ:最後に歌詞を考えたほうがノリやすい曲になるので、最初に曲のバランスを考えちゃいます。アーティストさんだとやっぱり歌詞を大事にしたいっていうのが大きいと思うんですけど僕は一応歌ネタ芸人なので、どっちかと言えばノリやすいとか聴きやすい、真似したくなるって方を意識しますね。


――「そこにやってきた警察」のところとか特に“そう来たか!”って拍手したくなるフレーズではありました。

パーマ:そこはライブで初めてやった時にすごくウケたので、こんなにウケるのかって自分でも驚いたんですけど、その前の「初めてお嬢さん心開いた」の後に少し間を入れて油断させて急に戻す感じは意識しました。


――そもそも、森のくまさんの原曲になかった部分のストーリー展開とかテーマって、どうしてこのようにされたんですか?

パーマ:1から作るネタもやってみたんですけど面白くなくて既存の曲をいじるってなった時にみんなが知ってる童謡をやろうっていうのは真っ先に浮かんだんです。童謡って歌詞良く見てみると、なんじゃこりゃっていうようなのが結構あるんですよね。
森のくまさんに関しては話が飛び飛びだなって思いまして、その穴を埋めて繋げたいっていうところと、童謡っていう世界観から外れた内容にしたら振り幅がついていいんじゃないかってところからこのような歌詞にしました。




――クマとお嬢さん両方の立場から書かれている歌詞がなかなか世の中の曲にはないところですよね。

パーマ:最終的にこの歌詞に落ち着くまで紆余曲折あって、1年半間くらいコロコロ歌詞は変わっていました。
実はこのクマも動物のクマではなくて、無職で小太りの熊谷さんっていう設定の歌詞もありましたし、クマが打たれて死んだかと思いきやってところからの展開はクマが幽霊になって出てくるものもありましたね。
今回CDに成るって決まってから最終的に今の歌詞を考え直しました。


――そういうエピソードを聴くと曲である以前にやっぱり歌ネタなんだなってことを思い出しますね(笑)。

パーマ:作詞家の姉に相談して一緒に歌詞を考えた時は「そこにやってきた警察」の後が全く番うものになる予定で、自分で歌ってて泣けるくらいの大作になったんです。けど、曲の長さが6分半になってしまいましてそこは丸々カットになっちゃったので幻の歌詞があったりもします。


――それはどういった内容だったんですか?

パーマ:クマがなんでお嬢さんをそこまでして助けるのかっていう理由を歌ったところでした。
このクマ実は子グマの時に親とはぐれたところをお嬢さんに助けられて育ったけど、野生に帰れなくなっちゃうからって森に返されたっていう過去があるんです。そのことをクマはしっかり覚えていたけどお嬢さんはもう忘れてしまっていて、でも、“昔あなたが愛をくれたから、今度は自分が守るよ”っていうクマ想いも書かれた歌詞でした。


――それはかなり聴きたかったですね〜。続いてMVについて伺いたいんですが、このMVでは警察官の役をされていますね。

パーマ:そうなんですよ〜、やりましたね。10月に都内の公園で撮影したんですけど、お散歩中の幼稚園児に指を刺されまして「あの警察官怪しい!」って。制服を着ていたんですけど子供にはもろバレだったみたいですね。なんとかごまかそうと思って敬礼もしたけどダメでした。

子供にはバレたんですけど、近くにチャリンコ止めてたオバさんには、何かにカゴの中の食材荒らされたって助けを求められて、僕ちょうど見ていたんで「カラスがやってましたけど、僕警察官じゃないんで..」って言ったら「紛らわしいわね。」って怒られましたね。


――オバさんどう見てもカラスの仕業なのにわざわざ助け求めに来るんですね…

パーマ:オバさん的には「そこにやってきた警察」だったんでしょうね。


――(笑)。何か他にMV撮影のエピソードはございますか?

パーマ:クマ役をやっていただいた上島さんは最後のシーンを1発撮りで終わらせたんですよ。
1発で撮り終えて、「CD売れるといいな。」って肩ポンッてやって帰って行ったんで“こんなカッコイイ先輩になりてぇ!”ってただただ感動しました。
お嬢さん役をやっていただいた鈴木奈々さんはテレビで見たまんまのとても素敵な方だったんですけど、撮影当日なぜか鈴木さんにだけものすごく蚊が集りまして、カメラに映らない角度で蚊取り線香が焚かれていました(笑)。




――レコーディングはいかがでしたか?

パーマ:レコーディングも非常に楽しくやらせていただいたんですけども、僕とてもタイミングの悪い男でして、カップリングの『お弁当箱の歌』を録った時も『森のくまさん』を録ったときも実は風邪気味で、唐揚げを潤滑油の役割として食べたんですけど最終的に10個くらい食べましたね。なので僕の想いと、唐揚げのジューシーさが詰まっている曲になったかなって思います。(笑)


『お弁当箱の歌』


――こちらもほぼ作詞作曲されているような感じになりますよね。最初に原曲を入れてあとは全部オリジナルということで。

パーマ:最初はこれもアンサーソングのような感じにしようと思っていたんですけど、最初に原曲の童謡を入れたら“フリ”になってわかりやすいかなって思って入れました。


――この曲の歌詞はどんな歌詞になっているんですか?

パーマ:僕が子供だったらこう思うだろうなっていう、僕の感情をストレートに表現した歌になっているかなって思いますね(笑)。
絶対こんなお弁当嫌ですからね。




――確かに。“めっちゃわかる〜!”っていうところから一歩踏み込んでくれているから更に面白いというか。

パーマ:嫌だって言うくらいだったら誰でも書けると思うんですけど、なんでこれが私にとって嫌なのかっていうところもしっかり考えました(笑)。やっぱりお母さんは気付いていないと思うんで。これ平気で作っちゃうくらいですから(笑)。だからお母さんに教えるために丁寧にね、子供ながらに。


――確かに刻み生姜にごま塩ふった食べ物なんて見たことないですからね〜。

パーマ:1回自分のYouTubeのチャンネルに載せようと思って、実際にこのお弁当を作ってみたんですよ。そしたら味のクオリティーは低い割にコストはまぁまぁかかって。ふきもですし、塩じゃなくてごま塩ってあたりもまたコストが…。だからこのお弁当の中で心のゆとりはおむすびとさくらんぼだけなんですよ。お財布にも口にも優しくないとんでもないお弁当ができました。


――今回の収録曲の中でフレーズをピックアップしてご紹介頂けますか?

パーマ:『森のくまさん』の2番の「ひとりぼっちの俺は 君に助けられたんだ」のところからクマ目線で歌うところが好きですかね。1番の歌詞を踏まえて言っていることなんですけど、クマの感情が見える歌詞っていうところを意識しました。
あとは、白い貝殻のイヤリングをどうにか回収しなきゃなってところだったんで、「綺麗な花束と 思い出が詰まったイヤリング」ってところはメロディ込みで好きなところですね。あえて1小節置いて月日が経った感じを出しました。


――ただの歌ネタではなく音楽性の深い楽曲なんですね。

パーマ:最近やっているラジオで、ゲストにアーティストさんを呼ぶこともあるんですけど、アーティストさんに『森のくまさん』の音楽性を褒められると嬉しいなって思いますね。


――面白いって言われるのと、いい曲だねって言われるのどっちが嬉しいですか?

パーマ:僕の場合は完全に笑いに寄せた歌ネタではないので、いい曲だねっていう言葉は自分の育ってきた環境につながるところだと思うので、笑い6、いい曲だね4くらいですかね。


――他に作られている曲も含めて、こう言ったドラマチックなクサいシチュエーションを描かれるのが好きなんですか?

パーマ:そうですね〜、結構今回みたいに2人登場するタイプの歌ネタに関しては結構ドラマチックになりがちですね。『赤い靴』っていう歌ネタでもそうですし、結局1回登場人物を離れ離れにさせたいんですよね!

――ありがとうございました。このインタビューを見てくれた皆さんに一言お願いします。

パーマ:ちょっとしたラブコメというか、4分半の中でちょっと笑えてちょと感動できるような曲になったかなと思います。
もしカラオケで歌ってもらえるなら、最初の方はノリノリで最後の方はシリアスに歌い上げるような感じで皆さんに楽しんでもらいたいです!

とりあえず、、、CD買っっってください!お願いします!(笑)

毎週木曜の深夜にラジオもやっているので、チェックしていただきたいですし、YouTubeのチャンネルで新作も出して言っているので是非見てください!




Photo:片山拓
Interview:愛香

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