CANDY GO!GO! 最新アルバム『IDOROC
K』全曲メンバーレヴュー第三弾!!『
Hybrid Love』『事件File.055』『ク
リスマス・イヴ』などの合計6曲を解
説!!

CANDY GO!GO! アルバム『IDOROCK』通信 Vol.3
12月28日(水)にメジャー第1弾アルバム『IDOROCK』を2-TYPE発売するCANDY GO!GO!。「アイドル×ロック=アイドロック」という方向性を掲げ、舞台上の彼女たち自身が肉感なボディを魅力に、パワフルでダイナミックなステージングを毎回全力でぶつけている。

ある意味、ロックバンド以上に気迫あふれるステージングを彼女たちは見せてくれる。

アルバム『IDOROCK』には、立ち上げ時からCANDY GO!GO!のプロデュースを担うOKBを筆頭に、今回はPERSONZの本田毅/ハシグチカナデリア/FEELFLIPという強力な音楽アーティスト陣が楽曲を提供。提供者それぞれの個性を発揮した曲たちを、CANDY GO!GO!のメンバーたちが自分たちの色に染め抜いている。

インストナンバー3曲も含め、全部で15曲収録したアルバム『IDOROCK』。ここでは『Hybrid Love』『事件File.055』『クリスマス・イヴ』『大切なお知らせ』『The Sun Also Rises』『endroll』の6曲について語ったメンバーの言葉を紹介しよう。


『Hybrid Love』
作曲:白土とおる

高城しおり:CANDY GO!GO!のライブでは、よくMC中に背景に流れているインストナンバーです。ギターの音色が他のリズムと会話を楽しんでいるように聴こえてくるのも特色です。

『事件File.055』
作詞:なぎさりん、作曲:OKB、編曲:白土とおる

なぎさりん:『事件File.055』はCANDY GO!GO!史上一番歌詞も曲調もダークな内容です。この歌詞のテーマは、「恨み」。何かを訴えたい声の表情が似合う、なぎさりん/宍戸桃子/菜月アイル/佐伯かなの4人がこの曲を歌いました。

アイドルソングって、「ずっと好きでした」のような恋愛系の歌が多いじゃないですか。作詞をしている私自身、人を恨んだりはしない性格ですけど。この歌詞の制作中、たまたまテレビでいじめ問題が話題になれば、そのいじめ問題に対して、ぜんぜん知りもしない第三者が好き勝手に誹謗中傷しながらネット上で叩いていました。

そのせいで自殺する人も出たり。そういう事件と触れ合う中で生まれた想いが、この『事件File.055』という歌になりました。歌詞には、「軽はずみな発言をするな」など、あえて恨みを軸に据えた想いを書き並べています。

ライブで『事件File.055』を歌うと、みんなバーンとこの曲の持つ世界へ引き込まれていくように、CANDY GO!GO!の中へ新しい格好良さを加えた歌になりました。こういう心に響かせる歌もCANDY GO!GO!は歌えるんだということが、これからグループの強みにもなっていけたらなと思っています。何より、アイドルが一番隠していたい裏の顔を表に出した歌になりましたからね。

菜月アイル:私、いまだに中学生時代の裏切りや憎しみなどの恨みが心の奥底に眠ってるんですね。そんな、中学生だった頃の私の闇な感情が『事件File.055』には記されていました。

恨みって表には出しづらいものじゃないですか。私は歌を通して眠らせていた想いを吐き出してすっきり出来たように、とても良いきっかけになりました。

『クリスマス・イヴ』
作詞:なぎさりん、作曲:本田毅、編曲:本田毅

なぎさりん:磯野がリードを取った『With your Smile』は、PERSONZの本田毅さんが『ワンチャン☆サマー』と一緒にシングル候補として持ってきてくださった歌。あのときは、「どっちをシングルにする!?」という話から『ワンチャン☆サマー』を選んだ形でした。

当時の本田さんは、まだCANDY GO!GO!と出会って間もない時期で、そんな深くCANDY GO!GO!のことを知っていたわけじゃなかったんですね。だけど、楽曲を提供してくださったことをきっかけに、レコーディングでディレクションをしていただけたのはもちろん。

CANDY GO!GO!のライブに何度も足を運んでくれれば、イベントなどにも遊びに来ていただき、CANDY GO!GO!が提唱するアイドロックのこともわかってくださいました。そのうえで作ったのが、この『クリスマス・イヴ』なんです。CANDY GO!GO!に似合う洗練された大人な刹那ロックのように、私はアルバムの中で一番のお気に入りです。

私、この曲のリードを担当しているんですけど。あまりにもこの歌が好きすぎて、この曲をばれないように私物化しようと思いました。私の誕生日はクリスマスイヴ。歌詞には、「寒い」「切ない」「つらい」など、そう簡単には幸せにはなれないぞと言いますか、別れた後でもまだ好きという未練たらたらな心模様を書いていますけど。。。裏テーマはずばり、「なぎさりんの歌」です。

磯野未来:りんさんの歌詞って、基本は、未練たらたらじゃん(笑)。

『大切なお知らせ』
作詞:なぎさりん、作曲:OKB、編曲:白土とおる

宍戸桃子:もともとはCANDY GO!GO!がメジャーへ進出する前の、インディーズラストシングル曲として出す予定だったのが『大切なお知らせ』です。切なさと同時に、何かを伝えていきたい決意の現れを感じさせるのも、そういう理由から。結果的には、メジャー第一弾シングルとなった『overdrive』と両A面曲として発売しました。

『The Sun Also Rises』
作曲:白土とおる

佐伯かな:ライブでも、ステージを去るときに流しているエンディングナンバーです。すべてをやりきった、それこそ「祭りのあと」的な雰囲気と、どこかまだ名残り惜しい気持ちが交錯している想いを形にしています。

『endroll』
作詞:なぎさりん、作曲:OKB、編曲:yUsUke

なぎさりん: もともとは、私のソロ曲として提供された楽曲なんですけど。結果、CANDY GO!GO!バージョンにドレスアップして形にしました。疾走感にあふれた曲調と切ないメロディーラインが特徴的な歌になっています。

『endroll』を最初に披露したのは、兄の結婚式のときでした。この歌詞には、実家から離れてしまう兄に対して、「離れてしまっても、たとえ何処にいようと、ずっと私たち家族は一つに繋がってるように絆は固いんだぞ」という想いを書きました。

同時に重ね合わせたのが、全国ツアーを行ったときに各地で応援してくれてるファンたちに対して感じた、「何処で応援しようと私たちの気持ちは一つに繋がってるから、この絆は絶対に解けないよ」という想いなんです。

磯野未来:メンバーとファンたちの固い絆を、『endroll』では歌っているからね。

菜月アイル:この歌に出てくる主人公は、とても強がってる女の子。私たちも「強がり女子」なんですごく気持ちがわかれば、歌ってて感情がグッと入り込んじゃいます……だけど、本当は強がってるだけなんです。何故なら、心は乙女なんで(笑)。

このシリーズ最後となる次回のニュースでは、メンバー全員のアルバムに込めた想いをお届けしたい。楽しみに待っていてくれ。

TEXT:長澤智典

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