「コードギアス」10周年の新
展開 福山潤は「当時に負けない熱量
を絞り出す」と決意新た

 2006年のテレビシリーズ第1期から10周年を迎えた同作だが、福山は「毎年何かしら『コードギアス』に関わっている感覚なので、時の流れをあまり感じていなかった」と胸中を告白。櫻井は「当時いろいろな人に注目されて、たくさんの人に見てもらい、『コードギアス』が新たなアニメの形を知らしめた、という感覚が今でも残っている」と感慨深い様子で語った。

 イベントではトークショーのほか、随所にミニライブも盛り込まれ、第1、2期のエンディング主題歌を手がけたALI PROJECTが「勇侠青春謳」「わが臈たし悪の華」、同じく挿入歌を歌ったHitomi(黒石ひとみ)が「Innocent Days」「Continued Story」、そしてaccessがサプライズゲストとして登場し、第1期オープニング主題歌の1曲である「瞳ノ翼」を披露。さらに、ルルーシュらアッシュフォード学園生徒会の面々による、ある一夜を描く新作ピクチャードラマ「一夜の明日」では、キャラクターデザイン・木村貴宏とRICCAによる描き下ろしイラストを使用。終盤では福山とゆかなによる生アフレコも行なわれた。

 そして、第1期エンディング主題歌「モザイクカケラ」をBGMとしたスタッフロールでイベントが終了したかに思えた直後、黒の騎士団を率いた仮面の男・ゼロが壇上に登場。「コードギアス 反逆のルルーシュ」の復活を宣言すると、特報映像が上映され、劇場総集編「コードギアス 反逆のルルーシュ」全3章の製作決定と、「コードギアス 復活のルルーシュ」のプロジェクト始動が発表された。

(C)SUNRISE/PROJECT GEASS  Character Designc2006-2008 CLAMP・ST これにあわせてステージに谷口悟朗監督と脚本を担当した大河内一楼が登壇。谷口監督は「『コードギアス』はネクストステージに移ります。出発点である『反逆のルルーシュ』編をしっかり整理して、これからの10年さらにより高いステージを目指していく」と宣言した。また、大河内は「『復活のルルーシュ』の主人公はルルーシュです。別世界のルルーシュだとか偽物ではありません。『R2』の結末から、どのようにそこに至るのか、期待していてください」と語った。そして、先ほどの特報映像がネクストステージの起点となることも明かされた。

 最後は、出演者各自が10周年と新たな発表を喜び、福山が「10年の重みは十分に感じています。『またやれる! また、あの熱量を自分たちで絞り出すんだ!!』と、その戦いが待ち遠しい気持ちです。自分にとって『反逆のルルーシュ』で過ごした当時の2年間は、それほど濃密な熱量がありました。当時の熱量に負けないものを劇場3部作に込めて、みなさまをお迎えしたいと思います」と決意を新たにした。

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