11月22日@東京・TSUTAYA O-EAST

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磯貝サイモンがデビュー10周年記念S
Pライブにて椎名慶治、ゆず 岩沢、f
lumpool 阪井&山村らと豪華共演

磯貝サイモン デビュー10周年記念SPECIAL LIVE~今日は1日予測不能~』が11月22日、東京・TSUTAYA O-EASTで開催された。
18時40分、5人編成のバンドが奏でる♪ハッピーバースデー10年♪のメロディに乗せ、ラインストーンをあしらった白のドレスシャツと黒のクロップドパンツ、赤いソックスでお洒落に決めたサイモンが登場し、1曲目の「君はゆける」を披露した。10年前の今日、11月22日にリリースしたデビュー曲を、あの頃と変わらない柔らかく伸びやかな歌声で、キーボードを弾きながら笑顔で歌う。

続けて披露したのは、セカンドシングル「初恋に捧ぐ歌」。さわやかな明るさの中に、メランコリックなメロディと純情な思いを詰め込んだ、初期サイモンの代表曲の連発に、フロアを埋めたオーディエンスから笑顔がこぼれる。お祝いムード溢れる華やかなショーの幕開けだ。

『僕より楽しんでくれる自信ありますか? 僕がこの中で一番楽しむ自信があります!』

アコースティックギターに持ち替えて披露した、明るくポジティブな人生応援歌「30」では、揃った手拍子が鳴り響く。明るい曲だが、"笑って一緒に年を取ろう"というリアルな歌詞が胸に沁みる。続くKyleeへの提供曲「CRAZY FOR YOU」のセルフカバーでは、エレクトリックギターを手にしてラウドに疾走した。

ここで本日一組目のゲストであるKが登場すると、華やかなライブが一層明るさを増す。同い年の音楽仲間ならではの、軽妙、饒舌、ユーモラスな語り口に、笑い声が絶えない。披露したのは、昨年のKの10周年記念ソングとしてふたりが共作し、サイモンの10周年でも一緒に歌おうと約束したという「Years」。Kのソウルフルな歌声と、サイモンの声とのハーモニーが見事に決まった。

続いてのゲストは寺岡呼人。デビュー当初から共演が多いものの、今まで一緒に曲を作ったことはなかった二人。今回は念願叶って共作曲「time」を初披露! 『緊張して手が震える!』と言いながら、ビートの効いたバラード調のメロディを、真剣なまなざしで歌うサイモン。彼がこれから30代、40代、50代と歌っていく中で気づくであろうことをメッセージとして埋め込んだ、寺岡呼人の書いた歌詞が心に響く。この曲は、2017年1月11日にリリースされるニューアルバム『sponge-like』の中でも、特に大切な1曲になるはずだ。

そして、『せっかくだから3人でやりましょう』と再びKを呼び込み、寺岡呼人のオリジナル曲「バトン」を披露。うれしそうにギターソロを弾きまくるサイモン。『僕は再来年で30周年。まだまだ青いぜ!』と、サイモンにエールを送る寺岡。世代を超え、音楽で結ばれた絆の強さを感じる場面だった。

二人を送り出し、バンドもステージを下り、ひとり残ったサイモンがキーボードの前に座る。しっとりと弾き語りで披露したのは、ちょっとオクテの夢見る少年が現実と空想の間を描くような、ロマンチックなラブストーリー「この映画館を出たら」。サイモンが持ち続けるピュアな少年性が、キュンとするメロディに素直に溶ける。広い空間を声とピアノだけが優しく漂ってゆく。

セットチェンジの間には、スキマスイッチ、ナオト・インティライミ、GAKU-MC、大塚愛、KARAのヨンジ、Skoop On Somebody、DREAM、佐藤竹善といったメンバーからの10周年お祝いムービーが放映され、サイモンへの惜しみない賛辞がこの10年間の活動の広さと深さを物語った。

20時5分。チェックのベストに赤いネクタイ姿のサイモンが、本日3組目のゲストとして迎え入れたのは椎名慶治。デビュー当初に同じ事務所に所属し、現在もSHINAMON’Sとして気ままな活動を続けるふたりの関係の深さは、サイモンいわく『長くなるのでインターネットで調べてください』。どちらも負けず劣らず、ツッコミタイプのしゃべり上手だ。爆笑トークの連発でグイグイと盛り上げ、ニューアルバム『sponge-like』に収録される共作曲「後戻り出来ないあみだくじ」でさらにヒートアップ。続けて椎名のSURFACE時代の代表曲「さぁ」をオーディエンスと共に大合唱。椎名は再来年でデビュー20周年。良き先達に守られ煽られ、サイモンの歌にもいつも以上に気迫がこもる。

4組目のゲストには、サイモンがツアーメンバーとして参加しているflumpoolからギターの阪井一生、同じくツアーメンバーのヴァイオリン・吉田翔平、そしてレミオロメンからドラム・神宮司治。世代の近いミュージシャンであり、仲良し同士ゆえに、自然体でリラックスしたムードのトークだったが、演奏が始まるとムードが一変。アルバム『sponge-like』収録予定の新曲「不感症クリニック」は、阪井一生と磯貝サイモンの共作曲で、一生いわく『サイモンさんが歌わなさそうな曲をあえて作った』という、猛烈にへヴィなロックチューン。神宮司が重いビートを叩き出し、サイモンと一生のツインリードがうなりをあげる。なんともびっくりの挑戦だが、歌詞の世界、キャッチーなメロディはあくまでもサイモン流。同世代の後押しで、新境地に挑む姿が頼もしくかっこいい。

続いて登場したのは、同じくflumpoolのボーカル・山村隆太。『楽屋でみんなしゃべりすぎ』と、にぎやかな舞台裏を暴露しつつ、ツアーメンバーとしてのサイモンの存在に心からの感謝を述べる。サイモンのリクエストで、flumpoolの「Hydrangea」を披露し、隆太が一番を、サイモンが二番を歌う。センターマイクにサイモンと隆太が寄り添ってサビを歌い上げる姿が印象的だった。

『後半戦、盛り上がる準備はできてますか! 一緒に楽しんでいきましょう!』

3人のホーン・セクションを迎え入れると、ここからはアッパーな曲で一気に駆け抜ける。さわやか&ファンキーなサマーチューン「恋するフィッシュ」ではミラーボールがきらきら回り、「ホータイ」は全員でタオルをぐるぐる回す。♪10周年ありがとう♪、と歌うと、♪10周年おめでとう♪と返すコール&レスポンスもばっちり決まった。

「ホントのハジマリ」では、電飾を仕込んだサイモンのエレクトリックギターがド派手に輝き、「welcome to my party」は、♪ようこそ渋谷O-EASTへ♪と歌詞を変えて盛り上げる。曲の途中で曲をストップし、腕を上げたままのオーディエンスをいじる演出もお約束だ。そして17曲目、本編ラストを飾ったのは、超ポップなドタバタ大慌て等身大ソング「あ・く・せ・く」。ハンドマイクでステージを駆け回り、歌い、飛び跳ねるサイモン。シンプルなメッセージがアニバーサリーライブを力強く締めくくった。

そろそろ21時半という時に、サイモンと共にアンコールのステージに上がったのは、名古屋テレビ(メ~テレ)のキャラクターで心優しきオオカミのウルフィくん。彼のために作ったテーマ曲「サンキューウルフィ」に乗ってレッツ・シング&ダンス。未CD化の明るく切なくキュートなポップチューンだ。

ここで不意に鳴り響く電話の着信音。サイモンがケータイを取り出し、『もしもし』『もしもし。今どこ? 岩沢だけど』と聞こえた次の瞬間、電話を手にしたゆずの岩沢厚治がステージに現れると、拍手が湧き上がった。サイモンがゆずのツアーサポートをつとめている縁で実現した、スペシャルシークレットゲストだ。『10年前の僕に教えてあげたい。夢のステージです』と、興奮を隠せないサイモン。岩沢のハーモニカとコーラスを添え、よりハートフルな輝きを増した「low battery’s song」に、笑顔で聴き入るオーディエンス。世代を超えた音楽の絆が生み出す、美しい場面となった。

『10周年のお祭りの締めくくりとして、これからの所信表明として。11年目のスタートの合図に、この曲をお届けします』

最後の最後、万感の思いを込めて歌い上げたのは、新曲「重々承知のハイジャンプ」だ。ヴァイオリンには吉田翔平を迎え、ハートウォームなポップチューンを響かせる。シンプルな言葉の中に、音楽という夢にすべてを賭けてきたサイモンの思いが深くにじむ。

メンバーと共に挨拶を終え、ひとり残るサイモン。ここを去ることを惜しむように、マイクに向かって今の思いを語る。

『今日のみんなの笑顔、声、ハートを受け取って、力をもらってまた走り出します。これからもよろしく。ありがとう』

ナオト・インティライミは『天才です』と言った。山村隆太は『サイモンさんが入ってflumpoolは本当に変わった』と言った。岩沢厚治は『僕らよりもゆずの曲に詳しい』と言った。多くのミュージシャンに頼りにされる男。そして多くのファンに愛される男。磯貝サイモンの人間と音楽が凝縮された、素晴らしい3時間半だった。

Text by 宮本英夫
Photo by 小川舞

アルバム『sponge-like』

2017年1月11日発売
HTRD-021/¥2,800+税

磯貝サイモンTOUR2017『sponge-like』

1月28日(土) 心斎橋Music Club JANUS
1月29日(日) 名古屋TOKUZO
2月01日(水) 青山月見ル君想フ
2月02日(木) 青山月見ル君想フ
<チケット>
全自由 ¥4,500(税込、ドリンク代別途)
■オフィシャルホームページチケット抽選先行受付
11月22日(火)12:00~11月30日(日)23:59
https://l-tike.com/st1/sponge-like
■磯会2次先行受付
12月10日(土)12:00~12月14日(水)23:00
http://eplus.jp/isokai-fc
※申込には磯貝サイモン公式サポーターズクラブ「磯会-isokai-」への無料登録が必要。
■チケット一般発売
1月7日(土)10:00~
・イープラス:http://eplus.jp/simon
・ローソンチケット:http://l-tike.com
・チケットぴあ:http://t.pia.jp
11月22日@東京・TSUTAYA O-EAST
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OKMusic編集部

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