ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』
で夫婦役を演じる川平慈英と霧矢大夢
が、日比谷シャンテのイルミネーショ
ン点灯式に登場!



『ビッグ・フィッシュ』で使われる楽曲がBGMで流れる日比谷シャンテの正面エントランスに集まった大勢の人々を前に、黒のスーツと、青いワンピースにファーを羽織ったスタイルでドレスアップした川平と霧矢が登場すると、周囲から大きな拍手と共に「素敵、素敵!」との声が聞こえてくる。開口一番、「寒い中、よろしクゥ~ッ!」と川平が陽気に挨拶すると、華やかに点灯式イベントが始まった。



まずは早速、肝心のイルミネーション点灯式が行われた。川平と霧矢ふたりによる「5、4、3、2、1、『ビッグ・フィッシュ』!!」の掛け声と共に、音楽に合わせて日比谷シャンテのエントランスが青と黄色の光で彩られていく。すべて点灯したイルミネーションの様子を感慨深げに見上げるふたり。



感想を求められると「僕、なかなかこうやってイルミネーションを見る機会ってなくて。でも、すごくほっこりしますし、やはりいいものですね」と川平。霧矢も「本当に、綺麗ですねえ~」と微笑んでいる。司会から「テーマカラーの黄色は水仙からきているわけですが、この水仙にもわけがあるんですよね?」と聞かれると、「ムムッ?」とお馴染みのフレーズで唸る川平。そこで霧矢が「川平さん演じるエドワード・ブルームが私、サンドラにプロポーズをする場面があって。サンドラが大好きな花がこの水仙で、それをエドワードがたくさん贈ってくださるんです。そして『素敵な水仙』というタイトルの歌を慈英さんが歌われるんですが……」と水仙のエピソードを語っていると「あ、ちょうどこの曲です!」と、その場面でふたりが歌い上げる予定の曲がいいタイミングでBGMとして流れてきて、雰囲気はますます和やかモードへ。



川平と霧矢はそれぞれ、日比谷の印象や日生劇場での思い出、クリスマスのエピソードなどを語ったあと、さらに『ビッグ・フィッシュ』の作品についても触れ、各自が演じるキャラクターについては「大ぼら吹き。ほらばかり吹いて、浦井健治くん演じる息子に嫌われてしまう父ちゃんです。その大ぼらが最後にはオイオイオイ、という展開になるわけなんですけどね。だけど、だいたいウチナーンチュ、沖縄の人ってほらを吹きますから。そういうDNAを引っ張り出して、思いっきり大ぼら吹き的な男をやってやろうかと思っています」と川平が笑顔で語ると、「そんな大ぼら吹きの主人と、息子の間に入りつつ、すごく献身的に家族を支える立場なのがサンドラです。ある意味、一番大人なのかもしれませんね」と霧矢。



ストーリー的には後半、エドワードが病に伏してしまい、そこから息子とどう和解していくかという流れになるのだが、その場面でサンドラが歌う印象的な曲があるとのこと。「献身的に介護もしつつ、彼を元気づけるような歌を歌わせていただきます。私は男役出身だったこともあって、まあまあ包容力があるほうだと思いますので、しっかりと慈英さんを包み込みたいと思います」と霧矢が話すと川平も「楽しみにしています。リードされちゃっても、全然いい~んですっ!」と返し、オーディエンスの笑いを誘った。



そして、一般客も撮影OKだったフォトセッションを終えたふたりから、最後に「親子愛、絆、相手をリスペクトするということがテーマのミュージカルですので、おひとりでももちろん大丈夫ですが、ぜひご家族やご友人など大切な人と一緒に来て、最後には「ああ、人間っていいな」と優しい気持ちになっていただきたいですね。素晴らしいキャストと、ハッピーエナジーをみなさんにお届けしたいと思います!」(川平)、「来年2月、素敵な夢をみなさまにお届けできたらいいなと思っております。もう、日生劇場はパワースポットのようになっているはずですので、新年早々、景気よく、みなさまぜひ足をお運びください。お待ちしております!」(霧矢)とのメッセージが寄せられ、イベントは盛大な拍手のうちに終了した。

なお、SPICEではこの点灯式に臨む直前に、川平と霧矢の単独インタビューを決行。近日中にそちらの記事も掲載予定、どうぞお楽しみに。



(取材・文:田中里津子  撮影:早川達也)

公演情報ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』
■日程:2017年2月7日(火)~2月28日(火)
■会場:日生劇場

■出演:
川平慈英/浦井健治/霧矢大夢/赤根那奈
藤井隆/JKim/深水元基/鈴木福(Wキャスト)/りょうた(Wキャスト)/鈴木蘭々/ROLLY ほか
■脚本=ジョン・オーガスト
■音楽・詞=アンドリュー・リッパ
■演出=白井晃
■公式サイト:http://www.tohostage.com/bigfish/

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