初のオーケストラコンサート“May’n Symphonic Concert「TWENTY for SEVEN」”を開催したMay’n

初のオーケストラコンサート“May’n Symphonic Concert「TWENTY for SEVEN」”を開催したMay’n

「マクロスF」から新曲まで、May’n
初のオーケストラコンサートで「大切
な曲を、最強の音で!」

人気女性アーティスト・May’nが初のオーケストラコンサート“May’n Symphonic Concert「TWENTY for SEVEN」”を10月22日(土)東京芸術劇場コンサートホールにて開催した。
クラシックの会場ならではの厳かな雰囲気の中、数々のヒットナンバーを東京ニューシティ管弦楽団の演奏とともに披露したMay’n。アンコール含め、全17曲を披露した同コンサートのオフィシャルレポートおよびライブ写真がこの度到着している。

また、May’nのニューシングルとして11月23日(水・祝)にリリースされる「光ある場所へ」(TVアニメ 「終末のイゼッタ」 EDテーマ)のジャケット写真&アーティスト写真も公開に。その他、May’nの最新情報については公式サイトを確認しておこう。

■“May’n Symphonic Concert「TWENT
Y for SEVEN」”オフィシャルレポート

10月22日に東京芸術劇場コンサートホールにて、May’nが、初のオーケストラコンサート“May’n Symphonic Concert「TWENTY for SEVEN」”を開催した。クラシックの会場ならでは厳かな雰囲気の中、数々のヒットナンバーを東京ニューシティ管弦楽団の演奏とともに披露した。

「もしも君が願うのなら」と「愛は降る星のごとく」の2曲でスタートしたコンサート。オーケストラの演奏でより壮大さを増した楽曲を、時折温かさも伴わせ、力強く歌い上げていく。パイプオルガンの演奏や、オーケストラの演奏、ピアノ演奏と多彩な音楽性を存分に引き出したアレンジで、「今日に恋色」「Grand Piano」「Scarlet Ballet」「オベリスク」とヒット曲や隠れた名曲を演奏していく。穏やかなバラード調のアレンジ「今日に恋色」や“憧れの存在”として描かれたグランドピアノとともに、歌い切った「Grand Piano」。May’n本人の希望でくわえられた「Scarlet Ballet」は、バンドとオーケストラを融合し、より華やかさを増したアグレッシブなアレンジとなった。続いての「オベリスク」は、オーケストラサウンドならではの迫力の演奏を味わうことができた。

ここでMay'nは、コンサート前日に27歳の誕生日を迎えたことを報告。「すごい大人になる感じもあるし、これからもっと楽しくなるんじゃないかなと思ったら、ワクワクが止まらなくて!」と前向きに語る。その想いはこの日のコンサートタイトルにも込められた「24時間・7日間、大切な仲間とともに音楽のことを考えて歩める幸せ」とも繋がるものであり、改めてファンへも感謝していた。

そんな彼女も“May'n”になって8年。その始まりの頃から歩んできた「ダイアモンド クレバス」で、第1部のラストを飾る。この楽曲とオーケストラとの親和性は抜群。しかしその音を活かせたのは、彼女がこの8年間さらに磨き上げた、その歌声あってこそではないだろうか。「大切な曲を、最強の音で!」と意気込んでから、パワフルかつ繊細にこの曲を歌い上げたMay'n。その“最強の音”を、自らの歌声を楽曲に絡めたことで見事完成させた。そして後奏、余韻の残るなかゆっくりと客席を見回し、最後はオフマイクで「ありがとう」とつぶやき、曲を閉じた。

休憩を挟んだ後は、ピアノやビブラフォン、ストリングスカルテットとともに披露した「妖精」「アオゾラ」から、第2部がスタート。シンプルな編成をバックに、まずは彼女の“静”の魅力を届ける。また、曲明けのMCでは再び誕生日の話題に。今度は0時を迎える瞬間の模様を臨場感たっぷりに語り、0時を回った直後に乗った電車のアナウンスが、27歳を迎えたばかりの自分と不思議なリンクをしていて……と、若干興奮気味にまくしたてる。この時ばかりは観客も、笑いとともに和やかな雰囲気で彼女のトークに耳を傾けていた。

続いて第2部の衣装の雰囲気を活かして、アグレッシブな楽曲を披露する。まず「永遠」から、再び全員揃ったオーケストラとともに、歌声のみならずパフォーマンスも含めて観客に対し全力で攻め込む。「Belief」では、楽曲のブレイクに自身のヒールでとるリズムが、サビへの合図になる演出があり、ますますオーケストラとMay’n との一体感が高まっていった。更に「ノーザンクロス」では、厳かなストリングスの音色から始まるものの、この日の特別な編曲によりマイクを使わずに自身の歌声で、イントロサビからオーケストラを引っ張るように力強く歌い上げた。その後はオーケストラも加わり、圧巻の歌声を轟かせていった。

コンサートも佳境になり、ホール全体を見回し、今自身の中にある感情を言葉にする。「身体中が震えています。全身で音楽を感じているなって思って。今、すごく楽しいし、すごく幸せです! ありがとうございます!」と。そして「これからのみんなとの音楽の旅で、一緒にたくさんの特別を感じられたら」と今後への意気込みを語ると、本編ラストナンバー「夜明けのロゴス」を、そんな自らの音楽への誓いであるかのように精一杯、かつ楽しそうに歌い切り、深い一礼とともにステージを降りた。

観客からのアンコールの拍手は鳴り止まず、再登壇するMay'n。その拍手への礼として、11月23日に発売される新曲「光ある場所へ」を初披露する。「哀しみのある曲だけど、自分自身が光を信じる気持ちこそ、それを生み出すパワーになると思う。なので、どんなときも自分を信じていられたら、という想いを込めて歌います」と語られてから歌い出されたこの曲で彼女は、ピアノとチェロ3本が主軸となるシンプルかつ重厚なサウンドを従え、内面の強さを抱えた芯の強さを感じさせる歌声を響かせた。

こうして“特別”が積み重なったコンサートも、いよいよラストが近づく。と、「今日は“ライ部”なので……最後は立ってみない?」と呼びかけ、総立ちのファンとともに「May'n☆Space」がスタート。この曲ばかりはMay'nも思いっきり振り付きで歌唱し、ファンも合唱で返す。クラシックコンサートホールにも関わらず、普段のライブの雰囲気に近い演出もまた、ファンにとって特別な体験の一つであったに違いない。どの楽曲も、新たな魅力を発していたこの日のコンサート。初披露された「光ある場所へ」の歌声は深みのある大人な新たな一面を見せ、改めてCD発売後に聴き込みたくなる出来栄えだった。そしてMay'nには、来年1月からのアジアツアーも控えている。今度はライブハウスでのステージでどんな表情を見せ、どんな歌声を響かせてくれるのだろう。今回のコンサートの経験も糧にしてさらに進化したMay'nの姿を見られる日が、すでに今から楽しみで仕方がない。

<セットリスト>

1.もしも君が願うのなら
2.愛は振る星のごとく
3.今日に恋色
4.Grand Piano
5.Scarlet Ballet
6.オベリスク
7.ダイアモンド クレバス
<休憩>
8.妖精
9.アオゾラ
10.永遠
11.Belief
12.ノーザンクロス
13.夜明けのロゴス

<アンコール>
14.光ある場所へ(新曲)
15.May’n☆Space

■May'n公式サイト

初のオーケストラコンサート“May’n Symphonic Concert「TWENTY for SEVEN」”を開催したMay’n
“May’n Symphonic Concert「TWENTY for SEVEN」”より(1)
“May’n Symphonic Concert「TWENTY for SEVEN」”より(2)
“May’n Symphonic Concert「TWENTY for SEVEN」”より(3)
May’n「光ある場所へ」初回限定盤ジャケット
May’n「光ある場所へ」通常盤ジャケット
May’n

アーティスト

OKMusic編集部

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