感涙の理由は? 放課後プリンセス初
Zepp公演『放課後プリンセスライブ2
016 “PRINCESS STORY”』夜公演&戴
冠式を詳細レポート!

ここでは夜公演“~Miracle~”、および戴冠式の様子をお伝えする。


夜公演“~Miracle~”ライブレポート

放課後16時を境に、制服姿の学園アイドルから、ティアラを冠した気品あふれるプリンセス姿へと変身を遂げる放課後プリンセス。制服衣装で幕を開けた昼公演“~Twinkle~”を成功させた彼女たちは、18時に開幕した夜公演“~Miracle~”では、黄色のスカートが鮮やかに広がる白雪姫をモチーフにした衣装で登場。メジャー1stシングル『消えて、白雪姫』の披露から、物語の幕を開けた。


フランス王妃、マリーアントワネットをモチーフにした『純白アントワネット』など、放課後プリンセスらしいきらびやかな楽曲を披露する一方、ユニットコーナーではメンバーの中から選抜された山口、木月、舞花、関根の4人が、黒のレースが印象的なダンスルックに身を包んでのダンスも披露。オトナの表情でファンの目を釘付けにすると、引き続き登場した関根に加えて長澤、小島、そして放課後プリンセスへの昇格を目指している候補生見習いの堀井仁菜は、放課後プリンセスの妹ユニット・放プリユースとして1日限りの再集結へ。

長澤らの昇格によって、この4人ではこの日が見納めとなった『Smile×3 ~笑顔ずっと咲いたままで~』の披露でファンを喜ばせると、続いて9月26日に誕生日を迎える小島の誕生日を祝う『超HAPPY BIRTHDAY』、そして歌姫と称される舞花が圧倒的な歌唱力で聴かせたソロナンバー『My love song』と、可愛さだけではない、さまざな表情で客席を楽しませていく。

ユニット&ソロコーナーから終盤戦へと突入すると、ライブでは定番曲の『バカだね』、そしてメジャーデビューミニアルバムの表題を飾ったメモリアルソング『制服シンデレラ』と、立て続けに人気曲を披露。そしていよいよ、10月12日に発売を控える4thシングル『秘密のティアラとジェラート』のパフォーマンスがスタート。

不朽の名作映画「ローマの休日」で描かれた一日限りの冒険と恋を歌い上げるこの曲では、メンバーはローマの街へと繰り出したアン王女のお忍びの姿をイメージした姿に。はじめての体験に胸を高鳴らせる王女の姿を活き活きと描く曲中では、なんと映画ストーリーになぞらえて、放課後プリンセスが大変身!まるで魔法にかかったように、カラフルなスカート&キュートなスカーフを巻いたブラウス姿は、華麗なターンとともに一瞬でパールのような輝きを放つ高貴なドレス姿へと早変わり。パフォーマンスを見守るファンもひときわ目を輝かせる、絶対に見逃せないシーンとなっている。


そして変身を遂げた曲の最後には、一日限りの冒険と淡い恋を終えた王女が、本来の居場所へと帰っていく物語の結末を描くように、メンバー同士が互いの頭上へとプリンセスの証であるティアラを冠していく。

その後もキャッチーなメロディの『キミペディア』でますます会場を盛り上げると、放課後プリンセスのインディーズ時代を支えた楽曲『イチゴいちえ』、『古事記しか!』を、新体制となってリニューアルした振り付けで初披露。ファンの盛り上がりも最高潮に達する中、『私の右手 あなたの左手〜ぎゅってしたい〜』、そして放課後プリンセスが活動初期から大切に歌い継いできた代表曲『ジュリエット 〜君を好きな100の理由〜』で会場をひとつにし、ライブ本編を締めくくった。


その直後には、「放課後プリンセスが“Twinkle”“Miracle”の2チームに分かれて、チーム別での活動を開始!」「2017年3月、放課後プリンセス初となる東名阪福ツアー決定!」と、ふたつの重大発表もスクリーンを通して行われ、客席が驚きと期待に包まれる中、アンコールの拍手に応えてプリンセスたちが再登場。

アンコールでは、人魚姫の奇跡をモチーフにした前作シングル『青春マーメイド』から、『秘密のティアラとジェラート』へカップリング収録される新曲『FORZA OLE!』を初披露! イタリア語で「頑張れ」を意味する言葉、「FORZA」を冠したこの曲は、「ローマの休日」をテーマにした表題曲『秘密のティアラとジェラート』とはイタリアつながりの楽曲ともなっている。放課後プリンセス一の負けず嫌い・山口がセンターを務め、“FORZA!”の掛け声でエールを送るこの応援ソングは、今後のライブでも鉄板の1曲となりそうだ。

昼夜ともそれぞれ2時間を超えるステージで、制服からプリンセスへと変身して描くいくつもの物語、そして彼女たち自身の成長をも見せつけた放課後プリンセスたち。夢のような舞踏会は、感謝の気持ちをファンに伝えるかのように歌いあげた『ガチOnly You』で、会場全体へキラキラと輝く銀のテープが舞い降りる中で幕を閉じた。


戴冠式レポート

熱いライブを繰り広げた後は、放課後プリンセスへの新メンバー昇格を記念した戴冠式へ。昼夜2部を通してライブを楽しんだファンが見守る中、ステージへと『秘密のティアラとジェラート』のプリンセス衣装に身を包んだメンバー9名がそろって登場した。

まずはリーダーの小田桐が、昼夜2公演のライブそれぞれのコンセプトを「昼公演のTwinkleでは制服姿にカチューシャをつけて、また部活姿を意識したスポーティな新衣装も披露したりと、学園をイメージしたライブを行いました。そして夜公演のMiracleは、プリンセスに変身して皆さんと楽しみました」と振り返ると、副リーダーの舞花も「9人体制になって初のワンマンライブで、フォーメーションの変更や振り付けのリニューアル、そして『秘密のティアラとジェラート』のリリースに向けた準備期間も重なっている中でのリハーサルは大変でしたが、こうして今日みなさんの前でライブを成功させることができて、一緒に乗り越えたメンバーとは今まで以上のチームワークを築くことができました」と語った。

いよいよ戴冠式へと挑む前に、今回ティアラを授かることになった関根ささら、長澤茉里奈、小島まゆみの新メンバー3名へも質問が飛び、まずは長澤が「私は一度グループから解雇されていて、こうして正規メンバーになれるまで、最初の加入から3年ぐらいかかっちゃったんですよ(笑)。ファンの皆さんには心配をかけてしまっていたけど、こうして戴冠式をお見せできることで、少しはお礼できているのかな」と、ファンへの感謝をコメント。

そして今年8月の『TOKYO IDOL FESTIVAL2016』のステージ上で、3人揃っての昇格発表を聞いたときの心境を聞かれた小島は、「サプライズだったのでとても驚きました。でも、TIFというたくさんの方が観てくれたステージで昇格を迎えられたことは、私の人生にとって大切な1ページになりました」と笑顔を見せる。

さらに関根は、10月12日に発売される『秘密のティアラとジェラート』で初めて放課後プリンセスのCD楽曲へ参加したことについて、「この曲では嬉しいことに(小田桐)奈々さん、舞花さんとともに、私もメインボーカルを務めさせていただいています。まだ放プリを知らない方にも、この楽曲の世界観をもっと届けていけるように、これからの活動に励んでいきます」と、パフォーマンスにかける意気込みを語った。



先ほどまで笑顔を見せていた新メンバー3人が緊張した表情を見せるほど、どこか神聖な空気の中で始まった戴冠式では、小田桐が放課後プリンセスの象徴であるティアラを、新メンバーへと授けていく。この様子はフォトセッションコーナーとしてファンにも写真撮影が解禁され、ティアラを授けるその瞬間、そして頭上にティアラを輝かせた9名のプリンセスが揃った集合写真を、多くのファンがカメラへと納めていた。


ここで無事に戴冠を迎えた3人に向け、小田桐が手紙を読み上げるサプライズも。「ティアラを授けられて、これからプリンセスとして新しい物語が始まります。美しいプリンセスを目指してこれからも一緒に頑張っていきましょう…おめでとう!」と、激励の言葉が綴られた小田桐の手紙に、改めてプリンセスへの一歩を踏み出したことを実感した3人は「こんなにうれしいサプライズがあるなんて」と声を震わせ、瞳を輝かせて喜んだ。

きらめく物語を繰り広げた『放課後プリンセスライブ2016 PRINCESS STORY』の昼夜2公演、そして戴冠式までの一日を振り返って、最後は小田桐が「初めてのZepp DiverCity公演、たくさんの方がきてくれてすごく嬉しかったです。この9人のメンバー、そしてファンの皆さんと一緒なら、大きな目標である武道館を目指していけると思いました。これからも応援よろしくお願いします!」と語り、ファンの大きな拍手を受けながら戴冠式を締めくくった。

様々な物語を重ねながら、それぞれの魅力を最大限に発揮して新たな“PRINCESS STORY”を楽しませてくれた放課後プリンセス。10月12日のNewシングル『秘密のティアラとジェラート』発売に加え、初のツアー開催など新たなニュースも明らかとなった彼女たちに今後も注目だ。

(Photo: サトウテツオ)

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