刺激的なラブシーンと鮮烈な映像 行
定勲監督、園子温監督ら5人が挑む『
ロマンポルノリブートプロジェクト』
予告編

日活ロマンポルノは、映画製作・配給会社の日活が1971年にスタートさせた成人映画のレーベル。「10分に１回絡みのシーンを作る、上映時間は70分程度」などの一定のルールと、製作費などの条件を守れば比較的自由に映画を作ることができたため、若手監督たちの挑戦の場でもあった。村川透、根岸吉太郎、金子修介、石井隆ら現在も活躍する監督たちを輩出したことでも知られている。日活ロマンポルノの28年ぶりの新作を制作する『ロマンポルノリブートプロジェクト』には、「10分に1回絡みのシーンを作る」「全作品が同じ製作費」といった既存のルールに加え、「これまでロマンポルノ監督経験のない人」「オリジナル作品であること」が新たな条件として追加。行定勲氏、塩田明彦氏、白石和彌氏、園子温氏、中田秀夫氏ら5人の監督がメガホンをとる。

行定勲監督

塩田明彦監督



園子温監督

中田秀夫監督





公開された予告編では、塩田明彦監督の『風に濡れた女』、白石和彌監督の『牝猫たち』 、園子温監督の『ANTIPORNO』、中田秀夫監督の『ホワイトリリー』の4作品の映像が初公開。『風に濡れた女』では間宮夕貴と永岡佑の激しくぶつかるようすを、『牝猫たち』では井端珠里、真上さつき、美知枝らの力強い演技が印象的。『アンチポルノ』では鮮烈な映像と冨手麻妙の躍動感を、『ホワイトリリー』では飛鳥凛と山口香緖里のエモーショナルなセリフの応酬を垣間見ることができる。また、『ジムノペディに乱れる』での板尾創路と、芦那すみれ、岡村いずみら若手女優との刺激的なラブシーンなど、各作品ごとで監督の演出と俳優陣の個性のぶつかりあっているのがわかる。また、SMクラブのオーナー役の白川和子や、看護婦長役の風祭ゆきなども登場し、往年のロマンポルノファンも必見の映像に仕上がっている。

行定勲監督『ジムノペディに乱れる』は11月26日から、塩田明彦監督『風に濡れた女』は12月17日から、白石和彌監督『牝猫たち』は2017年1月14日から、園子温監督『アンチポルノ』は2017年1月28日から、中田秀夫監督『ホワイトリリー』は2月11日から新宿武蔵野館ほか順次公開。

なお、9月17日（土）からは、公開劇場で5作品共通の前売劇場鑑賞券も発売開始となる。5作品共通の前売劇場鑑賞券には1回券と、5回券の２種類があり、5回券の特典としてクラシック作品の名作タイトルロゴをステッカーにした激レアグッズが付属する。※メイン館の新宿武蔵野館は現在リニューアル工事中のため、新宿シネマカリテでの発売。





作品情報『ロマンポルノリブートプロジェクト』

©2016日活



『ジムノペディに乱れる』

©2016日活



2016年11月26日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督：行定勲 出演：板尾創路 芦那すみれ 岡村いずみ ほか
脚本：行定勲・堀泉杏 撮影：今井孝博 照明：中村裕樹 美術：相馬直樹 録音：伊藤裕規
編集：今井剛 音楽：めいなＣｏ．音響効果：岡瀬晶彦
©2016日活

『風に濡れた女』

『風に濡れた女』 ©2016日活


2016年12月17日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・脚本：塩田明彦 出演：永岡 佑、間宮夕貴 ほか
撮影：四宮秀俊 照明：宮永アグル 録音：日下部雅也 美術：竹内公一
編集：佐藤崇 音楽：きだしゅんすけ 音響効果：柴崎憲治
©2016日活

『牝猫たち』

『牝猫たち』 ©2016日活



2017年1月14日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・脚本：白石和彌 出演：井端珠里、真上さつき、美知枝、白川和子 ほか
撮影：灰原隆裕 照明：舟橋正生 録音：浦田和治 美術：田村隆司 編集：加藤ひとみ
音楽プロデューサー：和田亨 音楽：野村卓史 音響効果：柴崎憲治©2016日活

『ANTIPORNO』

『アンチポルノ』 ©2016日活



2017年1月28日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督・脚本：園子温 出演：冨手麻妙 ほか
撮影：伊藤麻樹 照明：藤森玄一郎 録音：伊藤裕規 美術：松塚隆史 編集：伊藤潤一
音楽プロデューサー：菊池智敦 音響効果：岡瀬晶彦
©2016日活

『ホワイトリリー』

『ホワイトリリー』 ©2016日活



2017年2月11日より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
監督：中田秀夫 出演：飛鳥凛 山口香緖里 ほか
脚本：加藤淳也 三宅隆太
撮影：近藤龍人 照明：藤井勇 録音：柿澤潔 美術：西渕浩祐 編集：青野直子
音楽プロデューサー：菊池智敦 音楽：坂本秀一 音響効果：柴崎憲治
©2016日活