The Super Ball、メジャーデビュー後
初ワンマンで最新曲「SKY」を初披露

サポートメンバーがスタンバイする中、佐々木陽吾(Vo, G)と吉田理幹(Vo, Pf)がステージに登場し、大歓声の中、ライブは路上時代から演奏しているおなじみのナンバー「笑顔のカバー」からスタート。2人が向き合い、アカペラの澄み渡ったハーモニーで会場を魅了し、やがてバンドサウンドへと移行。集まった約1.000人のオーディエンスから自然と手拍子が沸き起こった。


「ついにこの日がやってきました!1度しかない特別な記念日をこうしてみんなと迎えることができて本当に幸せだなと思います。一生、忘れない最高の思い出を作れたらなと思っています!」 吉田が挨拶し、「みんなで1つになりたい」と「シアワセ」ではフロアーの上手を佐々木チーム、下手を吉田チームの半分に分けてのハモリタイム。オーディエンスを巻き込んで会場に美しいハーモニーが響き渡った。



その後もピッタリ息のあった歌声とテンションで曲が披露されていき、オーディエンスも笑顔に。ユーモアたっぷりのMCでは、2年間の2人暮らしの中で1度も喧嘩をしたことがないという驚きのエピソードも明かされ、初の赤坂BLITZの天井を2人で見上げて「高いな〜」と感慨にひたる初々しい場面が会場をなごませた。

ライブ中盤では「夏にピッタリの曲を」とそれまで歌に専念していた吉田がピアノを弾き、清々しいメロディのサマーソング「キラキラ」を披露。アコギを弾きながら歌う佐々木とのコラボレーションで聴かせ、しっとりした切ないラブソング「秘密」ではオトナの顔も覗かせた。


そして10月より放送がスタートするTVアニメ『ナンバカ』のOP主題歌でもあるシングル「Rin! Rin! Hi! Hi!」(コラボユニット“ハシグチカナデリヤ hugs The Super Ball”名義)が10月19日(水)にリリースされることも報告。「ちょっとラウドな曲で新鮮だった」(吉田)、「初めて聴いた時は感動して“カッケー!”って」(佐々木)と新たな試みへの期待を煽りつつ、この曲は演奏しなかったものの、久しぶりにイチから2人で作ったという新曲「SKY」をこの日のサプライズとして初披露した。

「悔しいことや苦しいこと、辛いことや弱い心も全部味方にして羽ばたいていこうという曲です」という言葉と共にThe Super Ballらしい前向きなメッセージの曲が届けられると、場内は拍手に包まれた。


ライブ後半ではTVアニメ『不機嫌なモノノケ庵』のOPテーマに起用されたメジャーデビューシングル「トモダチメートル」が演奏、躍動感あふれるアッパーチューン「夢人島へGO!」ではオーディエンスがスパボグッズのタオルを振りまくり、会場は一体に。アッという間に過ぎた時間を惜しむ声があちこちから上がる中、ライブはデビューシングルに収録されている普遍的なメロディとメッセージが沁みてくる癒しのバラード「ココロのブランケット」で締められた。


アンコールでタオルを手に笑顔で登場した2人は楽しさのあまり、「最初からもう1回やろうか」と冗談を飛ばし、佐々木が「ありがとう! 理幹! この前、サラダパスタ勝手に食ってごめんね」と謝ると、吉田も「僕だって(陽吾が買ってきた)アイスよく食べるからさ」と謝罪。生活感あふれるやりとりで場内はすっかりリラックスした雰囲気に。


いつか47都道府県ツアーを実現させること、みんなをもっと笑顔にする曲を作っていくことを約束し、最後に送られたナンバーはThe Super Ballがずっと大切に歌い続けてきた2曲「はなうたのメロディ」と佐々木のギターソロがフィーチャーされた「君の目盛り」。全15曲を歌い、名残惜しそうな笑顔で立ち去る2人に温かく力強い拍手が送られた。

Photo:小財梨佐


2016年8月27日(土)@赤坂BLITZセットリスト
M1.笑顔のカバー
M2.tell me why
M3.ふたつのかげ
M4.シアワセ
M5.RUN
M6.キラキラ
M7.秘密
M8.SKY
M9.流れ星の街
M10.トモダチメートル
M11.夢人島へGO!
M12.ドリームキャッチャー
M13.ココロのブランケット
Enc.1はなうたのメロディ
Enc.2君の目盛り

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