CANDY GO!GO!、バンドを従えロックフ
ァンたちのハートを強奪! Zepp Tok
yo「GIRLS ROCK SUMMER SPLASH!! 20
16」で骨太パフォーマンス披露

CANDY GO!GO!と言えば「アイドロック」(アイドル×ロック)を旗印に活動中。普段からロックバント勝りのパワフルで豪快、かつ毒舌効いたMCをぶつけてゆくことから、アイドルファンの枠を超え、今や刺激的なロックを求める音楽ファンたちからも熱い支持を得ている。最近では、ロックバンド中心のイベント、中でもガールズロックバンド系のイベントへ登場する機会も多く、いろんな骨太/キュートなガールズバンド勢ともガチンコで勝負しては、強烈なインパクトと存在感をCANDY GO!GO!は与え続けてきた。


CANDY GO!GO!は、8月28日(日)にZepp Tokyoを舞台に行われたガールズロックバンドの祭典「GIRLS ROCK SUMMER SPLASH!! 2016」へ出演。このイベントへ登場するときのCANDY GO!GO!は、かならずバンドを従えてライブを行っている。この日の彼女たちも、骨太な音を叩きつける男たちを従え、ステージへ登場。


この日は、最新ナンバーの『ワンチャン☆サマー』と『endroll』をバンド演奏で初披露という話題性もあったが、一番のポイントとして伝えたいのが、生バンドを従え歌うことで、CANDY GO!GO!が提唱し続けている「アイドロック」の本質を存分に体感できたことだ。

この日演奏したのは、どれもロックな姿勢を満載した楽曲たち。中でも、『ワンチャン☆サマー』『endroll』『overdrive』『NERVOUS VENUS』の4曲は、90年代に起きたバンドブーム時に熱狂を巻き起こしたビートロック・スタイルを投影した曲たち。荒々しくも激しい演奏を背にしたことで、メンバー自身のテンションも何時以上に数倍増しに引き出されていた。何より、Zepp Tokyoという広いステージだからこそ、ダイナミクスなパフォーマンスがとても映えていた。


アクセル全開で暴走する嬉しい衝撃を与えた『Cinderella Call』や『絶対加速少女C』を通し、メンバーらのダイナミックな動きと迫力満載な歌声が胸へガンガン突き刺さってきた。広いステージを目一杯使い、迫力満載な動きで観客たちを熱く熱く挑発してゆく。これくらい広いステージこそが、今のCANDY GO!GO!には似合う環境だと改めて実感。エロく挑発してゆくセクシーなパフォーマンスと大人だからこその色気にもノックアウトされた気分。今の彼女たちには、生演奏の持つ生々しい情熱性が何よりも似合う音楽のユニフォームだと感じさせられたステージングだった。

去りゆく夏をグイグイ常夏へ引き戻すように情熱満載のもと披露した『ワンチャン☆サマー』では、灼熱の夏を連れてくるパーティロックを投影。『endroll』は、スリリングなギターの音が響き渡るバンドで演奏してこそ臨場感を増してゆく楽曲らしく、この日も、眼前へメンバーがせまってくる躍動を持って迫っていた。


スリリングなビートロックナンバー『overdrive』や『NERVOUS VENUS』を通し、観客たちを挑発。その歌声には、相手へ挑みかかり、ハートをガシッと奪い取ってやる野望にも似た情熱が漲っていた。

そう、この日のCANDY GO!GO!は、バンド演奏が似合うビートロック曲を並べ、これが「CANDY GO!GO!の描き出しているアイドロックなんだ」という姿を示してきた。終始、熱狂と絶叫が止まなかったように、興奮した空気が場内に火照り続けていた理由も納得だ。

ジャンルという枠を越え、情熱という魂を持って幅広い層の音楽ファンたちのハートを強引に奪い続けているCANDY GO!GO!。また、とんでもないセクシーなキャッツアイたちに成長したものだ。

                                      
TEXT:長澤智典

セットリスト
『Cinderella Call』
『絶対加速少女C』
『ワンチャン☆サマー』
『endroll』
『overdrive』
『NERVOUS VENUS』

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