ブロンクス生まれのレゲエ・ラップシ
ンガーMatisyahu、『Mayjah Rayjah
Music Fes』に登場!

Aloha! Natasha(ナターシャ)です。毎週火曜日にマウイ島からホットなisland Reggae(アイランドレゲエ)のHOTなニュースをお届けしています。
いよいよ来週末はカリフォルニア・サンホセで行われるアイランドレゲエフェス。サンディエゴから車で10時間かけていく予定です。道中すごく楽しみ!

今回は私の大好きなレゲエ歌手の一人、来日もしたことのあるNY生まれの敬虔なユダヤ教徒のレゲエシンガー、Matisyahu(マティスヤフ)のご紹介です。
本名はMatthew Miller(マシュー・ミラー)で、“Matisuyahu”は“神様からの贈り物”という意味のヘブライ語の名前。十代のころはユダヤ教ヘブライ語の学校に通い、ある日自分のルーツであるイスラエルのエルサレムを訪ねてから自分のルーツに感銘を受け、ユダヤ教のユダヤ人としてレゲエミュージシャンの道を歩くことを決めます。デビューのころはユダヤ人独特の黒スーツに黒帽子、クリクリ三つ編みヘヤー。安息日のある金曜日の夜はユダヤ教の教え通り働かず。ヘブライ語とHuman Beatboxをマスターしてレゲエトラップで独特な歌声で歌いこなす。歌詞はバカバカしいことは歌わず、世界的なポジティブな歌しか歌わない。そして、“ユダヤ教にはいくつか種類があるけど、ユダヤ教という箱中から飛び出して自分のユダヤ人を表現したい。”とインタビューでも答えています。

その後、独特な感性は各音楽業界でも売れっ子になり、いくつもヒット曲を飛ばしているけど、昨年、スペインのコンサートでパレスチナの住人に“エルサレムと宗教を音楽に持ってくるな!”と大抗議! スペイン政府はやむなくマティスヤフのコンサートを中止することになります。ところがスペイン政府は謝罪をし、2日後にマティスヤフはパレスチナの旗を振ってステージに登場。パレスティナもイスラエルもカソリック教徒も沢山の人がやってきたそうです。

そして数日後、エルサレムに現れたマティスヤフは、戦争をしている地区に行き、「アメリカで育ったユダヤ人は君たちの戦争なんてどうでもいいんだ。イスラエルからもパレスティナからもみんなこの日は一緒になって楽しもうぜ!エルサレムは僕の故郷だ!」と。その後、エルサレム市長から感謝状が贈られたそうな…。

私のすぐ上の兄はマティスヤフのコンサートでステージに上がって一緒に歌ったことがあるのよ。会場にいた私はびっくり!マティスヤフのユダヤ教スタイルのレゲエ~是非聴いてみてね。

Mahalo

著者:ナターシャ

OKMusic編集部

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