「たぶんグ×ーン・デ×？？」謎の覆
面ガレージバンド、フォックスボロ・
ホットタブスがアルバム・リリース

キンクス〜トミー・ジェイムス＆ザ・ションデルズといった60年代ガレージ・ロックの雰囲気を醸し出した謎のバンド、フォックスボロ・ホットタブス＜Foxboro Hottubs＞が今アメリカでブレイクの兆しを見せている。

昨年12月突如ウェブ上にホームページを立ち上げた彼ら。フリーダウンロードで自分達の楽曲６曲を公開していたが（現在は削除）あの“超大物ポップ・パンク・バンド”のヴォーカリストに声が似ているとの多方面からの口コミにより、その中の１曲「Mother Mary」が＜Billboard＞のモダン・ロック・チャートで16位まで上昇するスマッシュヒットを記録、５月20日（火）にはアメリカでアルバム『Stop Drop And Roll』がリリースされることも決定している。

レーベルはグリーン・デイと同じ、リプリーズ——ということで、覆面バンドといいつつバレバレ、これはグリーン・デイの別名義プロジェクト。

メンバーは、グリーン・デイのツアーメンバーであるジェイソン・ホアイト、ジェイソン・フリースとマイク・プリッチャード（マイク・ダーントの本名）の２人とフランク・エドウィン・ライトIII（トレ・クールの本名）、ストリキニーネ・トゥウィッチ（たぶんビリーだろう……）の５人、彼らが『アメリカン・イディオット』（2004）に続く作品の制作に煮詰まったときに、自分達をリフレッシュする意味を込めて８トラックでのレコーディングを軽い気持ちでスタート。とはいえ、これが実に秀逸な出来となっており、彼らの音楽的ルーツを知る上でも重要な一枚になりそうだ。

このフォックスボロ・ホットタブスのアルバム、日本でのリリースも６月25日（水）に決定。メンバー達は「グリーン・デイのツアーで前座をしたい！」と公言しているそうなので、グリーン・デイ＋フォックスボロ・ホットタブスのカップリング・ツアーが実現する日も近いかもしれない。