日本の原発事故を受けアメリカの大物ミュージシャンたちが反原発コンサートを開催 Listen Japan

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ジャクソン・ブラウンら大物ミュージ
シャンたちが反原発コンサートで声明
を発表<Part2>

『Musicians United for Safe Energy(安全なエネルギーを求めるミュージシャン連合)』により開催された8月7日「M.U.S.E. Benefit For Japan Relief」チャリティ・コンサート。敢えて広島と長崎へ原爆が投下された日の間を日程に指定し、原発事故だけでなく核兵器を含めた核の廃絶を明確にクリーンエネルギーの推進をアピールした今回のイベント。後半はオーリアンズのメンバーで現在、米下院議員でもあるジョン・ホール、そして新世代からジェイソン・ムラーズ、アメリカ在住のシンセサイザー奏者、喜多郎からのコメントを紹介したいと思う。
ジョン・ホール(ミュージシャンであるとともに米下院議員)
「我々はもう一度重要な選択肢に向かい合う必要がある。その選択肢とは、我々はクリーンで再生可能なエネルギー源に投資するべきか、それともわれわれの地球を住めなくする汚れた致命的な古い技術を補償し支援するため納税者の金を使い続けるのか、である。」
ジェイソン・ムラーズ
「例えニュースの題材が福島の災害から別のものに変わったとしても、これは長期に渡り影響を与えるだろう巨大で世界的なエネルギー災害であることには違いない。このショーの一員となることで、日本を支援し、安全かつクリーンな代替エネルギーへの関心を呼び起こすことが出来れば嬉しい。」

喜多郎
「日本を支援してくれる世界の全ての人と、互いに助け合う全ての日本人に感謝する一つの方法として今回のコンサートに参加した。原子力の替わりとなるクリーンなエネルギーへの転換を考えるべき時期である」

今回のコンサートのステージは太陽エネルギー、バイオディーゼル、風力技術を使うクリーンな代替エネルギー源による統合電源システムや、エネルギーを節減できるGRNLite LED照明を使用。会場のショアライン・アンフィシアターは米国では最大のグリーン電力認証済みコンサート会場としても知られている。

ネットでの中継を含めアメリカ国内ではかなり大きく取り上げられた「M.U.S.E. Benefit For Japan Relief」チャリティ・コンサートだが、被災国である日本では、残念ながら彼らのメッセージが、メディアなどを通じ全くといって伝えられていないの現状である。
なおコンサートの収益は、東日本大震災復興支援、および非核の安全な代替エネルギーを推進する世界中の組織に贈られる。さらに「M.U.S.E.」は継続して募金活動を呼びかけている(musiciansunited4safeenergy.com/)。
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