【連載コラム】稚菜、ゆずの「栄光の
架け橋」をカバー

コラムの時間がやって参りました。
皆様、こんばんは。

今日の一曲はこちら。
ゆずの「栄光の架け橋」
小さい頃から聴いていた大好きなお二人の後ろで、日本武道館でコーラスをさせて頂いた事がある。
あの時は間近で聴かせていただき、鳥肌と涙が止まらなかったのを今でも覚えています。
こんな歌い手になりたい!そう強く意識させてもらった瞬間。
特にこの曲は私の大好きな曲で、聴くたびにちょっと泣きそうになる。
卒業式で定番の曲となっています。
私の卒業式でも吹奏楽部が演奏していたし、この時期学校などの横を通るとよく聴こえてくる。
是非聴いて頂けたら、と思います。
卒業式。
私が鮮明に思い出せるのは中学の記憶だ。
…何故なら、唯一出ていない卒業式だから。
別に不良だった訳ではない、寧ろ真面目過ぎる人間だった方だ。笑
簡単に言えば、高校の二次試験の時期とかぶっていた事。
そして、いじめがあったから。
昔から、そして今もなくならない問題だな、と思う。
消極的で、人見知りで、自分の意見を全く言わなかった少女時代。
その私が初めて自分で意志を示した行動。
それが、もう学校に通わないつもりで、卒業式の何日か前に学校でその相手に啖呵を切って帰って来るという。笑
多分びっくりされたと思う。
つまり逃げるが勝ち、だ。笑
今でも私はこの判断が決して間違っているとは思っていないし、そうして良かったと思っている。
向き合わなければならない事も沢山あるけれど、向き合わなくてもいい事も沢山ある。
逃げるのは悪い事なんかじゃない。
自分が真っすぐ歩ける様、背中を向けたっていい。
今こうやって笑って話せるのは、今があるからだ。
当時はもちろん辛かった。
でも、おかげで人の痛みに気付き、人の心を思いやれる様になった。
そんな人間に育ててくれたのは、間違いなくあの時のそんな経験があったからだ。
だから私は、過去の事は隠さない。
今、私には大事な仲間や友達が沢山周りにいてくれる。
そして心から大好きだと思える人がいるから生きている。
歌う、という自身の生き甲斐を見つけたから生きている。
楽しい世界がある事を知ったから生きている。
辛い事があったら、嬉しい事も必ずやってくる。生きてさえいれば。
人生半分半分。
だから苦しい時を過ごして来た人、今この瞬間辛い時を過ごしている人には、
この先明るい幸せな事が待っていると思っていて欲しい。
耐える事も大事、でも力を抜く事も大事。
そうすれば、笑う神様が訪れる。
少なくとも、私と出逢ってくれた人にはそう思ってもらえる様な時間を一緒に過ごしていると思っています。
あなたの未だ見ぬこの先に、いつまでも寄り添っていけたら、そう思うのでした。

著者:稚菜

OKMusic編集部

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