亀梨和也主演「怪盗 山猫」第7話。ウ
ロボロスの黒幕の正体は？　

亀梨和也主演「怪盗 山猫」。第6話に引き続き、原作第2巻の『怪盗探偵 山猫　虚像のウロボロス』が下敷きです。ウロボロスの目的と、彼らを操る黒幕の正体がわかる“解決編”となるはず。未だに正体のわからないユウキテンメイですが、そろそろ新たな動きがあるかもしれません。

勝村（成宮寛貴）を警察病院から救出することに成功した山猫（亀梨和也）。病院をウロボロスが急襲したことから、山猫はウロボロスの黒幕が都知事の藤堂（北村有起哉）だと確信します。

前回、カジノ計画を進めている藤堂に、侠武会組長の中岡（笹野高史）が協力を申し出ると言うエピソードがありました。これを藤堂はきっぱり断ります。

カジノで収益を上げたい藤堂にとって、裏社会の侠武会とアジアン・マフィアのサーペントはどちらも邪魔な存在。なので、お互いを潰し合わせるために、ウロボロスを作り出したのではないか、というのが山猫の推理なのです。

たしかに、杏里が言っていた「誰が一番得をするかを考えてみたら自ずと答えがわかる」という条件にもぴたりと当てはまります。

しかし、そんな藤堂のところに、ウロボロスから粛清の予告が入ります。これは自演なのか。ホンモノなのか。新たな謎の誕生です。

そんな山猫の推理をよそに、侠武会とサーペントの関係は日を追うごとに悪化していきます。

とうとう侠武会の幹部3名が射殺されるという事件が発生。背後にサーペントが動いた、と信じる侠武会。もう両者は一触即発。ギリギリの状況です。

一刻も早く、ウロボロスの黒幕は藤堂であることを示さなければ。焦る山猫ですが、藤堂は自分こそがウロボロスから命を狙われている、とマスコミに大々的に発表します。メディアの使い方がうまい藤堂。元ニュースキャスターの経験が生きているのでしょうか。

警察病院から脱走したことで、今や完全に犯罪者の仲間入りをした勝村。その勝村を執拗に捜しているのが、執念の刑事犬井（池内博之）です。以前、山猫が警察に代わって建設会社の不正を世に広く暴いたために、その建設会社の社長家族は悲劇に見舞われ、幼い子どもがひとり残されるという苦い過去がありました。義賊を気取った山猫のせいで、子どもの母親は自殺したと憤る犬井は、彼なりの正義感を持った人物なのです。ただのがさつなブルドッグ刑事ではなかったのですね。

勝村のいる先にはきっと山猫がいるはず。犬井の狙いはそこでした。このままでは、またしても猫と犬の追いかけっこになりそうです。そこにからむのは、自分の尾を呑み込む蛇ウロボロス。

ウロボロスの黒幕の正体の解決編である今回のエピソード。併せてユウキテンメイの正体や、彼の部下の殺し屋であるカメレオンの正体も、進展があるか気になるところ。杏里はどうなる？　関本は味方？　まだまだ謎は多いです。

「怪盗 山猫」第7話は2月2７日（土）夜9時より、日本テレビ系にて放送予定。今回の放送では、山猫から「3文字のキーワード」が伝えられます。詳しくはHPトップにある「山猫の予告状」をチェックです。

ドラマ「怪盗 山猫」公式サイト（http://www.ntv.co.jp/yamaneko/index.html）