N.E.R.D. 試聴会での模様

N.E.R.D. 試聴会での模様

N.E.R.D緊急移籍! 移籍第1弾アルバ
ム試聴会で自ら曲解説

4月7日(月)、ユニバーサル・ミュージックにてN.E.R.Dのニュー・アルバム『シーイング・サウンズ』の試聴会が行われ、ワールド・ワイドでのインタースコープへの緊急移籍が発表された。この日は来日中のN.E.R.Dのメンバー(チャドをのぞく)が同席し、以下のようなファレルによる曲紹介付きでアルバム収録曲12曲中10曲が披露された。

まわりにいるいくらポジティヴなことをいってもそれをネガティブにとらえてしまう人っているでしょう?これはそういう人に触発されてつくった「キルジョイ」という曲。次の曲は友人同士だったプラトニックな関係の男女が、その友情が崩れて恋愛にさしかかろうとしたときに、この先何があっても笑えるようになるよ、と男が言うという曲「ラーフ・アバウト・イット」。ADHDという症状を持っている子供についての曲で、企業で成功している多くの人はADHDの症状があり、君たちはすばらしい才能を持っているんだよ、と子供たちを勇気付ける曲「アンチ・マター」。自分たちがショウの中で音楽を通してファンにエネルギーを伝えたい、といったことを曲にした「スパーズ」。窓からのぞいてブラジャーとか下着を見るということをうたった「ウィンドウ」。「スーン・オア・レイター」はおそかれはやかれという意味で、各ヴァースごとに物事を当たり前のように捉えてしまうことについてうたっている曲。おそらくこの曲がもっとも高揚感のある曲をいつもいれている7曲めに入る予定。「イェー・ユー」という曲は俺が実はストーカーにあっていて、それは実は日本でなんだけれど、日本で客席をフト見てもその女の子がこんな風に手を振っているんだ(目を見開いて手を振る)。その子がこの曲をつくるきっかけをくれたんだ。「ユー・ノウ・ワット」は、立ち入ってはいけないところに立ち入ってしまったらそこがとてもよかったという曲。ぜひ女子に聴いて欲しい「タイム・フォー・サムアクション」。今回のアルバムのリード・トラックとなる「エブリワン・ノウズ」。
また、新作のプロモーション・ビデオは2段階を考えていて、最初に出すものは彼らのライヴ映像を編集したものになるそうだ。それはN.E.R.Dの本質はライヴにあるということをファンに知ってほしいということだと語っており、アルバム・タイトルの『シーイング・サウンズ』(音をみる)ということにもつながっているのかも知れない。試聴終了後に見せてくれた今回のアルバムのジャケットは、大きなゴリラのような怪獣の前にファレル、チャド、シェイの3人が立っているというもの。目の前の怪獣(音)の前ではまだまだ自分たちはちっぽけな存在である、ということを表しているそうだ。

移籍第1弾となる本作はアメリカで6月10日(火)のリリースを予定しており、日本もそれと同時期の先行発売を検討中とのこと。大ヒットを記録した2ndアルバム『フライ・オア・ダイ』から4年ぶりのアルバム、ヒップホップを通過して再構築されたN.E.R.Dのつくるロックはさらに進化を遂げている!!

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