森雪之丞

作詞家・詩人（など多数）、森雪之丞。彼の経歴を丁寧にさらうと、それはそれはぼう大な字数になってしまう。
上智大学在学中から渋谷でライヴを始め、同時にプログレッシブ・ロック・バンド四人囃子のゲスト・シンガーとして歌うようになる。大学中退後の75年に作詞・作曲家としてデビュー。86年には11人編成の劇的舞踏バンド＝マイティ・オペラを結成、アルバムをリリースした。
80年代には先鋭的な詞世界を築く作詞家として、シブがき隊、斉藤由貴、浅香唯などのヒット・チューンに携わる。その後、布袋寅泰、桑田佳祐、高橋幸宏、hide、氷室京介など、多くのアーティストから熱烈な支持を受け、多角的ブレーンとしての作詞活動、プロデュース・ワークを繰り広げることになった。
——独創的な美学で比類なきスタンスを確立した雪之丞は、現在もなお、アグレッシヴに活動し続けている。