【RADWIMPS】『RADWIMPS 絶体延命ツアー』2011年4月29日 at さいたまスーパーアリーナ<\/div>
聴く度にカーッと胸の奥の方が熱くなり、速度を上げてドクンドクンと脈を打つ。自分が今ここにいることの確証を得られたような安心感に包まれ、聴き応えのあったアルバム『絶体絶命』。二年という歳月を経て誕生した同作は、比類のないRADWIMPSの音楽性をさらに研ぎ澄ました傑作だ。どう足掻いても“自分はひとり”ということに変わりはなく、どの曲からも孤独は見え隠れする。しかし、そこに対して不安は感じない。孤独の先に無限に広がる、もっと自由な世界が見えるから。切っても切り離させない“生と死”の下、慈しみ合う美しさがひとつひとつの音、ひとつひとつの言霊にしっかりと宿っていた。<\/div><\/a>