Sarah Vaughan
9608 views
0
フォロワー
Sarah Vaughanサラ・ヴォーン
ビリー・ホリデイの後を継ぐ、女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家の一人、サラ・ヴォーン。3人のなかで最も深み/粘りのある声を披露し、その大柄な体格から生み出される声量はオペラ並みだった。ユッタリ/タップリ謳うその様は、まわりの空気/雰囲気すべてを呑み込み、たゆまぬ流れを湛える大運河のようである。そんな彼女を当時の聴衆は、ジャズ・ヴォーカリストの枠を超越した“ザ・シンガー”と賞賛した。
24年ニュージャージー州生まれのサラは、45年にソロ歌手としてデビュー。その後、47年〜51年までダウンビート誌の女性歌手部門で1位の座をキープした。年代別に彼女の代表作を追っていくと、49年〜53年の<CBS>時代には、マイルス・デイヴィスとのセッションを含む『イン・ハイ・ファイ』や、ベスト盤ともいえる『アフター・アワーズ』が一押しである。また54年〜59年の<マーキュリー>時代は高水準な演奏が多く、クリフォード・ブラウンやキャノンボール・アダレイとの共演盤もあるが、特にカウント・ベイシー楽団をバックに従えた『ノー・カウント・サラ』が素晴らしい。そして70年代の作品においては、中野サンプラザでのライヴ盤『ライヴ・イン・ジャパン』が群を抜いている。——78年に<パブロ>に移ってからの作品では、『クレイジー・アンド・ミックスト・アップ』が注目作。ここでは超ド級スタンダードの「枯葉」を、彼女らしいニュアンスでユニークに謳いあげているのが興味をそそる。——90年死去。
24年ニュージャージー州生まれのサラは、45年にソロ歌手としてデビュー。その後、47年〜51年までダウンビート誌の女性歌手部門で1位の座をキープした。年代別に彼女の代表作を追っていくと、49年〜53年の<CBS>時代には、マイルス・デイヴィスとのセッションを含む『イン・ハイ・ファイ』や、ベスト盤ともいえる『アフター・アワーズ』が一押しである。また54年〜59年の<マーキュリー>時代は高水準な演奏が多く、クリフォード・ブラウンやキャノンボール・アダレイとの共演盤もあるが、特にカウント・ベイシー楽団をバックに従えた『ノー・カウント・サラ』が素晴らしい。そして70年代の作品においては、中野サンプラザでのライヴ盤『ライヴ・イン・ジャパン』が群を抜いている。——78年に<パブロ>に移ってからの作品では、『クレイジー・アンド・ミックスト・アップ』が注目作。ここでは超ド級スタンダードの「枯葉」を、彼女らしいニュアンスでユニークに謳いあげているのが興味をそそる。——90年死去。
Sarah Vaughanのニュース
- DIGLE MAGAZINE2021年11月10日
- PARTY CHANNEL(パーティーチャンネル)2020年06月03日
- Spincoaster2020年01月27日
曲・アルバム
Summery Jazz
2016年08月10日リリース
アルバム・7曲- 1 Slow Hot Wind
- 2 Summer Song
- 3 Summer In the City
- 4 Summer Samba
- 5 Shoeless Beach Meeting
- 6 A Summer Afternoon
- 7 Pebble Beach
Summery Jazz
Summertime
2016年05月20日リリース
アルバム・11曲- 1 Happiness Is Just a Thing Called Joe
- 2 I've Got a Crush on You
- 3 April In Paris
- 4 Cherokee
- 5 Embraceable You
- 6 September Song
- 7 I'm Glad There Is You
- 8 He's My Guy
- 9 You're Not the Kind
- 10 Jim
- 11 It's Crazy
Summertime
Fever
2016年04月29日リリース
アルバム・8曲- 1 I've Got a Crush on You
- 2 April In Paris
- 3 Cherokee
- 4 You're Not the Kind
- 5 It's Crazy
- 6 I'm Glad There Is You
- 7 Jim
- 8 Embraceable You
Fever
Shake-O-Rama
2016年04月18日リリース
アルバム・4曲- 1 Mama (He Treats Your Daughter Mean)
- 2 Gazackstahagen
- 3 My Book
- 4 Doop Doop a Walla Walla
Shake-O-Rama
Live At Rosy's
2016年03月25日リリース
アルバム・22曲- 1 I'll Remember April
- 2 Sarah's Blues
- 3 Like Someone In Love
- 4 Send In the Clowns
- 5 Time After Time
- 6 East of the Sun (And West of the Moon)
- 7 My Funny Valentine
- 8 Band Intro
- 9 Fascinating Rhythm
- 10 A-Tisket, A-Tasket
- 11 A Lot of Livin' to Do
- 12 I Got It Bad (And That Ain't Good)
- 13 Everything Must Change
- 14 The Man I Love
- 15 I Remember You
- 16 Poor Butterfly
- 17 I Fall In Love Too Easily
- 18 I Could Write a Book
- 19 Ending Theme
- 20 Somebody Loves Me
- 21 Watch What Happens
- 22 If You Went Away (Preciso Aprender a Ser Só)
Live At Rosy's