Jack Bruce

2095 views

    Jack Bruceジャック・ブルース

    クリームのベーシスト、ヴォーカリストとしてのキャリアが一番有名かもしれないが、この人も長きに渡って実にさまざまなバンド、音楽性に携ってきている。プロ・デビューは62年のアレクシス・コーナーズ・ブルース・インコーポレイテッドで、ここで既に後にクリームで一緒となるジンジャー・ベイカーと知り合っている。その後は、アメーバのように増殖を繰り返すロック・レヴォリューションの波にそのまま乗る形で縦横無尽(過ぎるほど)にバンド遍歴を重ねていく。
    60年代中盤はマンフレッド・マンとブルース・ブレイカーズを掛け持ち。この頃、エリック・クラプトンと出会い、マネージメントの強い後押しもありクリームを結成。英米でナンバー・ワン・ヒット・アルバムを出すスーパー・グループとなる。しかし2年あまりで解散。すぐさまソロ・アルバムに着手する一方、ジャズ畑のニュー・ライフタイムにも加入。73年には、元マウンテンのメンバーらとウエスト、ブルース&レイングを結成し、再びブルース・ロック・シーンに戻る。継続してソロ・アルバムやツアーも行い、サイモン・フィリップスやミック・テイラーといった豪華メンバー揃いのソロ用バンドをもっていたこともあった。80年代はセッション・ワークも多かったが、日本人ギタリスト鈴木賢二とのセッション・バンドやロビン・トロワーとの新バンドを結成していた時期もある。
    93年には「ロックの殿堂」式典で、25年ぶりにクリームの3人で演奏。同年に50歳記念ギグも行われ、かつての盟友たちが顔を揃える中、若手グループからの出席者も数多く、その中からゲイリー・ムーアとクリームのナンバーをセッション。そのまま翌年のBBM結成へと繋がっていく。——その後も、ニューエイジ・ミュージック的なソロ・アルバムをリリースするなど、多作ぶりには目を見張る人なのである。 (小池清彦)

    Jack Bruceのニュース

    Jack Bruceの連載コラム

    曲・アルバム

    • Live In America

      2007年04月30日リリース
      アルバム・11曲

      • 1 Theme from an Imaginary Western
      • 2 Dancing On Air
      • 3 Morning Story
      • 4 Traintime
      • 5 Clemson's Blues Solo
      • 6 Politician
      • 7 Escape to the Royal Wood (On Ice)
      • 8 Hit and Run
      • 9 Face Lift 318
      • 10 Born Under a Bad Sign
      • 11 White Room

      Live In America

    • Legends of Rock: Live At Castle Donington

      2007年04月01日リリース
      アルバム・14曲

      • 1 The King Returns (Live)
      • 2 White Room (Live)
      • 3 Little Wing (Live)
      • 4 Doctor Doctor (Live)
      • 5 All Along the Watchtower (Live)
      • 6 Sunshine of Your Love (Live)
      • 7 Sky Overture (Live)
      • 8 Aranjuez (Live)
      • 9 Let It Roll (Live)
      • 10 Trail In the Wind (Live)
      • 11 Midnight Train (Live)
      • 12 Fireworks Jam (Live)
      • 13 Rock Bottom (Live)
      • 14 Spoonful (Live)

      Legends of Rock: Live At Castle Donington

    Jack Bruceの画像