【TOC】『TOC LIVE TOUR 2017 過呼吸~アンコール~』2017年3月3日 at 恵比寿LIQUID ROOM
ソロ活動のTOCとHilcrhymeのTOCとではそれぞれにコンセプトは異なるだろうが、それは氣志團の綾小路翔とDJ OZMAとのような、キャラクターのドラスティックな変化ではなく、ユニットとソロがシームレスにつながっているように見えるのは私だけではなかろう。そして、そこが何ともTOCらしいところであると思う。ソロではHilcrhymeに比べてメロディアスさが鳴りを潜め、ハードなラップスタイルが前面に出た印象ではあると言われているし、それは確かに一理ある。だが、これ見よがしな印象はない。例えば、「BirthDay」や「Ray」。ともにラップは高速で、トラックのエッジも立っているが、決してキャッチーなメロディーがないわけでもないし、十分にポップでもある。2ndアルバム『SAFARI PARK』のジャケ写でトレードマークのサングラスを外したものの、その後のアー写、ライヴでは着用していることからビジュアルもほとんど変わらない。